保険のCMで

2007-06-11 14:12:12 | 塾あれこれ

大風呂敷のラストです。
あまり具体的な展開が見込めないわりにキツイ話
ですので投稿を悩みました。
法螺話としてお読みください。

お年寄りがこう言う保険のCMがあります。
子供の世話になりたくないんです

多くの方の実感であり、また大変有り難い親心です。
年を取っても自立、家庭不和を予防し、と
言うことのない話に思えますね。

でも「甘やかし」なんだよなあ。

親子関係における最大の甘さです。
子供にとっては悪い話ではありません。
実は私の親もそう言ってくれています。
ですからそんな話に注文をつけるとはバチが当ると
いうものでしょう。

ただ親が子に甘いと言うことは教育力をそぐオソレが
あると思うのです。

いいじゃないですか。子供の世話になりましょう。

(昨日、とある高校で塾の先生がたの集まりをして
 下さり、それから帰宅して昼食。そのときTVで
 ざこば師匠が「子供の世話になろう」と話して
 いました。)

少し前に江戸時代の子育てに言及しましたが、
子供の世話になるつもりでいると、よい子育てを
しなければなりません。

良い子に育たなかったら諦めましょう。
半分は自業自得です。

子供の世話にならないという言葉の中に「たとえ
わが子でも信ずるに足りない」という気持が潜んでい
るとすれば、どうして良い教育ができるでしょうか?

わが母も子供が信用に足りないので頑張るといって
いるのでしょう。


現実問題として急に子供が親をみよというのは難しい
ことも多いと思われます。

物理的、経済的な課題も大きいですね。
また今でも女性にかかる負担が大きい場合も多数
あるでしょうからそれも大変。
独身者や子がない家庭も考えに入れねばなりません。
昔の封建社会に退歩するわけには行きません。

現在の社会機構との関係も有ります。

すぐには変わるわけではないでしょうがコンセンサス
を図ってゆくことへの一つの考えです。
長い時間をかけて見なおして行くことでしょう。

今の年配者にお節介を申し上げるならば
まず、遺言を書き子供が世話をしなければ相続を
発生させないとの意思表示をされては如何でしょう。

自分の金はきれいに使いきれば良いのですが寿命は
分からないのでそうもいきませんよね。

財産がない人は借金をすればマイナスの相続が発生
します。
子供が相続を放棄すれば彼に実害はでません。
ですから、借金を一杯するぞと脅かすぐらいは
してみましょう。
だめな子供には相続放棄の手続きくらいの面倒は
させるべきです!

好き勝手な放談で失礼致しました。

でも、子供の世話になる、ことを考えた教育は
考えるに足ると思いますが、どんなものでしょう?