年金問題は教育問題

2007-06-14 08:38:07 | 塾あれこれ

昨日デパ地下で豆腐と竹輪、それぞれ半額に値引き
というのを買って帰ろうとしたときです。
(デパ地下といっても五日市の福屋は
 スーパーのようなものです)

フロアーの隅に公衆電話があります。
オジイサンが大きな声で話していました。
「年金番号も言うたほうがええ?」
辺りに響くような声で数字を読み上げられました。

フリーダイアルは公衆電話が掛かり易いという事で
デパートまで来て電話をされたのでしょう。

それにしても年金番号を大声で言って大丈夫かな?


そんなお年寄りにまで心配をかける年金問題です。

政治家も評論家も一般の国民をよく分かっていない
のでしょう。
他にも重要な課題があるとノタマウ。
知ってるよ、それくらい。
バカにしちゃいけません。

でもね、収入も蓄えもゆとりのない多くの人には
年金の重みが違うのです。
つまり「年金こそが国家である」のです。

憲法も大事でしょう。
でも、それどころではないのです。

そのような年金をまったくズサンに扱われたから
怒りかつ不安に思っているのです。
この国はいったいどんな国家なんだろう。

強制的に金を取って、運用はブラックボックス
お役所仕事で行き詰まると
「これからは国民の方を向いて働きます」
だと。
今までどこ向いてた?

願わくは国立ねずみ講にはなりませんよう。


一番の心配は若者が国家を信用しないことで
しょう。

また我々にとっては教育をどうするか、問題です。

子供に今のこの国や社会をどう教えます?
きちんと勉強してどんな大人になれと?

年金を支える人間より取る方がリッチな国。

「役人の側に立つために勉強しろ」となるのか?


大人がきちんとしていないで子供に何を要求できる
のでしょう。

大人はこんなにダメだから君達は理想を目指せ、と
教えるのでしょうか?
人を信用するな、でしょうか?

子供たちにえらそうに説教すると
まず隗より始めよ、と言われそうです。