入ってはみたけれど

2007-06-24 10:35:15 | 塾あれこれ

昨日は規模が大きい進学塾の話でした。
(書くのに結構時間がかかる事柄ですね)

次に規模がそれほどではない塾の場合。

テストがあり下位で入塾したときはどうでしょう。
例え能力別編成になっていても大手塾ほどの細かい
クラス分けはできません。

もちろん各塾で工夫をこらされています。
ただやはり仕組みというよりも「目が届き易い」と
いう無形のことが一番のウリになると思います。

しかしこれは決定打にはなりにくいですよね。
大手塾も先生次第で目が届くことも十分にあります
から。
小さい方が目が届くのならば、より小さい方が有利
になります。

成績が上がり難ければ、やはり流動性が・・

個別対応は仕組みとして目を届き易くしたものとも
いえます。
ただし、力がない講師では「個別」でも効果は
あがりません。
本当に見ているか、怪しいのです。
個別指導が頭打ち状態になった原因の一つです。


合格率を誇る塾の場合。

予め点数の出そうにない生徒は断るハズです。
通り難い子まで引きうけて合格率が高いという
ことは通常考えられませんから。

塾に入る時点では数字が出ていないが何らかの
データで伸びる子を知ることはあります。
体験入塾での手応えも判断に有効です。
とはいえやはり多くはありません。

無理な子を引きうけないのが良心的です。

引きうけておいて途中で自然に辞めてゆく場合
もありますね。ボーズマルモウケ。

良くない例ではかなり引っ張っておいて見こみが
小さくなったら強引に辞めさせる、それを前提に
大勢引きうけるという所もあります。
収入を確保し、かつ合格率を高めます。
下で入ると。。。

月謝を前納させ中途解約でも残金を返さない塾が
あります。
これは法律違反ですから取り戻せます。

「契約書に書いてあるしハンコも押したし」と
言われた方に再交渉をお勧めしン十万を戻させた
経験もあります。
(その生徒は別の塾に通って難関校合格!)

辞めていただくのはカンタンです。

ついて来れなくなれば辞めてゆく子が殆どですし
「受験ですからやっていただかないと」という
スタンスでは辞めざるをえなくなります。

それでも粘って辞めないと?
ワザがおありのようですがここでは触れません。

塾としては結果が出せていないのですが
それで月謝を戻す、なんて話はありませんねえ。