波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

遠州横須賀いいトコ、一度はおいで

2020-04-04 02:26:24 | お城

こんばんは、白黒茶々です。

「もうその話はしないで」とか「もう聞き飽きた」とか言われそうですけど、新型コロナウイルスの猛威はなかなか衰えず、世界全体が出口の見えないトンネルに入ってしまったような感じになってしまいました。 このような時は、休日は家から1歩も出ないようにするのが賢明なのですけど、ワンコを飼っている身としてはそうするワケにはいきません。いや、家でじ~っとしているのがニガテな私に似たのかも知れませんけど、は私が休日に家にいると落ち着かず、一緒に外出することをせがんでくるのですよ。
それならば、人がまばらな田舎の城跡とかならば、感染の恐れはない……… というよりは、かえって安全かも知れません。 そのような流れで3月20日の祝日は、私は朝から彼女らを車に乗せて、出掛けました。

その日最初の目的地は、遠州横須賀こと静岡県掛川市の南部にある、横須賀城でした。

こちらのお城は、武田勝頼の手に渡った高天神城を攻略するために、徳川家康大須賀康高に命じて天正6年(1578年)に築かせました。 その後もお城は拡張され、江戸時代初期に今日見られる規模になり、明治時代に入るまで存続しました。

廃城後、石垣の石はごっそり抜かれ、学校や駅などに転用されたのですけど近年になって復元され、昭和56年(1981年)に国の史跡に指定されました。

ちなみにこちらの三日月池は、かつてお堀だったところであります。

そうしたら、本丸跡を目指して坂道を登っていきますよ

こちらは小丘を利用した平山城ということもあって、すぐにたどり着きました。 その本丸跡には、城址碑が立っていて………

さらに、かつて3層4階の天守が建っていたという天守台が整備されています。 城内で最も高いそこからは………

城下町や遠方の遠州灘を臨むことができます。 横須賀城が築かれた頃は、お城のすぐ近くまで海だったのですけど、1707年10月の宝永地震によって土地が隆起し、海岸線は後退してしまいました。

こちらのお城は梅の名所でもあるのですけど、ちょっと来るのが遅かったみたいで、花はすでに散ってしまっていました。
それから、この横須賀城の西北には………

大須賀康高が菩提寺として天正9年(1581年)に創建した、撰要寺があります。 その山門は、横須賀城の不開門を移築したものであります。 さらにその境内には………

横須賀城の初代城主の大須賀康高と2代目(5代目も)の忠政の墓塔が聳え立っています。

それから横須賀の街中では、廻船問屋で豪商となった清水邸の庭園(入場無料)が現存&公開されています。 池の対岸の建物内では、地元産の甘酒や抹茶ラテなどを味わうことができるのですけど、お昼が近いことですし、私の胃袋はもっと重いものを要求していました。 いや、実は最初から狙っていたのですけど………

私はその近くにある佐々木菓子店という駄菓子屋に入っていきました。 老夫婦が営むこちらのお店では、駄菓子の他にも………

飲食スペースがあって、お好み焼きや焼きそば、焼きうどんを食べることができるのですよ しかも200円台からあって、かなりリーズナブルときたもんだ 3年ほど前に初めて訪れた際には、いきなり特大盛りを注文して、あまりの量に驚いてしまいましたけど(それでも完食いたしました)、今回は大盛りとさせていただきます。 それから、肉と目玉のトッピングもお願いします
間もなくして出てきたものは………

おおっ、がっつりいきたい今の私には、ちょうどいい量ですね。 ちぢれた麺は肉やキャベツと一緒に炒めて、ソースで味付けされているのですけど、このあたりのお店では追いソースも用意してくれるみたいですね。さらにその上には、カツオ節と目玉焼きがトッピングされ、紅しょうがが添えられています。
特別な派手さはないのですけど、あと引く美味しさで、箸を止めることなくいってしまいます。 さらにソースを加えると、味にアクセントができていいですね。 それから、半熟の目玉焼きのほうは……… 途中で黄身をつぶして麺と絡めて食べるのが王道なのですけど、私の場合は慎重に白身を削っていき、崩さないように保ってきた黄身を、最後のひと口となった麺と一緒に口に入れて締めるようにしています。
このお店はずっと前から、この地域の子供や部活帰りの高校生などのお腹を満たしてきたのですね。私も近々、またお腹を満たしに来るかも知れません。その時はよろしくお願いします。

あとは横須賀小学校の二宮金次郎像と一緒に写真を撮って、今回の訪問を締めることにしましょう。 金次郎といえば、薪を背負って本を読みながら歩く姿が定番なのですけど、こちらはわらじを手にしたスタイルとなっていますね。これは、彼が小さい頃にわらじを編んで家計を助けたことに由来していると思われます。
遠州横須賀では、(私は)腹ごしらえが済んだことですし、次回は同じ市内にある中世の山城の高天神城を登ろうと思います。



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