名刺を出すという仁義を切らないと現代日本では
仲間に入れていただけないかも、の続きです。
自分の世界だけで流通する固有の形式的な流儀
であって集団への入り口での挨拶であるということ
が名刺と仁義に共通していることです。
その儀礼を行わないと認知されないどころか
儀礼の形もきちんとしていなくてはなりません。
新入社員は名刺のお作法を習わされますよね。
動作の順番から体の角度から
・・仁義でしょう?
一つの立派な文化ではありますが、欠点はその履行を
見さかいなく迫るところでしょう。
外国人には甘い、という島国「文化」がここにもある
ことも興味深いものです。
名刺を持たなくても「しかたない」
そのガイジンさんが日本風名刺の作法に通じていると
皆さんお喜びになりますねえ。
まあそんな「名刺の常識」に強く捕らわれているのが
日ごろソレを介して威張ることの出来ている人です。
学校のエライかたにもしばしば見うけますので
塾業界に入ったばかりの若い方は要注意です。
自分の考えがあって、名刺を出さなくて可、などと
考えているタイプの人は誤解をうけます。
「若いから常識を知らぬ」
「やはり塾など」
と思われるオソレが強いのです。
{未じゅく者}に見られないように気をつけましょう。
◎
先ごろ同一の人物から1ケ月の間に2度名刺を出され
ました。
(ははん、前のをお忘れか)
あり難く頂戴致しました。
「先日頂きました」では失礼に思われるかもしれませ
んから。
それで2度メイルを差し上げました。
ん?返事がない。
しばらくして思い当たりました。
もしかすると何か気に要らないことがあり、
承知の上で再度名刺を下されたかもしれない。
原因らしきものは・・
「殿」
長のつくお方だったので「○○長 殿」とメイルを
していたのでした。
「物を知らない奴」に注意を喚起されたのでしょう。
日経新聞の購読者かもしれないですね。
◎
自分の考えだけで行動していた自分を反省です。
申し訳ございません。
名刺を持つべきかなあ?
でも、自分が仁義きる姿はカッコ悪くてねえ。