明治対流通経済大学の試合終盤に秩父宮に入りました。
流通経済大が攻め込んでいましたが明治が盛り返してトライ、ゴールを狙います。
ホーンが鳴っていたのでこれでゲームセット。
エール交換 流経大にも外人が居ます。 規格外れの破壊力!名前はエミと言います(冗談です)
流通経済大学主将、スタンドに挨拶。
後列中央が同志社に見えるが気のせいか・・・・ (同志社は大学選手権出場権を得られず)
いよいよ始まります。
去年対抗戦で
慶應義塾●17-19○帝京大学 と敗れたため対抗戦優勝を逃した相手です。
対抗戦4位(慶應は2位)ながらそこからその年度の大学選手権王者に勝ち上がりました。
今年対抗戦で
慶應義塾○35-20●帝京大学 (トライ数5-2) と圧倒しました。
対抗戦4位は去年と同じ(慶應2位、早稲田1位も変らず)ですが今年はどんなチームになるのか。
なにせティモシー・ボンドとヘンドリック・ツイの両巨漢外人が健在ですから手強い相手です。
先発メンバーです。
竹本キャプテンを先頭に選手入場。
帝京キックオフで試合開始。
いきなり帝京ボールラインナウトからモール攻撃を受けます。
5番がティモシーボンドです。 (最近は技術が伴ってきて只の乱暴者ではなくなってきています)
帝京の執拗なモール攻撃。
モールコラプシングを繰り返すのでレフリーから注意を受ける竹本キャプテン。
FWの平均身長で7~8㎝、前5人の体重で15~20㎏劣る慶應のFW。
中央付近に移動してきてまたスクラム。
とうとう認定トライ(ペナルティートライ)を献上しました。
キックオフで始まったものの、再び圧倒的なFWの力で押し返されてペナルティーキック!
FWの力の差が今月第一土曜日の時と比べて酷く大きくなっている感じです。
レフリーの笛(モールコラプシングをどの程度見るか)に影響されているのが大きいと思います。
それともうひとつ、ビデオなどで確認できれば良いのですが、帝京スクラムは明らかにアーリープッシュですがレフリーは一度も笛を吹きません。
スクラムは「エンゲージ」で組んで、ボールが入った瞬間にプッシュです。
エンゲージ以降そのまま押し続けて笛を吹かれないのではやられた方はたまったものではありません。
平林レフリーには試合のビデオを見て反省してもらいたいです。
慶應キックオフ。 バックスタンドの赤い観客は帝京サポーターです。
たちまち攻め込まれます。
FW戦を必死で防ぐうちに外の隙を突かれてトライ献上。
ゴールは失敗
ラインナウト
またここまで攻め込まれています。 FWのサイズの違いが判りますでしょうか。
FW周辺だけで試合が進み選手が走る事はありません。 完全な「帝京の試合」です。
再びPGを決められ0-18となります。
ゴリゴリ進められまた迫ってきます。 5番ボンド、6番ツイです。
再びトライ献上。 0-23です。
珍しく敵陣に攻め込んでいます。
一本返しました。
殊勲はロックの村田です。
7-23
試合はこの後すぐハーフタイムになります。
帝京ラグビー部のキャラクターが登場しました。
と、思ったら大学選手権のキャラクターでした。
これでは帝京大学を応援しに来たと思われてしまう色ですね。
帝京関係なくても鮮血の色というのはいかがなものでしょう・・・
後半取り返せるか・・・
早い展開のラグビーで有れば後半の後半、帝京の足が停まったときに一気にひっくりかえせるかもしれませんが、ひたすら慶應の軽量フォワードが消耗するばかりという展開の前半でした。
後半に入ってもFW戦が続きます。
FWがボールを奪えなければ展開ラグビーに持っていく方法は無いからです。
慶應ボールを奪いに来るティモシーボンド。 負けるな小澤!
そしてスクラム・・・
また5点献上
再び続く超強力FWによる圧力
再び5点献上
帝京の攻撃が続きます。
ボンドへ
ボンドからツイへ
ボンドを先頭になだれ込む帝京。
慶應の選手が一人起き上がれません。
ヘンドリックツイも傷んでいます。
児玉のペナルティーキック
そのラインナウト
久々に敵陣にやって来た慶應の攻撃。
攻撃が続きます。
切り札、11番三木に投げたラストパスをインターセプトされ「これでもか」というトライ
インターセプトしたのは三木の対面(トイメン)鬼海です。
どん底の慶應フィフティーン
ホーンも鳴ってこれで試合は終わりです。
ゴールキックのチャージに行く慶應。
ゴール失敗で結局この得点で終了。
エール交換
慶應側ベンチからも拍手を受ける帝京フィフティーン。 桁違いの強さを見せつけられました。
慶應フィフティーンのスタンドへの挨拶です。
惜しみない拍手が続きました。
泣き崩れるSO和田 白髪の人はもちろん林雅人監督です。
泣きながらでもきっちりストレッチをこなす慶應。
ラグビーはFWである。
という事を思い知らされる試合だったと思います。
かつて早明ラグビー全盛期、なぜ早稲田は大きくて重い選手を入れないのか不思議でなりませんでした。
かつての慶應は受験の関門が厳しくて80~90%を内部進学者が占めざるを得ないチームでした。
早稲田は昔も今も受験の関門を気にする必要が無い学校ですからその大型選手拒否が不思議で仕方がなかったものです。
現在の慶應は、他校に比べてハードルは依然高いかもしれませんが「AO」が有りますから昔とは違うはずです。
慶應の選手の鍛えられ方は素晴らしいです。 まさに我等が“誇り”です。
しかし、ラグビー部指導陣が「背の高い」「ボリュームの大きな」選手の勧誘育成が出来ていないために今日のように「試合にならずに負けて行く」のは我慢なりません。
「明治からスクラムトライを奪える程のFWを今一度再建するのだ」という気迫で補強を行ってもらいたいものです。