永楽

2012-05-19 | 喰いだおれ
昨日は6日振りの「宴会無し」でした。

助かりました。

今日も宴会です。 明日から“飲み鉄”ですので今日から“最低保証3日連夜”です。
昨日宴会だったら9日連続最低保障となってしまうところでした。

昨日久々に作業が出来ましたが、HO1067の客車で苦闘が続くばかりです。

フェニックス蒸機に汚しを掛ける作業は1~1.5人日程度の作業です。

自分の不始末とはいえ、この客車1両に掛かった作業量は4人日程度(平日夜12回分)でしょうか。
しかも出来上りたるや惨めなものでしか有りません。
(下回りに汚しをかけるのも省略する事にします・・・分解を拒む製品なので)

IMON製の客車をやって行きたいですが「念入りな事しかできないIMON」では今年じゅうにようやく10系座席車を発売出来るだけです。

無念やるかたないといったところです。


そんなわけで、報告は無いものの、ブログ放置もイカンかなと思い大井町の食べ物屋について書きます。


ラーメン屋“永楽”です。

中華そば屋というのが正しいのかも知れません(『永楽』ではラーメンを「そば」と呼びます)

とんかつ“丸八”と並ぶ大井町の名物です。

もっと徹底的に紹介出来たらいいのですが、不充分とは言え『順番』を重んじて“まず”紹介いたします。

http://maps.google.co.jp/maps/place?hl=ja&rlz=1W1ADRA_jaJP428&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.,cf.osb&biw=1280&bih=799&wrapid=tlif133731076772111&um=1&ie=UTF-8&q=%E6%B0%B8%E6%A5%BD&fb=1&gl=jp&hq=%E6%B0%B8%E6%A5%BD&hnear=0x60188bbbb41922f3:0x33ebfd75f2f06cac,%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E6%B8%AF%E5%8C%BA&cid=11929066769647744196


大井町東小路の夜景 大井町駅北東側が大井町の繁華街で、永楽はこの東小路の1つに面しています。


永楽 手前の戸口にはレジがあり出口専用です。 入口は向こう側(大井町駅寄りの)の開戸1枚

メインの厨房は1Fなので「“永楽”を正式に味わうなら1F」とも言われます。


2階席は基本的にグループ用席で、ラーメン類だけは2階の「支区厨房」で作ります。

1Fが良いとの意見がありますが私はそう思いません。


ラーメン ¥600

東京ラーメンの1つの旗頭とでも言うべきラーメンです。

特徴は「焦がしネギ」です。

永楽で修行した人が渋谷で始めた喜楽の方がテレビ取材を受けるので多少名前が知られていますが、やはり本家の方が「上手」です。

http://maps.google.co.jp/maps/place?hl=ja&rlz=1T4ADRA_jaJP428JP428&um=1&ie=UTF-8&q=%E5%96%9C%E6%A5%BD&fb=1&gl=jp&hq=%E5%96%9C%E6%A5%BD&hnear=0x60188bbbb41922f3:0x33ebfd75f2f06cac,%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E6%B8%AF%E5%8C%BA&cid=16990493173533905561

“永楽”はテレビ取材はお断りです。

30年程前一回テレビに出てしまい、それに懲りて二度と出ないようになりました。


創業は終戦直後と思われます。

“永楽”に関する情報が有るのはここ60年間程ですが、その間変わらぬ味を維持し、猛烈な繁盛店を維持しています。
(“外観”中心にチャーシューが変化(やや赤い→黒い)したと私は思います)

儲かって店が綺麗にならないのか?・・・・・・儲かっていないようです。

理由は、アルバイトを使わず正社員で営業してきた・・・・比較的高人件費を維持してきた事によると私は感じています。

(儲けよりも地元に対する責任を優先している様です)

かつては独特の平打ち麺を店で作っていたようですが、現在は製麺業者に“永楽専用”の麺を作らせて納めさせています。


餃子¥500 (これは2枚分12個です)

“永楽”はかつて餃子をやっていなかったようです。 ラーメン+餃子を食べるなら3軒目位にある“朋友”(ぽんゆう)といわれたモノです。

永楽が餃子を始めたのは30年程前でしょうか。

(私は長くインテリア井門に居たのでその頃の地元は「渋谷」なのでその頃のことはよく判らないのです)

(朋友は先日遂に廃業してしまいました。 “ブルドック”並の「汚さ」はまさに「大井町標準」でした)



このギョーザ+ラーメン(通称;セット)で猛烈な満腹になります。

ギョウザセットは有りません。

“永楽”の4~5軒手前の角に“一富士”というラーメン店があり、“永楽”式焦がしネギラーメンを提供してテレビ取材も受けました。

この店は超人気店“永楽”のコバンザメ商法です。 麺は“永楽独特の麺”ではなく普通の中華麺ですが、味は似せていてラーメン+餃子3個セットをメニューに入れています。


お客様2人が“永楽”に来て、ラーメン2つ+餃子1つ(¥850/1人)食べるのが「セオリー」です。
この組み合わせのことを“永楽”では「2個1」と言います。

同様に3人で来てラーメン×3、餃子×2(1人当り4個)を発注すると、「二個三枚」と呼びます。


ワンタンメン¥750

“永楽”に無いモノのひとつは「大盛」です。 ラーメンは1つの大きさで¥600です。

大盛の代りになるのがこの『ワンタンメン』です。

「値上げ」以前の価格は
¥530 ラーメン    (現¥600)
¥630 ワンタンメン  (現¥750)
¥500 ギョーザ    (現¥500)
で、ワンタンメンが妙にお得感が有りましたが、やや修正された感じです。

超人気店“永楽”は「我が道を行く」という価格の付け方をしていたことがよく判るかと思います。


ワンタンを掘り出したワンタンメンです。

因みにワンタンには「焼豚」「煮玉子半個」は入らずに¥530(現¥600)です。

男女二人連れが来店し、ラーメン、ワンタンメン、ギョーザ各1個の時は
「一個一枚メンひとつ」です。


モヤシラーメン¥800

“永楽”の麺類は全て器が「専用」で柄が違います。 ラーメンだけ器が少し小振りです。

私はこの“永楽”に行く回数は少ない(なぜあらお腹一杯に成りすぎる事、暑い日や雨の日でないと混んでいる)のでこのような「豪華ラーメン類」を「邪道」と言って食べたことがありません。
(一回例外あり、しかしこの例外は邪道ではないと思います)

みそラーメン¥850、タンメン¥800も「絶品」という声が聞こえてきますが、永楽で着席できた時にはトラディショナルを外す気に絶対なれません。


一回だけ(今は亡き)「チャーシューワンタンメン」を発注したことがあります。
(もちろん餃子無しです)
それは「餃子無しが妥当」なボリュームでした。

デジカメ時代ではないので写真は有りません。 (当時¥1,200)

現在チャーシューメンの価格は¥1,300です。 (常にラーメン2杯より上です!)

大井町で昼、お肉を食べたくなったらパスチャーか永楽のチャーシュー麺でしょう!という程のモノでした。



大井町を語るに当たって『永楽』を抜きには「無理」です。

「中華そば」から始まった東京ラーメンの1つの究極の代表として最低一度は経験しておくべき食べ物です。

(炒飯も絶品らしいですが、ラーメンと一緒に食べるのは無理な量です。 最初食べてはいけません)