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トヨタ カローラ 50周年記念祭 PART2

2017年02月09日 | クルマネタ

カローラ50周年企画の続きです。2代目と3代目を取り上げます。

2代目 KE/TE20系 1970年5月~1974年4月(一部モデルは1977年12月まで)


(4ドアセダンSL、1970~71年頃)


(4ドアセダンデラックス、1971~72年頃)


(2ドアクーペ1600レビン、1972年~)

初のフルモデルチェンジでカローラは2世代目へと移行されました。基本的には初代のキープコンセプトでしたが、より大きく豪華に発展していきました。さらに、東名高速道路の開通などハイウエイ時代が本格的に到来した時代背景もあり、より高速走行を重視した設計となり、全体的にスポーティーさも増しました。ボディ形態は2ドアセダン、4ドアセダン、2ドアクーペ、バンを設定。エンジンは当初は初代から継承された1.2リッターOHV(3K型)でしたが、1970年9月に1.4リッターOHV(T型)を追加設定、エンジン排気量の拡大が続くようなりました。
なお、初代後期に登場したカローラスプリンターは、この世代から『スプリンター』としてブランドが独立し、カローラの姉妹車としての位置付けに。以後、約30年に渡り、カローラとの姉妹関係が続いていきました。
話をカローラに戻しますが、1971年になると1.4リッターにスメ[ツグレードのSRを追加、それにあわせてカローラ初となる5速MTのミッションの採用も始まりました。
1972年3月、クーペに本格的なスポーツモデルが登場となりました。その名も『レビン』で、エンジンはセリカ用だった1.6リッターDOHC(2T-G)を搭載、カローラとしては初のDOHC(スポーツツインカム)でした。セリカより小さく軽い車体だったこともあり、高い走行性能を誇り人気を集めました。また、モータースメ[ツでも大活躍でした。
1973年4月には、1.6リッターOHV(2T)搭載モデルを追加され、エンジン排気量の上限がアップしました。
1974年4月、カローラは3世代目へモデルチェンジされますが、2代目も廉価版としてバリエーションを縮小しながら併売、1977年末まで継続販売されました。


3代目 KE/TE30系、50系 1974年4月~1979年3月


(4ドアセダン1400?1600?ハイデラックス、1977年~78年頃)


(ハードトップ1600レビン、1974年~75年頃)



(クーペ1600レビン、1977年~)※2017年10月画像追加

最初にお断りしておきますが、この3代目は販売台数が多かったにもかかわらず見かけることが皆無なため、自分で撮影した画像はわずか3点のみとなりました…。本当ならリフトバックなども掲載したかったんですけどねえ。

さて、この3代目が登場した時代背景は、高度経済成長期から一転して、公害問題やオイルショックによる原油高騰、自動車の普及による交通死亡事故の増加など、自動車の存在自体が疑問視される風潮が芽生え、モデルチェンジは無駄な消費という声もあがってきました。しかし、安全性、経済性、快適性を進化させる観点からモデルチェンジはむしろ必要な事でした。
この3代目モデルは機構面は先代を発展させ、車体サイズはわずかしか変わらないものの、ひとまわり大きく重厚な印象に生まれ変わりました。
ボディ形態は2ドア/4ドアセダン、バンの他、新たに2ドアハードトップが加わりました。エンジンは先代同様に1.2リッターOHV(3K)、1.4リッターOHV(T)、1.6リッターOHV(2T)、1.6リッターDOHC(2T-G)を搭載、ミッションは4速MT、5速MT、2速ATに加え新たに3速ATも採用。なお、スポーツグレードのレビンはハードトップに設定されました。
安全面も重視され、車体は衝撃吸収構造となり、巻き取り式の3点式シートベルトも新たに採用されるなど、様々な試みが行われました。
さて、公害問題の深刻化から、国内でも排ガス規制が本格化していきます。そのため、当モデルは目まぐるしい変化が続いていきました。
1975年末、昭和50年規制に対応するため、低公害技術のTTC-C(触媒方式など)を採用、これでツインキャブやDOHCは中止、結果、レビンも一時中止に。
1976年1月には新たなボディタイプとしてスポーツワゴン風の3ドアリフトバックを新設、スタイリッシュさと実用性を両立したのが目新しい部分でした。同時期にTTC-L(希薄燃焼方式)を採用した1.6リッター(12T)を追加搭載しました。
1977年1月、マイナーチェンジを実施。ここから型式が30系から50系に変更。新ボディタイプとして2ドアクーペを新設。全車51年規制対応となりました。一時中止だったレビンはカローラ初のEFI(電子制御燃料噴射)を採用した1.6リッターDOHC(2T-GEU)を搭載することで復活、今度はクーペに設定となりました。また、同じエンジンをリフトバックにも搭載されました。GTの名称でした。
続いて1977年9月、1.2リッターが1.3リッター(4K-U)に拡大され、53年規制をクリア。1978年5月にはまたマイナーチェンジを実施され、1.4リッター以外の全車が53年規制をクリアされました。
全部は記載出来てませんが、こうしてみると3代目は排ガス規制との戦いでした。ここでの苦労があったからこそ、さらなるレベルアップに繋がっていくのでした。

ここで一旦区切ります。次回へ続く。

コメント (2)
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