新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

山茶花散りて

2008年01月09日 09時38分33秒 | 写真俳句・エッセー

20021260019it
現(うつ)し世の山茶花散りて恋果てぬ

 ブログ仲間の某兄の記事に、初恋談義があった。

 時折は夢に出ていた初恋の君が、同窓会で会って以来、夢に出てくれなくなったという話である。

 意味深長だ。

 抱いていた憬れが、再会によって砕かれたということなのだろうか。

 山茶花の花言葉は、「理想の恋」、「控えめな恋」だという。

 某兄の夢と山茶花の花言葉を考えていたら、俳句にもならない戯れ句が思い浮かんだ。

 某兄には申し訳ないが、戯れ句の動機に使わせてもらった。

   現(うつ)し世の山茶花散りて恋果てぬ  鵯 一平 

 写真は平成14年1月26日、市民の森公園で撮影したものである。

 椿の落花は醜いが、山茶花の花びらは散っても美しい。

 「控えめな恋」の所以だ。

 散ってのちも、恨みと思わず、密かに地面を彩っている。

 可憐ではないか。片思いに相応しい情景だ。

 初恋の君が、ふたたび某兄の夢見に立つよう祈ることにしよう。

 某兄さん、ゴメンナサイ。

にほんブログ村 シニア日記ブログへ ← ランキングに参加しております。
            ポチッと応援クリックをお願いします。
            励みになるのです。
                                                    


             

 

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする