原宿店レイアウトにはHO/16番とHO1067のエンドレスが4つずつ有ります。
そこで運転会をして、近くに飲みに行くのはなかなかお奨めのイベントです。
しかし、電車は仕方がないにしても客車貨車を持ってこなくてはならないのが辛いので貸し出し用客車貨車を用意できないかという要望を頂きました。
それならば、完成品でもウェザリング付きでもマッチする客車編成を折から揃ったばかりの各社の各種16番プラ客車から仕立てましょうというのがこの16番客車加工シリーズです。
スエード調スプレーなどで程々の見た目に仕上がったのですが、カプラーに問題を抱えている車両が1両有ります。
それがこの↓天賞堂スハフ32です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/a7/8ca7bec4150b4af35ae7f845b6583dc2.jpg)
前位側
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/8b/c8ec4fa4925d642df3c39c6c89da3be9.jpg)
後位側
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/82/910309f621cdbedb02022bb9da729e9a.jpg)
横から見た感じ
勝手に解放して客車置き去り衝突事故に繋がる不随意解放は「本家ケーディー」をはじめ各社の「ケーディーもどき」を使う限りは日常茶飯事です。
これを解決出来るのはIMONカプラーだけです。
ところがIMONカプラーは開発速度が遅く、まだケーディー#711対応のHO-101(とその上方シャンクHO-102)だけしかまだ有りません。
プラ客車それぞれ改造する中で、一番最初に手を付けた天賞堂(バックマン)製スハ32系だけはHO-101に置き換えるとこうなりがちなのです。
(2mm長いタイプが今すぐ欲しい!!)
KATO、TOMIX、アクラスの3社はHO-101で全く問題なしです。
HO-101より2mm長い2mmビス対応種が発売されても、これらの客車へのベストマッチはHO-101でしょう。
構造的にどうしても長いカプラーが必要そうな天賞堂(バックマン)製スハ32系
しかし、やって出来ないことはない。
出来る限りの調整で貸し出し用プラ客車編成用の1両は仕立て上げることに致します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/61/f937ea8a06e4d4e83490a0f18f47f43d.jpg)
遂に分解に成功しました。 この状態で見るとたいして拙くない位置にあるように見えます。
天賞堂(バックマン)製スハ32系はとても分解しづらいのです。
合体させるのは「あっ」という間に「パチン」と嵌りますが、分解するときは「この客車は壊れるかな?もう壊れるかな・・・・」と心配しながら10回に1回くらい成功するという程難しいのです。
10回のうち9回は精神的に堪えられず分解を諦めるのです。
分解できたら今日の仕事は終わりです。 短時間でも作業5時間分は精神的に疲れますから。
このスハフ32を組み立ててみたとき「あっ、このカプラー位置は拙いな、もっと前に出そう」と考えました。
もちろん分解できませんでした。 ですから直せません。
それから何度「分解」に挑戦した事やら・・・・・
そして、今回死ぬ気で取り組んで遂に分解に成功したのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/a8/973de8451b9e8d464a0db54ad42d9705.jpg)
天賞堂(バックマン)製スハ32系は、他のプラ客車とかなり違う構造になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/c5/3d9c2842ac4a63f3b2c3bf5177712259.jpg)
ここで昔の作業を復習してみます。
原形ではこの太くて低い円筒に#5相当と思わしきマックヘンリーカプラーを嵌めてカプラーポケットを被せると復元バネ付きのカプラーが取り付くわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/48/139f1b0afefe6921a54755d43a0a3393.jpg)
裏(車体側)から見ても穴が開いて居ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/d5/5e18231d78f1a41b31de54d22994e855.jpg)
こうして突起を切り落とし
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/50/25c118bf800e17fdccf76aed21bd82c4.jpg)
1.5mm径ドリルで穴をかっぽじって広げ、この位置にHO-101を固定したわけです。
(2mm+α程度短くなりますが、KATOMIX客車はその程度縮めて丁度良いのでOKと思いました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/c4/9568e9dab135cf8e9588f63ec662d7ea.jpg)
これは現在です。 まずはバラバラにします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/3f/a0ccc4c490ef393ae9834bbf1c2e24d8.jpg)
前回使った板ナットの反対側、端に寄せて1.4mmタップを切った穴を作ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/49/e8ffaada13e078dc240c5639a180a310.jpg)
細い丸ヤスリでどんどん長穴にして端に迫っていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/13/7df029015530932279300a9cd557db5a.jpg)
IMONカプラーに優しい「金属ワッシャ+小頭ビス」から板ナットに深くねじ込めるワッシャ無し大頭ビスに切り替えることにします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/02/625687058f523285b12de6e38de1e29f.jpg)
前に一所懸命寄せた取付です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/e3/d5b6d33faab74b17bf79365809b4cb6d.jpg)
これはその反対サイド。 1mm+αほど前に出たと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/91/135882c6c9d88f7efb522ad1fb9f4f6f.jpg)
組立はあっという間です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/ec/031b0909efbc6359b965e6c5f75bbebf.jpg)
この出っ張り具合です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ae/aab14ddf72fd5c89ad8bd47daa95bcdc.jpg)
こちらは前位側です。
このカプラー位置同志2両直接連結では少し不安が有りますが、他のプラ客車はもう少し出っぱっているのでこの一両がまだ少し引っ込み気味でも問題ないレベルに来ました。
「カーブで少し伸縮する」というIMONカプラーにも助けられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/04/9eddcf8bce65cc15f0ccc992b2b6e4a3.jpg)
収納状態です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/de/da24d01456dba7407b15902405851246.jpg)
貸し出し用普通列車7両編成です。 (1260円/2時間)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/5e/560594a0dda7674f9d651a9349eb9228.jpg)
実は荷物車はいずれオハニ61に換えたいと思っています。
フジモデルから塗装済みキットが出るのを期待して居ます。
今この編成に入っているマニ36は「北スミ」の所属表記が付いた電暖付き車両で、将来「貸し出し用急行編成」に回す予定の車なのです。
原宿店レイアウトにはこれまでも12系6連が有りましたのでこれで2編成。
機関車だけをお持ちになり運転を楽しんで頂けたらと思います。
(ハネ、ロネ、ロザ、オユが出たら急行編成を。 出来ればその前に貨物列車を仕立てたいと思います。 申し訳ありません少々お待ち下さい)
そこで運転会をして、近くに飲みに行くのはなかなかお奨めのイベントです。
しかし、電車は仕方がないにしても客車貨車を持ってこなくてはならないのが辛いので貸し出し用客車貨車を用意できないかという要望を頂きました。
それならば、完成品でもウェザリング付きでもマッチする客車編成を折から揃ったばかりの各社の各種16番プラ客車から仕立てましょうというのがこの16番客車加工シリーズです。
スエード調スプレーなどで程々の見た目に仕上がったのですが、カプラーに問題を抱えている車両が1両有ります。
それがこの↓天賞堂スハフ32です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/a7/8ca7bec4150b4af35ae7f845b6583dc2.jpg)
前位側
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/8b/c8ec4fa4925d642df3c39c6c89da3be9.jpg)
後位側
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/82/910309f621cdbedb02022bb9da729e9a.jpg)
横から見た感じ
勝手に解放して客車置き去り衝突事故に繋がる不随意解放は「本家ケーディー」をはじめ各社の「ケーディーもどき」を使う限りは日常茶飯事です。
これを解決出来るのはIMONカプラーだけです。
ところがIMONカプラーは開発速度が遅く、まだケーディー#711対応のHO-101(とその上方シャンクHO-102)だけしかまだ有りません。
プラ客車それぞれ改造する中で、一番最初に手を付けた天賞堂(バックマン)製スハ32系だけはHO-101に置き換えるとこうなりがちなのです。
(2mm長いタイプが今すぐ欲しい!!)
KATO、TOMIX、アクラスの3社はHO-101で全く問題なしです。
HO-101より2mm長い2mmビス対応種が発売されても、これらの客車へのベストマッチはHO-101でしょう。
構造的にどうしても長いカプラーが必要そうな天賞堂(バックマン)製スハ32系
しかし、やって出来ないことはない。
出来る限りの調整で貸し出し用プラ客車編成用の1両は仕立て上げることに致します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/61/f937ea8a06e4d4e83490a0f18f47f43d.jpg)
遂に分解に成功しました。 この状態で見るとたいして拙くない位置にあるように見えます。
天賞堂(バックマン)製スハ32系はとても分解しづらいのです。
合体させるのは「あっ」という間に「パチン」と嵌りますが、分解するときは「この客車は壊れるかな?もう壊れるかな・・・・」と心配しながら10回に1回くらい成功するという程難しいのです。
10回のうち9回は精神的に堪えられず分解を諦めるのです。
分解できたら今日の仕事は終わりです。 短時間でも作業5時間分は精神的に疲れますから。
このスハフ32を組み立ててみたとき「あっ、このカプラー位置は拙いな、もっと前に出そう」と考えました。
もちろん分解できませんでした。 ですから直せません。
それから何度「分解」に挑戦した事やら・・・・・
そして、今回死ぬ気で取り組んで遂に分解に成功したのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/a8/973de8451b9e8d464a0db54ad42d9705.jpg)
天賞堂(バックマン)製スハ32系は、他のプラ客車とかなり違う構造になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/c5/3d9c2842ac4a63f3b2c3bf5177712259.jpg)
ここで昔の作業を復習してみます。
原形ではこの太くて低い円筒に#5相当と思わしきマックヘンリーカプラーを嵌めてカプラーポケットを被せると復元バネ付きのカプラーが取り付くわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/48/139f1b0afefe6921a54755d43a0a3393.jpg)
裏(車体側)から見ても穴が開いて居ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/d5/5e18231d78f1a41b31de54d22994e855.jpg)
こうして突起を切り落とし
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/50/25c118bf800e17fdccf76aed21bd82c4.jpg)
1.5mm径ドリルで穴をかっぽじって広げ、この位置にHO-101を固定したわけです。
(2mm+α程度短くなりますが、KATOMIX客車はその程度縮めて丁度良いのでOKと思いました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/c4/9568e9dab135cf8e9588f63ec662d7ea.jpg)
これは現在です。 まずはバラバラにします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/3f/a0ccc4c490ef393ae9834bbf1c2e24d8.jpg)
前回使った板ナットの反対側、端に寄せて1.4mmタップを切った穴を作ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/49/e8ffaada13e078dc240c5639a180a310.jpg)
細い丸ヤスリでどんどん長穴にして端に迫っていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/13/7df029015530932279300a9cd557db5a.jpg)
IMONカプラーに優しい「金属ワッシャ+小頭ビス」から板ナットに深くねじ込めるワッシャ無し大頭ビスに切り替えることにします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/02/625687058f523285b12de6e38de1e29f.jpg)
前に一所懸命寄せた取付です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/e3/d5b6d33faab74b17bf79365809b4cb6d.jpg)
これはその反対サイド。 1mm+αほど前に出たと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/91/135882c6c9d88f7efb522ad1fb9f4f6f.jpg)
組立はあっという間です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/ec/031b0909efbc6359b965e6c5f75bbebf.jpg)
この出っ張り具合です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ae/aab14ddf72fd5c89ad8bd47daa95bcdc.jpg)
こちらは前位側です。
このカプラー位置同志2両直接連結では少し不安が有りますが、他のプラ客車はもう少し出っぱっているのでこの一両がまだ少し引っ込み気味でも問題ないレベルに来ました。
「カーブで少し伸縮する」というIMONカプラーにも助けられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/04/9eddcf8bce65cc15f0ccc992b2b6e4a3.jpg)
収納状態です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/de/da24d01456dba7407b15902405851246.jpg)
貸し出し用普通列車7両編成です。 (1260円/2時間)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/5e/560594a0dda7674f9d651a9349eb9228.jpg)
実は荷物車はいずれオハニ61に換えたいと思っています。
フジモデルから塗装済みキットが出るのを期待して居ます。
今この編成に入っているマニ36は「北スミ」の所属表記が付いた電暖付き車両で、将来「貸し出し用急行編成」に回す予定の車なのです。
原宿店レイアウトにはこれまでも12系6連が有りましたのでこれで2編成。
機関車だけをお持ちになり運転を楽しんで頂けたらと思います。
(ハネ、ロネ、ロザ、オユが出たら急行編成を。 出来ればその前に貨物列車を仕立てたいと思います。 申し訳ありません少々お待ち下さい)