大丈夫?というから泣く

2007-06-08 10:28:34 | 塾あれこれ
昨日の文はまとめにするつもりだったことを書き損ね
ていました。

「曖昧」を使えないことは甘さから来ます。
「曖昧」は自分で判断し責任をとらねばなりません。

「ハッキリいってよ」は甘えた言い方ですね。

断定しない言い方は曖昧と一見似通っています。
けれども断定することが自己責任につながることを
考えれば、断定できないのは甘えと分かりますね。
正反対の性格をもつことなのです。


さて本日の大ブロシキは「甘え」の続きです。

やっと歩けるようになったくらいの子供は何とも
可愛いものですね。
トコトコとしていると思うと、覚束ない足元が乱れて
コロリと倒れてしまいます。

大人はすぐに駆けよって起こしてやり「大丈夫?」
などと聞きますね。
これは甘やかし。

大人が声をかけると気付いたように泣き始めます。
当人は急に泣きたくなるのですが大人が甘え泣きを
誘発しているのです。

子供が倒れてもこちらは暫くの間我慢すべきです。
次に自力で起きあがっても褒めない!
当然のこととして見ているべきです。
(もちろん怪我している場合などは別の話です)

褒めること?
重要ですね。でも大切にとっておきましょう。
いつかチャンスを見つけてからにします。
「~ちゃんはこんなことがあったね。
 我慢強い子だね。」

すぐに抱き上げて
「おお、いたかったでちゅか?」

これは甘い育て方です。
大人が我慢しなくてはいけません。


教育も同じです。
「分からないでちゅか?どこでちゅか?」

これでは強い子は育ちません。

でもこんな風に「懇切丁寧な」指導が多いのではないか
と思います。
立派な若者に育つとは期待できませんね。


「先生、分かりません。」
「どこですか?
 ハイ、これは間違えてますね。でも自分で
 できると思いますよ」
「・・」

動けないときは、私の得意なセリフ。
「それとも何かね、君は、何処が間違っているかを
教えてもらわなければ、やろうとしないのですか?」

もちろん中学生以上に向けてのもので「教えない」
について行けるようになってからのことです。

自立しはじめたら甘やかさないことが大切です。