こんばんは、白黒茶々です。
前回の節分の話にもチョイ役で出てきましたけど、京は白黒茶々家にいる茶トラのメス猫です。
2011年の4月ぐらいに生まれたと推定され、ウチでは最年長の銀ちゃに次ぐ8歳です。 その彼女は、茶トラ猫に思い入れのある私があらゆるところに里子の情報を求め、その2011年の7月に熊野のほうで農家漫画家をやっているへげたれ妻さんに連れてきていただいた子でもあります。体重は3kg台と、我が家では最も小柄なのですけど、犬の波より強い銀姉さんには場所取りなどで勝っているので、ウチのワンニャンの中では最京、いや、最強なのかも知れません。
それから、ウチの子となってからは病気らしいものになったこともありませんでした。その京ちゃに異変が見られるようになったのは、昨年の9月頃のことでした。
ある日、いきなり京ちゃの身体が左に傾き、まっすぐ歩けなくなったのです。 それから数日間様子を見ても、少しもよくなりませんでした。
これはイカンと思った私と箔母さんは、彼女を動物病院に連れていくことにしました。 そこで獣医さんが出した診断は………
「高いところから落ちたりしたら、一時的にこのような症状になることもあるのですけど、脳や神経に原因があったとしたら、大学病院のような大きなところじゃないと調べられません」というのでした。田舎の町医者(失礼)では、厳しいみたいです。 それでも「この症状に効きそうな抗生物質系の注射を打ってみますか?」と提案してきたので「少しでも良くなる可能性があるのなら」私たちはお願いしました。
それから京ちゃの異常な傾きは少しずつ治っていき、数日後には以前と変わらないようにまっすぐ歩いたり高いところに飛び乗ったりできるようにまでなりました。 あの注射が効いたのでしょうか?それとも、あの症状は一時的だったのでしょうか?いずれにしても、これにて一件落着です。
………と、私たちが安心できたのはほんの束の間のことで、それからさらに数週間後には、再び京ちゃはまっすぐ歩けなくなってしまいました。 その偏りは以前より悪化し、階段を転げ落ちたり、ご飯を食べてもすぐに吐いてしまうまでになってしまいました。脳か三半規管が病魔に侵されているのかも知れません。とはいっても、私たちが信頼しているあの病院にまた連れていっても、原因を突き止めることはできそうにありませんし。 先生が仰るような大病院はアテがなく、県内やその近隣まで探しても見つかりませんでしたし………
そうしているうちに、京ちゃは普段は踏み入ることがなかったたつぴのドラムの練習器具の下に入り込み、そこから一歩も出てこないようになってしまいました。 それ以来彼女はずっと飲まず食わずで、トイレに入った形跡も一切見られませんでした。心配になった私は、彼女の口元に水やほぐした猫缶などをもっていったのですけど、一切受け付けてくれませんでした。
京ちゃはこのまま衰弱して、死に向かっていってしまうのでしょうか? それならば、痩せ細って見るに耐えないようになる前に、せめて今の彼女の姿を写真に残しておこうと、私が涙を堪えながら撮ったのが………
こちらになります。猫の場合は犬のように一緒にお出かけするようなことはなく、家で日常の中にいることもあって、なかなか写真に撮ったりしませんでした。 過去に撮ったものは年数が経ち過ぎているので、これを彼女の遺影に使うことになるのかも知れません。
ところが、京ちゃはその後少しずつ動くようになってきて、生命の維持に必要な飲食や排泄を普通におこなうようになり、ふらつきながらも家の中を歩き回ったりもしました。 それからさらに4ヶ月ほど経った現在は………
首を少し傾げた状態ながら、まっすぐ歩いたり高いところに飛び乗ったり、銀姉さんにちょっかいを出したり、………と、以前と変わらない生活を送っています。 完治はしていないと思われるのですけど、京ちゃは現状に身体のほうを対応させているのかも知れませんね。
今回の日記を読んでいくうちに「京ちゃん、死んじゃうの? 」と心配になられた方もいらっしゃるかも知れませんけど、前回の節分の回で元気な姿を見せていたので、ご心配には及びませんでした。 今回の日記は回顧録というか、事後報告なので。 何にしても、これからも彼女がムリなく穏やかに過ごしていけることを願っています。
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