新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

夕暮れの百日紅

2020年07月18日 21時31分51秒 | 写真と俳句

     

          夕暮れて家路は遠し百日紅    ひよどり 一平

  (ゆうぐれていえじはとおしさるすべり)

   ・・・・・・・

 夕暮れてから、友人からのメールで写真が送られて来た。

 小雨降る中をわざわざ撮って、送ってくれたのだ。

 それにひきかえ、私は怠惰な一日であった。

 寝ていようかと思ったが、寝ている積極的な理由はなく、惰性で朝食をとり、同じような気分で夜になってしまった。

 鬱っぽいのかと言えば、別にそれほどの気分ではなく、藤井新棋聖にからむ新聞を喜んで読んで見たり・・・・。

 そんな時、夕暮れ時の百日紅を受信したので、アップした次第。

   ・・・・・・・

 なんでもコロナの所為にするのは癪だけれど、日常が大いに狂ってしまった。

 しかも、先の見通しが立たないのだから口惜しい。

 と、なってしまったのなら、コロナを横目で見ながらの生活を新しい日常とするしか道は無さそうだ。

  

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草いきれ

2020年07月18日 11時14分28秒 | 写真と俳句

    踏み入りて身の丈越ゆる草いきれ    ひよどり 一平

   (ふみいりてみのたけこゆるくさいきれ)

    ・・・・・・・

 夏目漱石の「坊ちゃん」の書き出しは、「親譲りの無鉄砲で小共の頃から損ばかりしている」とあった。 

 それほどではないが、私も少年の頃は、草叢に蛇がいようが毒虫がいようが、怖れずに踏み込んでいた。

 大きな石を素手で持ち上げて、凄い百足に指を嚙まれ、その百足を持って病院へ駆け込んだことがあった。

 傷を負うことを怖れていては、何も得られないと思っていた時代だった。

 今は、石橋を叩いてもなお渡らない。

 憶病者と笑うムキがあるかもしれないが、笑いたい人には笑わせおけばいい。

 身の丈を越える草叢に入るには、それなりの勇気がいるものだ。

    ・・・・・・・

 コロナ対策のため、東京をはずして「GO TOトラベル」を実行するのだそうだ。

 それも一つの考えかもしれない。それほどまでに旅行・観光業界が傷んでいるのだろう。

 各界・各層の国民全員が、耐えに耐えてコロナと立ち向かうべきと思う。

 しかし、耐えるにも限度があろう。そこが難しい。

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