波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

鳳来寺山の紅葉

2010-12-01 00:01:42 | お出かけ
こんばんは、白黒茶々です。
茶々のことでたくさんのコメントをくださり、ありがとうございます。 まだ彼女のいない生活に慣れていないのですけど、皆さんの温かいお言葉のおかげで、立ち直りつつあります。茶々は確かにいた……… そのことを心に刻みつつ、これからも頑張っていきます。 そんなところで、次のネタに入らせていただきます。


秋がすっかり深まり、全国各地から紅葉だよりが届くようになってきました。 それらに触発されて、ウチもそろそろ紅葉狩りに行こうということになりました。昨年までは岡崎東公園に行っていたのですけど、今回はもっと近場の鳳来寺山で話がまとまりました。

鳳来寺山は、愛知県新城市に位置していて、1425段の石段を昇ったところに鳳来寺があります。
その歴史は古く、8世紀に開山したと伝えられています。また、徳川家康の生母の於大の方がこちらに参籠し、家康を授けられたともいいます。そのことから、三代将軍家光が伽藍を大改築し、その際に家康を祀った東照宮も設けられました。ちなみにこちらの東照宮は、日光、久能山と並んで三大東照宮のうちの一つに数えられています。

実は、その鳳来寺山に行く前に、私は頭の中でシナリオを用意していたのです。 それは………
まず山の麓まで車で行き、そこから山頂に続く石段を箔と一緒に上るところだけを写真に撮ります。 次に自動車専用の登山道(鳳来山パークウェイ)を使って移動し、山の上でもう一枚撮って、あたかも長い石段を制覇したようなフリをした揚げ句、ネタばらしをするというのです。さらに、皆さんから「なぁ~んだ」というコメントをもらってほくそ笑むところまで考えるなんて、私ってなんて策師なんでしょう♪

そして紅葉狩り当日、私は箔も従えて、車で鳳来寺山の麓に向かいました。 そのあたりに行くのは今回が初めてで勝手がよくわからないのですけど、山道に続く門前町手前の駐車場が満車になりそうなので、とりあえずそこに車を止めて、その先を目指すことにしましょう。



そこからすでにすごい人出なのですけど、登山口の石段までまだ遠いみたいですね。 かなり歩いたような気がするのに、なかなかそれらしいものは見えてきません。と、そこで「石段まであと1100メートル」の看板が。 「え~、まだそんなに歩くの~ 」箔母さんが弱音を吐いております。 そんな彼女を、「いい具合の紅葉があるかも知れないから、もうちょっと歩こうよぅ(紅葉)」さりげなくダジャレを織り交ぜて、なだめる私。

絶望地点からしばらく歩いていったら、今度は「無料姓名診断」なるものが見えてきました。 「せっかくだから………」このセリフ、湘南オフではたくさん飛び交ったような……… とにかく、占いのおばちゃんに私たちの名前を診てもらうことにしましょう。
しかし、そこには先客がいるみたいで、なかなか私たちの番が回ってきませんでした。そこで箔母さんは「私はこの場に残るから、この先に行くだったら、いっといで 」と提案してきました。「じゃあ、お言葉に甘えて………」私と箔は鳳来寺山の麓を目指しました。「やっぱオレも行く~ 」それから間もなくして、たつぴが追いかけて来たので、メンバーは男三人衆に。



それでも、箔母さんがリタイヤした地点から程なくして、山の麓らしい雰囲気になってきました。 「あともうちょっとだ、頑張れ~」



そしてついに、第一目的地となる鳳来寺山の登山道の石段にたどり着くことができました。



せっかくなので、たつぴも箔と写真に納まっておきなさい。 それにしても、このあたりの紅葉もいい感じですね~

と、そこに箔母さんからメールが届きました。なになに~「サモエド発見、さくらちゃん、そっちに行きましたぜ(原文ママ)」ですって 「おおっ サモエドですか~」じゃ、じゃあ、今来た道を戻っていけば、確実に逢えるということですよね 私は小躍りしながら今来た道を引き返しました。
すると、遠くに白くて巨大な毛玉が見えてきましたよ あれがさくらちゃんか~「こんにちは~ 」



あらかじめ箔母さんがさくらちゃん一家に「スピッツを連れたウチの旦那が、逢った途端に狂喜乱舞すると思うから 」と紹介してあったおかげで、自己紹介はほとんど要りませんでした。もちろん、予言通りに狂喜乱舞しましたよ。



実際にさくらちゃんに触れてみたら、サモエド特有のゆったり感が漂っていて、箔に対してもとても友好的でした。 さらに、彼らはその近くに住んでいるらしいので、鳳来寺山に行けばまた逢えるかも知れません。

一方の箔母さんの姓名診断のほうはまだ終わらず、時間切れ打ち切りとなってしまいました。 そうしたら、今度は本命の鳳来寺山の上界を目指すことにしましょう。



しかし、山の上に続くパークウェイは私が想像していたよりも混んでいました。 「これでも行く気なの? 」またしても絶望する箔母さんら。「1時間経っても山頂が見えなかったら、あきらめるよ」またしても、わずかな可能性に賭ける私。



それまで、車窓から見える紅葉を堪能するようにしましょう。 それから1時間後にはどうなったかというと………



一応、それっぽいところにはたどり着くことはできました。 ところが、今度は「駐車待ち90分」というのです。 それだけではなく、紅葉狩りをしたいというみんなの弱みに付け込んで、法外な駐車料金を要求する看板が私たちに追い打ちを。「こりゃいかん」結局、紅葉狩り山頂の部は断念しました。

紅葉の時季の鳳来寺山は読めないことが多く、私が思い描いていたことはほとんど実行できませんでした。 白黒茶々さんイリュージョンを披露して、皆さんをアッと言わせたかったのに。いや、そんな鳳来寺山にアッと言わされたのは、むしろ私のほうかも知れません。 それだけその山の紅葉は素晴らしいということでしょう。


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コメント (8)
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