♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■信仰に生きる / 関根弘興

2014年12月29日 | Weblog
2014/12/29放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 あなたは電車に乗るとき、片足を電車に、片足をホームに置いてじっとしていることなんてありませんよね。なぜならそのままでは発車と同時に転んでしまうからです。思い切って電車に乗り込めば目的の場所に行くことができますよね。実は信仰というのも同じように思うんですねえ、どっちつかずではなくて思い切ってイエス様に人生を委ね、おまかせして生きること、これが大切だと思うんです。なぜなら神様は必ずすべてを最善に導いてくださるからです。

 でも時々、信仰を持って生きるということは何か不自由になるのではないかと考える人もいるんですね。信仰を持ったらあれもだめ、これもだめ、窮屈な生活が待ってるのではないか、何かたくさんの戒め・戒律を守って生きていくことではないか、というに考えてる人もいるんです。

 しかしそうではありません。新約聖書のガラテヤ人への手紙5章1節にはこう書かれています。
 「キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。ですから、あなたがたは、しっかり立って、またと奴隷のくびきを負わせられないようにしなさい。

 こう書かれているんですね。イエス様にすべてを任せ信頼し生きていくことは、様々な束縛から解放されて自由に生きることに繋がるんだ、と聖書は約束しています。もちろん、イエス・キリストの弟子たちを見ても分かる通り、イエス・キリストを信じ従っていったからといって、その後の生活が完全なものになるわけでありません。時には失敗がありますし、挫折もあるし、試練もあります。

 例えば、あのイエス・キリストの弟子のペテロは、イエス・キリストが捕えられ審問を受けている時、何と三度も「イエスなど知らない!」と否定してしまいましたね。しかしペテロはその大失敗の経験を通して自分の弱さを知ることになったんです。そして、こんなイエス様を三度も否定してしまった自分を赦してくださり慈しんでくださるイエス・キリストの愛を体験していったんですねえ。彼は失敗しましたが、その後立ち直ってイエス・キリストの福音を大胆に宣べ伝えるものとされていきました。

 私はあなたにぜひ知って欲しいんです。私たちは完全なものなど一人もいません。失敗があるし、つまずきがあります。しかしそんなあなたの傍らにいつもイエス様の愛の眼差しが注がれていることを知って欲しいんです。信仰に生きることは戒めや戒律に生きることではなくイエス・キリストの愛の眼差しを受けながら与えられた毎日をそしてこれから迎える新しい年を精一杯生きていくことなんですね。

 (PBA制作「世の光」2014.12.29放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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