新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

どんな事情か

2020年04月11日 19時34分23秒 | 写真と俳句

    近在で死ぬる覚悟や残る鴨   ひよどり 一平

   (きんざいでしぬるかくごやのこるかも)

    ・・・・・・・

 前にも書いたことだがこの池の数百羽ほどの鴨は、ほとんどが北方の繁殖地へ戻って行った。

 あれほど騒がしかった池が、今はひっそりと静けさを取り戻している。

 そんな中で、この鴨のように、仲間たちと一緒に戻らなかった鴨たちがいる。

 数羽のグルーから一羽の鴨まで、それぞれがひっそりとしている。

 この二羽の鴨は、どんな事情で残っているのだろうか。親子なのか、兄弟なのか、番なのか、事情に疎い私の知る由もない。が、絶えず離れず、他の鴨たちとは交わらず、始終この二羽で動いていた。

 どちらかの鴨が病を得ていて、他の一羽が労わって残ったのかも知れない。

 身体の大きさから、親子とも思えるのだが・・・。

 とてもとても、鴨料理は想像できない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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