昨日デパ地下で豆腐と竹輪、それぞれ半額に値引き
というのを買って帰ろうとしたときです。
(デパ地下といっても五日市の福屋は
スーパーのようなものです)
フロアーの隅に公衆電話があります。
オジイサンが大きな声で話していました。
「年金番号も言うたほうがええ?」
辺りに響くような声で数字を読み上げられました。
フリーダイアルは公衆電話が掛かり易いという事で
デパートまで来て電話をされたのでしょう。
それにしても年金番号を大声で言って大丈夫かな?
○
そんなお年寄りにまで心配をかける年金問題です。
政治家も評論家も一般の国民をよく分かっていない
のでしょう。
他にも重要な課題があるとノタマウ。
知ってるよ、それくらい。
バカにしちゃいけません。
でもね、収入も蓄えもゆとりのない多くの人には
年金の重みが違うのです。
つまり「年金こそが国家である」のです。
憲法も大事でしょう。
でも、それどころではないのです。
そのような年金をまったくズサンに扱われたから
怒りかつ不安に思っているのです。
この国はいったいどんな国家なんだろう。
強制的に金を取って、運用はブラックボックス
お役所仕事で行き詰まると
「これからは国民の方を向いて働きます」
だと。
今までどこ向いてた?
願わくは国立ねずみ講にはなりませんよう。
◎
一番の心配は若者が国家を信用しないことで
しょう。
また我々にとっては教育をどうするか、問題です。
子供に今のこの国や社会をどう教えます?
きちんと勉強してどんな大人になれと?
年金を支える人間より取る方がリッチな国。
「役人の側に立つために勉強しろ」となるのか?
○
大人がきちんとしていないで子供に何を要求できる
のでしょう。
大人はこんなにダメだから君達は理想を目指せ、と
教えるのでしょうか?
人を信用するな、でしょうか?
子供たちにえらそうに説教すると
まず隗より始めよ、と言われそうです。
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