書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

今週のコメントしない本

2006年11月25日 | 
 今週は思い切ってダラけてみました。

①感想を書くには目下こちらの知識と能力が不足している本
  該当作なし

②読んですぐ感想をまとめようとすべきでないと思える本
  張承志 『回教から見た中国 民族・宗教・国家』 (中央公論社 1993年4月) 〈再読〉
  張承志著 梅村坦編訳 『殉教の中国イスラム 神秘主義教団ジャフリーヤの歴史』 (亜紀書房 1993年10月) 〈再読〉

③面白すぎて冷静な感想をまとめられない本
  吉田光邦 『お雇い外国人』 ② 「産業」 (鹿島出版会 1979年5月第2刷)

  高坂正堯著作集刊行会編 『高坂正堯著作集』 第八巻 「一億の日本人」 (都市出版 2000年11月) 

  ルディ・カウスブルック著 近藤紀子訳 『西欧の植民地喪失と日本 オランダ領東インドの消滅と日本軍抑留所』 (草思社 1998年9月)
  昭和戦争文学全集編集委員会編 『昭和戦争文学全集』 4 「太平洋開戦―12月8日―」 (集英社 1964年8月)

  読売新聞社編 『昭和史の天皇』 7 (読売新聞社 1976年5月第11刷)

  ジェーン・フォンダ著 石川順子訳 『ジェーン・フォンダ わが半生』 上 (ソニーマガジンズ 2006年3月)

④参考文献なのでとくに感想はない本
  石平 『私は「毛主席の小戦士」だった ある中国人哲学者の告白』 (飛鳥新社 2006年10月)

  小和田哲男 『戦争の日本史』 15 「秀吉の天下統一戦争」 (吉川弘文館 2006年10月)

  宇野千代 『宇野千代聞書集 人形師天狗屋久吉・おはん ほか』 (平凡社 2002年2月)

  森留美子 『母よ、友よ、広野で眠れ 葛根廟事件の真相』 (日中出版 1988年8月)
  家永三郎 『戦争責任』 (岩波書店 1985年8月第二刷) 〈再読〉

  金在南 『鳳仙花のうた』 (河出書房新社 1992年11月)

  野崎和義編著 『改訂新版 人権論入門 対話で考える私たちの暮らしと法』 (日中出版 2002年4月改訂新版第1刷)

⑤ただ楽しむために読んだ本
  松本清張 『昭和史発掘』 13 (文藝春秋文春文庫版 1995年8月第5刷)

  ナギーブ・マフマーズ著 塙治夫訳 『現代アラブ小説全集』 4 「バイナル・カスライン 上」 (河出書房新社 1988年11月新装版)


 この「ダラける」とは、折りに触れ感じたり考えたりすることを、強いて言葉で明確に表現しようとしないことです。
 ではまた来週に。