向日葵のわれを見おろす高さかな ひよどり 一平
(ひまわりのわれをみおろすたかさかな)
・・・・・・・
外出という身近な行動に、コロナに感染するかもしれない危険が潜んでいるという不気味さ。
もちろん私が憶病ということはあるが、選んで乗った品川行の急行も、既に乗っていた乗客がソーシャルディスタンスとやらで、しかも互い違いに座っている。空席であっても隣には座りにくい。
コロナは世の中の効率性や経済性を下げている。更には人情をどんどん薄くしている。
経済を崩壊させないために、抑制しながら行動するのは分かるが、感染が怖いからといって隣席を空けて置きたいという意識。
もはやそこには、「譲り合って座る」という雰囲気はない。