世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。
今日も皆さんと御一緒に聖書を開いてまいりましょう。
今日は、ローマ人への手紙15章19節から。
「私はエルサレムから始めて、ずっと回ってイルリコに至るまで、キリストの福音をくまなく伝えました。」
イルリコというのは、現在のクロアチア、アドリヤ海に面した地域のことです。パウロは「エルサレムから始めて、ずっと回ってイルリコに至るまで」福音をくまなく伝えたと言います。距離にして約二千二百キロメートル。大雑把にとらえれば、北海道の端から沖縄の端まででしょうか。当時の旅のゆっくりしたこと、また様々な危険があったことを考えれば福音を広めるパウロの苦労は大変なものであったことでしょう。
しかしパウロはそのような苦労をものともせず、「もうこの地方には私の働くべき所がなくなりました」(ローマ人への手紙 15章23節)と言うほどに徹底して伝道して歩いたのです。その時から今日に至るまで、実はパウロと同じような熱意をもって福音を広めようと努力する人々がたくさん起こされているのです。
私の友人がアフリカでNPO団体の職員として働いていた時のこと、自分たちが立ち入らないような奥地にまでキリスト教の宣教師たちが入っていって熱心に福音宣教を進めている姿に驚かされたと言います。不便な生活をし、犠牲を払いながら、一体何を語っているのだろうか。興味を持った友人は、教会に通い始めました。そしてついにイエス・キリストにある罪の赦しときよめの祝福を理解するようになり、信仰を持ったというのです。そして、たばこをくゆらし、ただボーッと過ごすだけの人生から、神を喜び神の御心に沿って歩む、活き活きした人生へと脱出することができたと言います。
大切なのは、パウロを始め、キリストの伝道者たちが何を伝えているかということでしょう。それはパウロを始め多くの人々の人生を変えた福音です。
あなもぜひ教会に行って、聖書のメッセージに触れて新しい人生に踏み出していただきたいと思います。
( PBA制作「世の光」2007.08.02放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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