新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

恋の行方

2020年04月08日 21時03分03秒 | 写真と俳句

   しゃぼん玉恋の行方かすぐ消ゆる    ひよどり 一平

  (しゃぼんだまこいのゆくえかすぐきゆる)

   ・・・・・・・ 

 公園で、しゃぼん玉を吹いている子供に出会った。

 一枚撮らせて貰おうとの魂胆で近づいた。母親らしき女性が子供の肩に手を廻し、上目使いに私を睨んだ。睨んだのではないかも知れないが、私にはそう見えた。

 「綺麗なしゃぼん玉なので、撮らせて貰おうと思いましてね」なんとも格好の悪い言い訳をした。

 「あ、そうでしたか、◎◎ちゃん、上手に吹いて見せてあげて」

 そんな経緯を経て撮った一枚だ。

    ・・・・・・・

 新型コロナウイルスにしっかり対峙するため、昨日、安倍首相によって、緊急事態宣言が発せられた。

 私に関わることを言えば、無暗に出歩いてはいけない、特に東京へは行くなということらしい。

 ついでに言えば、飲み屋には行くな、カラオケには行くなということなのだ。

 かなり無粋なことではあるが、止むを得ないと思う。

コメント (2)
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大仰に散る

2020年04月08日 12時14分12秒 | 写真と俳句

     散り際にそれと気づきし紫木蓮    ひよどり 一平

   (ちりぎわにそれときづきししもくれん)

    ・・・・・・・

 紫木蓮は目立たない花だ。咲いても目立たない。散り際になって初めて、「あっ、紫木蓮だ」と気付く。

 もとより私の注意散漫が原因ではあるが、紫木蓮自体、周囲の雰囲気の中に沈んでいるのではなかろうか。住宅地であろうと、池の端であろうと、私は見過ごすことが多い。

 その反面、散るときの大仰さには呆れる。しっかり見ろとばかりの大騒ぎだ。

 考えてみれば、撮影術のヘボさを告白しているようなものか。

 

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