新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

お粗末な党首討論

2008年01月11日 09時07分41秒 | 政治・経済

S_007ta
ロウバイ咲く 2005年1月13日

 掲げた写真は、平成17年1月13日、市民の森のロウバイ。

 ほかの木がまだはっきり芽吹く前に、いち早く花咲かせていた。

 あたり一帯に芳しい香りが漂い流れ、早春とさえ言いたくなる雰囲気だった。

 一昨日、福田首相と民主党小沢代表との間で、党首討論が行われた。

 双方とも口下手なこともあるが、平板で迫力のない内容だった。

 この二人、つい先般に大連立について話し合いをした間柄なので、やりにくい関係だったこともあるのだろうか。

 この討論に先立ち、記者質問に対し福田首相は、「私は受けて立つ立場なので、相手の話をよく聞いて、しっかり答えたい」、と言っていた。

 おかしな話ではないか。

 ほとんどが政府提案の法案を審議している国会なのだ。

 首相としては、なんのかんのと言って抵抗している野党の代表に対し、政府の意のあるところを説明し、迫力を以て協力を迫るべきではないのか。

「受けて立つ立場」とは、考え違いもはなはだしい。失望しながら聞いていた。

 やはり案に違わず、二人のやり取りは空疎なものであった。

 小沢代表の国家像は、国連に隷属する日本だ。

 国連が決めたことなら、憲法をも越えて協力するという国連優先論者。

 国連が決めたことなら、どんな事でも従いますよ、といった調子だ。

 国連あって日本なし。

 もっとも、彼の腹の中は見えない。

 湾岸戦争の時の屈辱感がトラウマとなってもいるようだ。

 國の命運をかけ、国連をリードし活用する積極論はない。

 福田首相には、明解な国家像は感じられない。

なにしろ、「周囲の國が嫌がることはしない」と明言している首相なので、なにも期待できない。

 福田首相は、すべて受け身。

 中国や韓国の嫌がることはしないのだから、危なっかしい人だ。

 そんな二人の討論なのだから、聞かなくともよかったようなものだった。

 明解な国家像と強いリーダーシップを有する新しいリーダーの登場を待つのみだ。

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コメント (10)
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