新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

二人の王子に期待

2007年06月13日 17時00分38秒 | 社会・世相

 「ハンカチ王子」に「はにかみ王子」が加わり、巷は「二人の王子」で湧いている。
 ハンカチ王子は、大学1年生(19歳)の斉藤裕樹。昨年夏の甲子園で優勝投手となって以来、野球フアンに止まらず、広範囲の人々を魅了。暑い甲子園のマウンドで、ズボンのポケットから取り出した青いハンドタオルで汗をぬぐう仕草が、多くの老若男女の胸をキュンとさせた。ピンチに追い込まれても、心の動揺を甘いマスクの裏側に隠しきっていたひたむきさが、可愛らしく頼もしく、そして痛々しく見る者を感動させた。春の東京六大学野球では、1年生でありながらマウンドに上がり、4勝をマーク。忘れられていた大学野球に、人々の目を向けさせたことも大きい成果と言えよう。
 はにかみ王子は、高校1年生(15歳)の石川遼。5月のプロゴルフツアーで史上最年少で優勝し、なんともあどけないは笑顔を見せたことから、世の命名となったものである。その後幾つかの大会に出場したが、上位入賞とはなっていない。アマチユアゴルフ選手権では異例のギャラリー動員数だったことも、大きな話題となった。
 このような経緯から、二人の王子が誕生した。どちらも逸材であることは間違いない。今後の成長に大きな期待を抱きながら、ほどの良い声援を送り続けて行きたい。
 逸材ではあっても、二人はまだまだ若い。フアンや観客やギャラリーは、彼らの5年先や10年先を思いながら、節度ある声援を送るべきだ。それが大人としての責務だ。特にマスコミは、限度をわきまえた取材活動に努めて欲しい。突きつけられたマイクの前で、大向こう受けを意識したような受け答えを見せたとしたら、それはまだ彼らの責任ではない。マスコミの責任であり、両親をはじめとする家族、監督、コーチなどの責任だ。

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