昨日は規模が大きい進学塾の話でした。
(書くのに結構時間がかかる事柄ですね)
○
次に規模がそれほどではない塾の場合。
テストがあり下位で入塾したときはどうでしょう。
例え能力別編成になっていても大手塾ほどの細かい
クラス分けはできません。
もちろん各塾で工夫をこらされています。
ただやはり仕組みというよりも「目が届き易い」と
いう無形のことが一番のウリになると思います。
しかしこれは決定打にはなりにくいですよね。
大手塾も先生次第で目が届くことも十分にあります
から。
小さい方が目が届くのならば、より小さい方が有利
になります。
成績が上がり難ければ、やはり流動性が・・
個別対応は仕組みとして目を届き易くしたものとも
いえます。
ただし、力がない講師では「個別」でも効果は
あがりません。
本当に見ているか、怪しいのです。
個別指導が頭打ち状態になった原因の一つです。
◎
合格率を誇る塾の場合。
予め点数の出そうにない生徒は断るハズです。
通り難い子まで引きうけて合格率が高いという
ことは通常考えられませんから。
塾に入る時点では数字が出ていないが何らかの
データで伸びる子を知ることはあります。
体験入塾での手応えも判断に有効です。
とはいえやはり多くはありません。
無理な子を引きうけないのが良心的です。
引きうけておいて途中で自然に辞めてゆく場合
もありますね。ボーズマルモウケ。
良くない例ではかなり引っ張っておいて見こみが
小さくなったら強引に辞めさせる、それを前提に
大勢引きうけるという所もあります。
収入を確保し、かつ合格率を高めます。
下で入ると。。。
月謝を前納させ中途解約でも残金を返さない塾が
あります。
これは法律違反ですから取り戻せます。
「契約書に書いてあるしハンコも押したし」と
言われた方に再交渉をお勧めしン十万を戻させた
経験もあります。
(その生徒は別の塾に通って難関校合格!)
○
辞めていただくのはカンタンです。
ついて来れなくなれば辞めてゆく子が殆どですし
「受験ですからやっていただかないと」という
スタンスでは辞めざるをえなくなります。
それでも粘って辞めないと?
ワザがおありのようですがここでは触れません。
塾としては結果が出せていないのですが
それで月謝を戻す、なんて話はありませんねえ。