新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

私の柔道

2020年04月10日 18時40分32秒 | 写真と俳句

    女らの囃す声ごゑ黄水仙   ひよどり 一平

   (おんなのはやす声ごゑきすいせん)

     ・・・・・・・

 男だからという理由だけで、私は中学生時代から柔道を始めた。

 友人と一緒に自転車に乗って、隣町の柔道場へ通った。

 ひ弱な友人は、丈夫な身体を作りたいという彼の母親の強い気持ちがあったが、私は、「お前は男なんだから・・・」という父親の言葉に従ったのだ。

 高校生になったとたん、友人は柔道をやめた。しかし私は柔道部に入り、それなりに努力した。しかし、正選手にはなれなかった。誰かが休んだような折、「おい、お前」と言われて対外試合に出る程度の実力だった。

 稽古の前、校外のランニングがあった。汗臭い柔道着を着た10人余りの高校生が、声を上げながら走った。女子高校の前では、一段と大声になった。

 女子高生たちは、ほとんど見てくれなかった。それでも時折は、2階、3階あたりの教室の窓から、「頑張って~」という幾人かの嬌声が上がった。私たちはそれだけで満足だった。純情な高校生だった。

 大学に入っても、柔道は止めなかった。惰性のようなものだった。

 今になって、柔道をやっていてよかったと思っている。特段の理由はない。

  

 

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トホホ・・・

2020年04月10日 08時46分48秒 | 写真と俳句

 

   桜蕊降るや悪疫治まらず       ひよどり一平

 (さくらしべふるやあくえきおさまらず)

  ・・・・・・・

 新型コロナウイルスと対峙するため、国は「緊急事態宣言」を発動した。

 やっと足並みが揃ったかと思ったが、基本に近い部分で足並みが揃わない。

 しかし、大きな一歩だったと思う。ここを基本として、手早く次へと展開して欲しい。国民は自らのことなのだから、国や都や府県の指示に従って行きたい。

 そんな中、中国は武漢市の封鎖を解いたとか。

 となれば、まだ発症していない幾万とも言われている感染者が、うわーと放出されることになるのだ。

 恐ろしいことではないか。

     ・・・・・・・

 わが身のことを言えば、それがまた何やかやと中々で・・・・。

 と、まあ、当面は、新型コロナウイルスを防ぎながら、襲いかかって来ている難題とも対峙しなければならない。

 身から出た錆とは言え、トホホ・・・であることには違いない。

 

 

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