余りの忙しさで何事も手が付きませんし、どこから報告して行って良いのやら途方に暮れて居ます。
まあ、まずはワールド工芸製HO106750系客車の報告を先行いたします。
(えっ・・・C55流線形はどうなったの?)
4月下旬のC55流線型の姿です。
ピント合成までやって未塗装完成状態として撮影したつもりだったのですが、ブレーキシューを付け忘れたことに後で気がついて・・・・その時にはもうワールド工芸に取り掛かって居ました・・・・
(←ネジ止めするだけだったのです・・・シューが見えない角度の写真を見せます・・・C55報告は後回しです)
ワールド工芸HO1067オハフ50です。
オハフ-オハ-オハフ-マニ-スユニ 全部で5両で買うつもりでした。
ですが、
「ED75に牽かせて良い感じの編成にするのならばもう少し長くなくては」
と思い
‘オハフ-オハ-オハフ’×2
=座席車6両を買ってしまいました。
室内灯は付いて居ない様ですのでIMONのパネルライトを搭載する事にします。
作業日7日程度もあれば「軽い汚し」と「レタリング」も含めて終わるつもりで「ちょっとやっちゃえ」と思ったのが間違いでした。
その作業は‘蒸機キット組み立て’と同じ!?という程の質、量共にハードなものだったのです。
(その作業に入ってからC55流線形のブレーキシュー取付忘れに気がついたと言うわけです)
オハ50の重量を量ってみます。
J(16番)のプラ客車程度の重さです。
HO1067客車としては(パネルライト一式が入って居ないにしては)重いです。
カツミ・エンドウ等のパネルライトだと20g程度、IMONパネルライトでも10g程度増える事になります。
オハフ50の重量です。
テールライト点灯設備とトイレの仕切等の分だけ重いです。
IMONのナハフ10試作品(この写真は昨年10月・・・発売はまだもう少し・・・ブドウ色1号から)です。
「ナ」級と「オ」級ですから???重量は全然違います。
この試作品はライトパネルを搭載、室内灯基板とテールライト点灯設備は未搭載です。
IMONオハネフ25(【北斗星】用)
これは製品そのものです。
(この軽さ故C57単機牽引【北斗星】フル編成が原宿の勾配線=25‰を登れるのです)
フルインテリアで、行先表示等は室内照明より遙かに強く点灯させるため照明設備は多数入っています。
0.4mm厚真鍮板で出来ているとは思えない重量です。
数日前、パーツ発売の打ち合わせでIMON【北斗星】の構造材を見ました。
(何故段付きナットを開発したのか?・・・の説明の為見せてもらったのですが・・・)
床板はt0.5㎜のアルミをプレス、インテリア取付板はt0.3㎜アルミをプレスです。
点灯状態のオハネフ25(1号車)はこんな具合です。
(クリックで大きく出来ます)
機関車の次位に来る機会が多いので屋根の汚しは機関車側を強くしてあります。
この1号車通路側はこんな感じです。 Bコンパートメントと言って4人で使えば個室みたいな使い方が出来るものです。 この6月3日に乗りました!!
(パネルライトの配光もご覧有れ!)
10号車オロハネ24554です。
重量180g前後で仕上がっている【北斗星】客車の中でもカニに次いで重いのがこの車両です。
10号車の点灯状態。
この車両はデュエットと反対面通路側は蛍光灯、ロイヤルの室内は電球色です。
(隣のロイヤルは蛍光灯・・・写真撮影用で編成は逆に組んでいます)
さて、目方の話から話題がそっぽに行ってしまうといけないので50系加工の話に戻します。
基板で穴に名前が示されています。
床板全面を基板にする発想は乗工社がフェロースイスや昔のIMON製品キハ58・82に採用しましたが、久しぶりに見ます。
テールライトはこんな風に点灯装置を作っています。
光が漏れないように上回り側にも対策がしてあります。 屋根はスジ掘りしてあるワールド工芸得意のやり方です。
オハフの台車間床下両端寄りにテールライトON/OFFスイッチが有ります。
テールライト装置は発光体も含めて全て〝下回り”側に有ります。
しかし、インテリアや室内仕切りは上回り側に有るのでパネルライトは〝上回り側”となり、上下を結ぶ結線が必要になります。
IMONの電車、客車類の様な構造、ライト類、仕切り、インテリアすべてが〝下回り”側に有る構造を採用するのが一番メンテナンス性が良いと思います。
先程紹介したナハフ10も【北斗星】客車群も全てその様な構造になっています。
(16番メーカーもHOメーカーもIMONのキットを買って構造を盗むべきだと思います・・・・そこには大勢の知恵が結集された驚異の構造が有ります!)
これがON/OFFスイッチです。
オハ、オハフの床下機器の比較です。
上回りと下回りに分かれているのがオハフです。
今回は(6両中)4両ある「オハフ」のうち3両を同時に進行して行こうと考えました。
椅子は左右に分割された室内装置取付板に付いています。
真鍮板の上にIMONのプラ椅子(ハザ椅子とロングシート)が接着されて居り、トイレ仕切りも真鍮板が接着されています。
IMONのプラ椅子はキハ58、165系等40年代初め頃までの急行用です。
本当は50系客車の通路側背もたれ先端の‘握り’は40年代半ば以降の169系(165系後期)やキハ65、12系と同じ様な‘金属製握れる枕’という感じのものですが、まだ製品化されていません。
取付状態を外から見ます。 クロスシートの高さは丁度良いですが、ロングシートの背もたれの高さが低すぎます。
‘ロングシートの背もたれ上部’と‘窓下端’の間の隙間は一定の狭いモノで例外はありません。
IMONのロングシートも、勿論その理由から言って上回りに接着するのが正しいのです。
室内装置取付板のロングシート部分はこんな風に出来ています。
室内装置取付板とロングシートの間にスペーサーを考える事にして、まずはクロスシートの始まる背もたれの裏側を室内に使われている化粧パネルと同色に塗る必要が有ります。
(IMONの標準仕様)
トイレの窓は白色の真鍮板が接着されていました。
骨白(こっぱく;光を一切通さない白色板・・・例えばアクリルではこう呼ぶ)という表現です。
実物は乳半(にゅうはん;光を通す白色アクリルなど)であるはずです。
なぜならば実物車両に於いて「手間と費用を掛けて窓を作る」理由は外部の光を入れたいからです。 骨白にする位なら窓無しにするはずだからです。
実車に於いてミスで骨白に入れ替わる可能性はありますが新車時には骨白の可能性はありません。
ですのでt=0.3mmのプラ板に取り換えます。
オハフのお顔です。 ロストで少し厚ぼったい・・・
カプラーはIMONカプラー“HO-131”密自連です。
幌を外して仕上げ作業をします。
実物でも‘幌枠’と‘幌’両方がグレーなのでしょう。
しかし、実物の‘幌枠’付の‘幌’を見たときは材質が違うのが人の目にははっきり判ります。
だから同色は納得できません。
IMONパネルライトです。
手前の2本はN-2000、L-2000用の試作品です。 奥はこれまでのD-1000です。
D-1000でN-2000に近い効果を目指します。
マスキングして乳半印刷面の不足を補います。
6両分マスキングしました。
パネルライトの話はまた後ほど・・・
台車、ボルスターを分解します。
絶縁ワッシャ―の代わりに‘基板床板’への通電ワッシャ―を挟んであります。
ボルスター;中穴がきついモノが時折混入しています。 2mm穴を開けたらネジが通らず、径2.1mmに変更したが一部2mmが誤混入してしまったというストーリーが感じられます。
軸長さも測ってみます。
HO1067は規格が混在して未だに困っている16番への反省を持ってスタートした規格です。 その規格は1983年からほぼ変わっていないのが特徴です。
http://www.imon.co.jp/webshop/images/pdf/shortwheel_hoj_standard.pdf
まあまあじゃないでしょうか。 やや短いか・・・
全部分解してみます。
この50系の台車の大問題は、車軸発電機の無い側の台車枠をマクラバリに固定するようにワッシャを締め込んで居る点です。
これでは3点支持になってしまい、そのままロンビックイコライザー同様の構造を持つ普通の模型用ボギーの走行性能を失ってしまっています。
硬いスプリングと相まって脱線の原因になっています。
なぜ3点支持にしてしまったのか?
理由は
(1)台車のマクラバリ受けの深さが大きすぎて台車枠とマクラバリが前後左右に遊んでいます。
(2)普通は備わっている回転方向のストッパーが無く、ブレーキシューの裏側がその代りをしていますがその間隔が開きすぎている為マクラバリに大き過ぎる回転を与えてしまいます。
台車枠両側が反対方向に回転した場合大変なことに・・・・
(1)(2)の結果は、かつて乗工社製造IMONブランドやワーゲンの車両で多発した車輪落ち事故・・・・IMON原宿店では「12mmになる(じゅうにみりになる)」と呼ばれた事故につながるのです。
随分出来の悪い台車です。 だが、裏を見てびっくり!裏側は塗装されています。 集電はどうなるのでしょうか・・・・
台車裏側、塗装剥がしました。
マスキングします。 台車に汚れを掛けます。
台車裏側にマスキング、ブレーキシューにも錆色汚しを塗ります。
そして汚しを吹き付けました。
吹き上がった台車です。
台車裏側、マクラバリ取付部を削り始めています。 烈しくやっても時間が掛ります・・・
マクラバリ取付け部の塗装も剥がさなくてはなりません。
パネルライト、塗装(半透明白色)をしました。
アルミ反射板も付け終わりました。 50系の6両分です。
点灯試験です。
ベンチレーターが取付前なら屋根汚しは楽ですがベンチレーターが付いていると自然な感じにしにくいです。 ウェザーシステムで塗装が届きにくい部分を汚してから吹き付ける作戦です。
埃色を刷毛でなすりつけてから
黒煙(DL)っぽい感じ(実はダークグレー)汚れを加えます。
埃をもう一度加えます。 ダークグレーは3両中1両だけにしておきます。
クロスシート終端部裏側の塗装、この時点ではロングシートの付け替えではなく、持ち上げて置いて塗装後そのまま戻すつもりでした。
丁度好さそうな1mm角プラ棒が有ったのでそれでロングシートの高さも上げる事にします。
マスキングして屋根を吹きます。
資料に使った紙を切ってマスキングに使います。
マスキングテープの節約と、マスキングテープの糊が塗装を傷める可能性を軽減する目的です。
雨樋ではきちっとマスキングしますが、屋根端面はぼかしますので紙でこの様にマスキングします。
屋根汚しは床下(黒+黄かん色=赤さび汚れ)と違えて黄色っぽいパンタ架線原因が中心の汚れを表現するのでカナリヤ色を多く加えたやや明るめの色です。
マスキングを剥がしました。
幌も同じ色を使って吹きました。
幌のマスキングも剥がします。
幌座は幌外側にも見える設定です。 実車はそうなっているのでしょうか・・・
旧型客車の場合幌座は幌内側に来ます。 その幌座の外側は車体外部色、内側は車体内部色に塗られています。
50系では調べるのも面倒なのでそのままで・・・
‘幌座’と‘幌枠付き幌’を接着組立します。
まあ、まずはワールド工芸製HO106750系客車の報告を先行いたします。
(えっ・・・C55流線形はどうなったの?)
4月下旬のC55流線型の姿です。
ピント合成までやって未塗装完成状態として撮影したつもりだったのですが、ブレーキシューを付け忘れたことに後で気がついて・・・・その時にはもうワールド工芸に取り掛かって居ました・・・・
(←ネジ止めするだけだったのです・・・シューが見えない角度の写真を見せます・・・C55報告は後回しです)
ワールド工芸HO1067オハフ50です。
オハフ-オハ-オハフ-マニ-スユニ 全部で5両で買うつもりでした。
ですが、
「ED75に牽かせて良い感じの編成にするのならばもう少し長くなくては」
と思い
‘オハフ-オハ-オハフ’×2
=座席車6両を買ってしまいました。
室内灯は付いて居ない様ですのでIMONのパネルライトを搭載する事にします。
作業日7日程度もあれば「軽い汚し」と「レタリング」も含めて終わるつもりで「ちょっとやっちゃえ」と思ったのが間違いでした。
その作業は‘蒸機キット組み立て’と同じ!?という程の質、量共にハードなものだったのです。
(その作業に入ってからC55流線形のブレーキシュー取付忘れに気がついたと言うわけです)
オハ50の重量を量ってみます。
J(16番)のプラ客車程度の重さです。
HO1067客車としては(パネルライト一式が入って居ないにしては)重いです。
カツミ・エンドウ等のパネルライトだと20g程度、IMONパネルライトでも10g程度増える事になります。
オハフ50の重量です。
テールライト点灯設備とトイレの仕切等の分だけ重いです。
IMONのナハフ10試作品(この写真は昨年10月・・・発売はまだもう少し・・・ブドウ色1号から)です。
「ナ」級と「オ」級ですから???重量は全然違います。
この試作品はライトパネルを搭載、室内灯基板とテールライト点灯設備は未搭載です。
IMONオハネフ25(【北斗星】用)
これは製品そのものです。
(この軽さ故C57単機牽引【北斗星】フル編成が原宿の勾配線=25‰を登れるのです)
フルインテリアで、行先表示等は室内照明より遙かに強く点灯させるため照明設備は多数入っています。
0.4mm厚真鍮板で出来ているとは思えない重量です。
数日前、パーツ発売の打ち合わせでIMON【北斗星】の構造材を見ました。
(何故段付きナットを開発したのか?・・・の説明の為見せてもらったのですが・・・)
床板はt0.5㎜のアルミをプレス、インテリア取付板はt0.3㎜アルミをプレスです。
点灯状態のオハネフ25(1号車)はこんな具合です。
(クリックで大きく出来ます)
機関車の次位に来る機会が多いので屋根の汚しは機関車側を強くしてあります。
この1号車通路側はこんな感じです。 Bコンパートメントと言って4人で使えば個室みたいな使い方が出来るものです。 この6月3日に乗りました!!
(パネルライトの配光もご覧有れ!)
10号車オロハネ24554です。
重量180g前後で仕上がっている【北斗星】客車の中でもカニに次いで重いのがこの車両です。
10号車の点灯状態。
この車両はデュエットと反対面通路側は蛍光灯、ロイヤルの室内は電球色です。
(隣のロイヤルは蛍光灯・・・写真撮影用で編成は逆に組んでいます)
さて、目方の話から話題がそっぽに行ってしまうといけないので50系加工の話に戻します。
基板で穴に名前が示されています。
床板全面を基板にする発想は乗工社がフェロースイスや昔のIMON製品キハ58・82に採用しましたが、久しぶりに見ます。
テールライトはこんな風に点灯装置を作っています。
光が漏れないように上回り側にも対策がしてあります。 屋根はスジ掘りしてあるワールド工芸得意のやり方です。
オハフの台車間床下両端寄りにテールライトON/OFFスイッチが有ります。
テールライト装置は発光体も含めて全て〝下回り”側に有ります。
しかし、インテリアや室内仕切りは上回り側に有るのでパネルライトは〝上回り側”となり、上下を結ぶ結線が必要になります。
IMONの電車、客車類の様な構造、ライト類、仕切り、インテリアすべてが〝下回り”側に有る構造を採用するのが一番メンテナンス性が良いと思います。
先程紹介したナハフ10も【北斗星】客車群も全てその様な構造になっています。
(16番メーカーもHOメーカーもIMONのキットを買って構造を盗むべきだと思います・・・・そこには大勢の知恵が結集された驚異の構造が有ります!)
これがON/OFFスイッチです。
オハ、オハフの床下機器の比較です。
上回りと下回りに分かれているのがオハフです。
今回は(6両中)4両ある「オハフ」のうち3両を同時に進行して行こうと考えました。
椅子は左右に分割された室内装置取付板に付いています。
真鍮板の上にIMONのプラ椅子(ハザ椅子とロングシート)が接着されて居り、トイレ仕切りも真鍮板が接着されています。
IMONのプラ椅子はキハ58、165系等40年代初め頃までの急行用です。
本当は50系客車の通路側背もたれ先端の‘握り’は40年代半ば以降の169系(165系後期)やキハ65、12系と同じ様な‘金属製握れる枕’という感じのものですが、まだ製品化されていません。
取付状態を外から見ます。 クロスシートの高さは丁度良いですが、ロングシートの背もたれの高さが低すぎます。
‘ロングシートの背もたれ上部’と‘窓下端’の間の隙間は一定の狭いモノで例外はありません。
IMONのロングシートも、勿論その理由から言って上回りに接着するのが正しいのです。
室内装置取付板のロングシート部分はこんな風に出来ています。
室内装置取付板とロングシートの間にスペーサーを考える事にして、まずはクロスシートの始まる背もたれの裏側を室内に使われている化粧パネルと同色に塗る必要が有ります。
(IMONの標準仕様)
トイレの窓は白色の真鍮板が接着されていました。
骨白(こっぱく;光を一切通さない白色板・・・例えばアクリルではこう呼ぶ)という表現です。
実物は乳半(にゅうはん;光を通す白色アクリルなど)であるはずです。
なぜならば実物車両に於いて「手間と費用を掛けて窓を作る」理由は外部の光を入れたいからです。 骨白にする位なら窓無しにするはずだからです。
実車に於いてミスで骨白に入れ替わる可能性はありますが新車時には骨白の可能性はありません。
ですのでt=0.3mmのプラ板に取り換えます。
オハフのお顔です。 ロストで少し厚ぼったい・・・
カプラーはIMONカプラー“HO-131”密自連です。
幌を外して仕上げ作業をします。
実物でも‘幌枠’と‘幌’両方がグレーなのでしょう。
しかし、実物の‘幌枠’付の‘幌’を見たときは材質が違うのが人の目にははっきり判ります。
だから同色は納得できません。
IMONパネルライトです。
手前の2本はN-2000、L-2000用の試作品です。 奥はこれまでのD-1000です。
D-1000でN-2000に近い効果を目指します。
マスキングして乳半印刷面の不足を補います。
6両分マスキングしました。
パネルライトの話はまた後ほど・・・
台車、ボルスターを分解します。
絶縁ワッシャ―の代わりに‘基板床板’への通電ワッシャ―を挟んであります。
ボルスター;中穴がきついモノが時折混入しています。 2mm穴を開けたらネジが通らず、径2.1mmに変更したが一部2mmが誤混入してしまったというストーリーが感じられます。
軸長さも測ってみます。
HO1067は規格が混在して未だに困っている16番への反省を持ってスタートした規格です。 その規格は1983年からほぼ変わっていないのが特徴です。
http://www.imon.co.jp/webshop/images/pdf/shortwheel_hoj_standard.pdf
まあまあじゃないでしょうか。 やや短いか・・・
全部分解してみます。
この50系の台車の大問題は、車軸発電機の無い側の台車枠をマクラバリに固定するようにワッシャを締め込んで居る点です。
これでは3点支持になってしまい、そのままロンビックイコライザー同様の構造を持つ普通の模型用ボギーの走行性能を失ってしまっています。
硬いスプリングと相まって脱線の原因になっています。
なぜ3点支持にしてしまったのか?
理由は
(1)台車のマクラバリ受けの深さが大きすぎて台車枠とマクラバリが前後左右に遊んでいます。
(2)普通は備わっている回転方向のストッパーが無く、ブレーキシューの裏側がその代りをしていますがその間隔が開きすぎている為マクラバリに大き過ぎる回転を与えてしまいます。
台車枠両側が反対方向に回転した場合大変なことに・・・・
(1)(2)の結果は、かつて乗工社製造IMONブランドやワーゲンの車両で多発した車輪落ち事故・・・・IMON原宿店では「12mmになる(じゅうにみりになる)」と呼ばれた事故につながるのです。
随分出来の悪い台車です。 だが、裏を見てびっくり!裏側は塗装されています。 集電はどうなるのでしょうか・・・・
台車裏側、塗装剥がしました。
マスキングします。 台車に汚れを掛けます。
台車裏側にマスキング、ブレーキシューにも錆色汚しを塗ります。
そして汚しを吹き付けました。
吹き上がった台車です。
台車裏側、マクラバリ取付部を削り始めています。 烈しくやっても時間が掛ります・・・
マクラバリ取付け部の塗装も剥がさなくてはなりません。
パネルライト、塗装(半透明白色)をしました。
アルミ反射板も付け終わりました。 50系の6両分です。
点灯試験です。
ベンチレーターが取付前なら屋根汚しは楽ですがベンチレーターが付いていると自然な感じにしにくいです。 ウェザーシステムで塗装が届きにくい部分を汚してから吹き付ける作戦です。
埃色を刷毛でなすりつけてから
黒煙(DL)っぽい感じ(実はダークグレー)汚れを加えます。
埃をもう一度加えます。 ダークグレーは3両中1両だけにしておきます。
クロスシート終端部裏側の塗装、この時点ではロングシートの付け替えではなく、持ち上げて置いて塗装後そのまま戻すつもりでした。
丁度好さそうな1mm角プラ棒が有ったのでそれでロングシートの高さも上げる事にします。
マスキングして屋根を吹きます。
資料に使った紙を切ってマスキングに使います。
マスキングテープの節約と、マスキングテープの糊が塗装を傷める可能性を軽減する目的です。
雨樋ではきちっとマスキングしますが、屋根端面はぼかしますので紙でこの様にマスキングします。
屋根汚しは床下(黒+黄かん色=赤さび汚れ)と違えて黄色っぽいパンタ架線原因が中心の汚れを表現するのでカナリヤ色を多く加えたやや明るめの色です。
マスキングを剥がしました。
幌も同じ色を使って吹きました。
幌のマスキングも剥がします。
幌座は幌外側にも見える設定です。 実車はそうなっているのでしょうか・・・
旧型客車の場合幌座は幌内側に来ます。 その幌座の外側は車体外部色、内側は車体内部色に塗られています。
50系では調べるのも面倒なのでそのままで・・・
‘幌座’と‘幌枠付き幌’を接着組立します。