こんばんは、白黒茶々です。
今のこの時季は学校関係は夏休みの真っ只中にあるのですけど、皆さまは学生の頃はどのように過ごされたでしょうか? 山に昆虫採集、海や川やプールで水泳、おじいちゃんの家にお泊まり、………など、たくさん思い浮かぶのですけど、なかには涼しい部屋でテレビゲーム三昧だったという方もいらっしゃると思います。 そういう私も、田舎のいとこの家で自然を満喫……… ではなく、一緒にゲームをやりまくっていましたけど。
いつまでも心に残るゲームといえば、やっぱりRPG(ロールプレイングゲーム)の「DRAGON QUEST(ドラゴンクエスト)」ですよね ドラゴンクエストは大雑把に説明すると、武器や装備を揃えて世界中を冒険し、敵(モンスター)を倒したりしながら物語を進めていくゲームです。その間に仲間と出逢ったり、結婚したり、………と、かなりグッとくる要素も含まれているのですけど、そのぶんゲームに長い時間を要します。 よく「1日に1時間程度にしておきなさい」と言いますけど、やはりムリです。 それよりも、よく考えてみたら「ドラゴンクエスト(略してドラクエ)」は、季節に関係なくやっていたような………
その「ドラクエ」がCGアニメの映画となり、今月の2日から公開されているのですよ そのタイトルはズバリ「DRAGON QUEST YOUR STORYS(ドラゴンクエスト ユア・ストーリー)」で、CGの技術に長けている山崎貴氏が監督を務めています。 私は前の映画レポートのオマケとして、このドラクエ映画のことを書いたのですけど、実はその段階ですでに観に行きたくなっていたのですよ。 さらに、箔母さんやたつぴとその話をしていたら、その観たい欲に拍車がかかってしまいました。 私がこのような状態になったら、もう誰にも止められません
なので、白黒茶々家は家族全員がドラクエ好きということが改めて認識され、まず私が先行して観に行くことになりました。
………ということで、またしてもやって来ましたよ 県境を跨いだ豊橋市にあるユナイテッドシネマ豊橋18に。 ちなみに私がこちらに来るのは、映画「天気の子」以来で、18日ぶりとなります。 しかも、前回はレイトショーでも最後まで寝ないで観れたので、今回も平日の夜にしました。
その映画「ドラクエ」は100席の小さめのスクリーンだったのですけど、20人強ぐらいの入りでした。やはりいきなり本題に入るのもナンなので、今回も公開間近の他の作品を予告編のようにして紹介させていただきます。
まずは「ライオン・キング」です。 ディズニー社のあの名作アニメがCGとなったのですけど、その映像が実写を越えるほど超リアルなのですよ それはまさに、本物の野性動物にドラえもんの「桃太郎印のきびだんご」を食べさせて出演させたのではないのか?と思えるほどです。 さらに、動物たちの動きが細かくて、サバンナの風景も大迫力ですし。もちろん、物語の内容にもグッときますよ 気になる「ライオン・キング」は、8月9日から公開されています。
次は「僕のワンダフル・ジャーニー」であります。 こちらも動物の中でもワンコの映画なのですけど、2年前に上映され、たくさんの涙と反響があった「僕のワンダフルライフ」の続編となります。 最愛の飼い主イーサンのもとに帰るために、何度も生まれ変わった犬のベイリー。 月日が流れ、ベイリーはイーサンと、彼の初恋の人・ハンナとともに暮らしていました。 彼らの亡くなった息子とその妻・グロリアの間にCJという赤ちゃんがいたのですけど、グロリアは彼女を連れて出ていってしまいました。 そのような中で、ベイリーにはお迎えが来たのですけど、イーサンに「CJを守るために戻ってきてくれ 」という新たな指命を与えられて……… こうなったら、またしても生まれ変わって、CJを守らなければ このようにして、ベイリーの新たな旅が始まりました。
やはり愛犬家の身としては、思い入れのある子には生まれ変わって戻ってきてもらいたいですね。 しかし箔の場合は、一部波に憑依しているような……… それはさておき、映画「僕のワンダフル・ジャーニー」のほうは9月13日から公開される予定です。
そうしているうちに、映画館ではお約束のカメラ男、ポップコーン男、ジュース男、パトランプ男らによる「ノーモア・映画泥棒」の注意喚起の映像が流され、いよいよ「DRAGON QUEST YOUR STORYS」の本編が始まりました。
いきなりCG化されたリアルなドラクエの風景やキャラクターが観られるのかと思いきや、あのゲームそのまんまの絵で入りましたよ しかも、登場人物のセリフは字幕とともに「ぷるるる………」という効果音が流れるだけですし。 「このまま最後までいったら、どおしよ~ 」と私が心配しかけたその時に、予告編やテレビCMなどに映ったリアルなCGの姿となったのですけど、実はこれには深い理由があったのですよ。 それは山崎貴監督の粋な演出で、この映画を最後まで観ていけばわかります。
さて、映画「ドラクエ」の本編のほうですけど、その内容は大ヒットしたゲームの「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」をベースにしています。 冒険家のパパス(声・山田孝之)と妻マーサ(賀来千香子)の間に生まれた男の子には「リュカ」という名前がつけられました。 えっ、勇者「おそまつ」か「のびた」ではないのですか
※それらだといろいろと問題がありますし、白黒茶々さんのネーミングセンスは反映されませんよ。(編集部注)
パパスは、ゲマ(吉田鋼太郎)が率いる魔物たちに連れ去られたマーサを救い出すために、リュカ少年やキラーパンサーのゲレゲレとともに旅に出ました。 その旅先でついにゲマや魔物たちと遭遇し、戦いに挑んだのですけど、一瞬の隙をついてリュカを人質に取られてしまいます。 一切手出しをすることができなくなったパパスは一方的にやられ、リュカの前で無惨に殺されてしまいました。
残されたリュカは、ラインハットのヘンリー王子とともに、魔物の奴隷として働かされることに。 昔ゲームで「ドラクエV」をやっていた私は、この悪夢のような急転直下の展開に、かなり沈みました。 映画版のほうも悲惨で、リュカとヘンリー王子の終わりの見えない奴隷生活は、10年にもなっていました。
「このままここにいるワケにはいかない 」と決心したリュカ(佐藤健)は、ヘンリー王子(坂口健太郎)とともに脱出する方法を考えたのですけど、それはなりふり構わないものでした。 まあ、確かにキレイな手段ではなかったのですけど………
なんとかしてシャバに出たリュカは、再び母を探す旅に出かけました。
一方のヘンリー王子はラインハットに帰ったのですけど、入城を止められた兵士に「相変わらずカエルはニガテなのか?トム」と語りかけました。 「どうして私の名を……… ヘンリー王子、お懐かしうございます 」このあたりはやはり、グッときますね。
その後、リュカは冒険先のサラボナで幼い頃に一緒に冒険したビアンカ(有村架純)や………
幼馴染みのフローラ(波瑠)と再会するのですけど、どちらか1人を花嫁に選ばなければならないことに。 ただし、ここでは「二人とも好きだから選べない 」なんて答えはヌキですよ。
さらに、ゲマたちを討ち滅ばすために「天空の剣」を使いこなせる者を見つけ出さなければならないのですけど、果たして………
リュカたちが世界中のいろんな町やポイントを訪れながら物語を展開していくのは、ゲーム版と一緒です。しかも、いろんなところで背景が繋がっていくところに、ドラマ性を感じます。
それから、CGを駆使していることもあって、人物やその動き、風景などが事細かに描かれ、リアルです。 ただし、人間の肌がツヤツヤし過ぎていて、私には動くソフビ(ソフトビニール製の)人形に思えてしまうのですけど。
また、ゲーム版の登場人物は、鳥山明氏がデザインしていたのですけど、映画版のほうはそれらに似ても似つかない姿をしています。 そのことに関しては賛否両論あるみたいですけど、私は賛成派のほうです。 特に、ビアンカはカワイイと思いません?
さらに、リュカのことを慕い、彼の仲間となったスライムのスラりんは、製作側がこだわっただけあって独特の質感をしていて、ついつい見入ってしまいます。
物語は絶体絶命の場面から終結に向かっていくのですけど、ただゲームの内容をなぞっていくだけではなく、意外な展開となります。 ネタバレとなってしまうので、これ以上のことは言えないのですけど、映画の冒頭がゲームの画面だったり、サブタイトルが「YOUR STORYS(ユア・ストーリー)」となっていることに関係しています。 ただし、私は仕事で疲れている状態でレイトショーに挑んだこともあって、意識朦朧としてしまって、全体の4割ほどはあまり覚えていないのですよ。 なので、映画の中にこれらとは違った見方がまだ潜んでいるのかも知れません。いろんな意味で観る価値があり、私も再戦しようかどうか迷っている映画「DRAGON QUEST YOUR STORYS」。現在全国で好調上映中なので、少しでも心に引っ掛かった方は、お近くの映画館にお駆け込みくださいませ。
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