青空に突き出たロウバイを撮ってみた。なんの変哲もない枝振りではあるが、花弁の硬質感はやわらいでいるかも知れない。(2004年1月13日撮影)
先ほど、ちっちゃな怪獣(孫娘)が帰って行った。
今、火の消えたような家の中。ホットしたような、がっかりしたような……。
今年がどのような年になるのか、自分のことですら私には予測できない。
私自身のことを言えば、まだ努力の余地は残っていそうだ。
しかし事を大きく構え、國家レベルのこととなると、私ごときが努力しても、及ぶところではない。
民間レベルでの対処もあろうが、なによりも政府の基本姿勢が肝腎だ。
その点、福田首相の顔は見えない。見えている顔は、「強い志」を持っていそうもない「右顧左眄」の顔だ。
国家観など持っているのかどうか。
なにしろ首相に指名されたとき、「貧乏くじを引いた」とボヤいたり、「人の嫌がることはしない」と言うような御仁なのだ。
先般の中国訪問がいい例だった。
君臨する胡錦涛の前で、福田首相と温家宝首相が見せかけの芝居を演じて見せた。
福田康夫のカウンターパートは、胡錦涛ではなかったのだろうか。
昔の歴史で学んだ「朝貢外交」を思い出す。
結局のところ何も決まらず、結論は胡錦涛の来日までお預け。
それだって果たしてどうなるか。
経済大国としての日本が、国際的に重い荷を背負わされることは止むを得まい。
しかし荷を背負うにしても、他国から尊敬されつつ、誇りを以て背負いたい。
際限なく「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」の虚構を、諾々と受け入れさせられているのでは、後世にも負の遺産を残すことになる。
是は是、非は非と主張出来る國の地位を、是非築きたいものだ。
それがあってこそ、真の国際貢献が可能となる。
それは政府と官僚の仕事だ。
また、多元外交とやらで悦に入っている野党政治家の見識も問われる。
なかんずく、首相の役割は重い。
それを「貧乏くじ」と思うようでは、首相の資格がない。首相どころか、政治家としても失格だ。
年頭の記者会見では、「年金問題」について、40年に及ぶ政治家の責任と言ったし、また
薬害肝炎についても國の責任と言明したので、少しは考えはじめたろうか。
とにかく「考え方」の見えない透明人間だ。
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