こんばんは、白黒茶々です。
NHK大河ドラマ「どうする家康」は、春先頃に舞台を岡崎から浜松に移し、さらにGWのあたりには、徳川家康(松本潤)は強敵ともいうべき武田信玄(阿部寛)と対決することになりました。 それは、家康が浜松に在城している時の最大の魅せ場というか、彼にとっては人生で最大の危機ともいうべき三方ヶ原の戦いであります。
さらにその放送に合わせるかのように、浜松まつり最終日の5月5日に、松本潤さんが家康に扮して浜松市の中心街をパレードするというではありませんか さらに、井伊直政役の板垣李光人さん、夏目広次役の甲本雅裕さん、平岩親吉役の岡部大さんも、殿(家康)のお供としてやって来ることに その観覧席に入れるのは抽選で選ばれた2万人(のちに2000人ぶん追加)なのですけど、私は喜び勇んで応募しました。
そしていよいよ、その当日となりました。 騎馬武者行列がおこなわれる前に、松本潤さんは自ら監修し、地元の仕出し屋の協力を経て、オリジナルの弁当を作り出しました。 しかも、すべて彼のポケットマネーで。 それには浜名湖産のウナギや三ヶ日牛など、地元の食材が詰め込まれました。
さらにその弁当を、ドリル演奏やダンボール甲冑武者などで一緒にパレードする小学生から高校生、スタッフのみんなに一人ずつ手渡したというではありませんか その様子をニュースの映像で観たら、女の子たちから感激の声があふれていました。 これは、彼女らにとっては一生の思い出になりそうですね。
一方の私のほうはというと、混雑を避けるために公共交通機関の列車に乗って、騎馬武者行列がおこなわれる浜松市の鍛冶町通りに向かいました。 その駅前からして、すでに賑わっていますね。
この大規模なイベントのために、この日は中心部での御殿屋台の引き回しはありませんでした。 その代わり、駅の近くのソラモというスペースでは、数台の御殿屋台の実物が展示されていました。
そうしているうちに、目的地にたどり着きました。 例の行列の直前ということもあって、こちらはかなり混雑しています。 その時点で、私が前のほうにいないということは……… はい、皆さまがお察しの通り、私は抽選にハズれてしまいました。 それでも、昨秋に岐阜市でおこなわれたキムタク信長の騎馬武者行列のように、観られるところはきっとあるハズ ………と思い、混むことを覚悟して強攻することにしました。
「歩道では立ち止まらないでください 」という警察官の呼びかけを聞かないフリをして立っている人が多々いましたけど、私はその通路を隔てた反対側……… 浜松地方の方ならご存知の松菱百貨店の跡地の壁側で、パレードを待ち構えることにしました。 そこにいても、警察官から直接注意を受けることはなかったので、ギリギリ大丈夫でしょう。 たぶん、きっと。
そうしているうちに、スピーカーから松潤家康の「準備は良いか。 参るぞ 徳川家臣団、出陣じゃ~ 」というかけ声が聞こえ、観衆のテンションも上がりました。 それから間もなくして、こちらからはドリル演奏の旗が辛うじて見えてきました。
それに続いて、「信康武者行列」というのぼりと旗が。 信康は「どうする家康」にも出ているのですけど、徳川家康と瀬名(有村架純)の長男で、ドラマでは細田佳央太さんが演じています。
小学生によるダンボールの甲冑武者の姿も、なんとか確認することができました。 そんな彼らも、例の松潤弁当を食べてきたのですよね。
さらに姫街道中の行列が来たのですけど、毛槍奴が辛うじて確認できるレベルです。 それでも大丈夫です これから登場する松潤家康らは馬に乗っていて体1つぶん高いので、遠くからでもよく見えるハズなので。 その14分後………
「松潤いた 」とか「ホンモノだ~ 」という声が聞こえたかと思ったら、その方向に一斉にスマホが高く掲げられました。 これでは見えません そんな彼らの手の間から、わずかに見えたので、私は望遠が利くカメラで撮りまくりました。 あっという間に通り過ぎてしまうので、狙いを定めている余裕はありません。 そのようにして、手当たり次第に撮っていったら………
なんとか捉えていました。 松潤家康は金陀美具足に白か銀の陣羽織を纏っているみたいですね。
こちらは観衆に手を振っているところで、背中には三ツ葉葵の御紋があしらわれています。
松潤家康の後ろには、板垣李光人さん扮する井伊直政(この時点では虎松でしょうか?)が控えていました。 こちらは、井伊のイメージカラーの赤い陣羽織を身に纏っていますね。
向きが変わっているのは、乗っている馬が少し暴れたからということを、後になって知りました。 甲本雅裕さんの夏目広次と岡部大さんの平岩親吉が見えないのですけど、彼らは殿たちに付き従って歩いているのでしょうか?
今回のパレードは、最大の魅せ場となる「どうする家康」行列をもって終わりとなりました。 そこから大勢の観衆が浜松駅のほうに向かって動いていきました。 その流れに乗って帰ろうとしたら、混乱に巻き込まれること間違いナシなので、私は街中にあるマクドナルドで時間を潰していくことにしました。 そこでは、先ほど撮ってきた写真を分析したり、家にいる箔母さんにメールで結果報告をしたりして過ごしました。
箔母さんは、騎馬武者行列をテレビの中継で観ていたのですけど、突然北陸のほうで起こった地震の報道に切り替わってしまったそうです。 とかなんとかやっているうちに1時間ほど過ぎたので、そろそろ駅に行くことにしましょう。
ところが、そこは私が思っていた以上に混雑していて、改札の入場制限が出されていました。 列車待ちではなく、入場待ちの列は駅の反対側まで続いていて、私は絶望感に苛まれました。 「帰れないかも」それでも、混んでいるのは上りの新幹線や在来線のほうで、間もなくして私が乗ろうとしている下りの在来線のホームへは順調に流れていきました。
今回の松潤家康たちによる騎馬武者行列には、68万人もの観衆が押し寄せたと発表されました。 その数はちょっと盛り過ぎで、実際にはその十分の一ぐらいだったとも言われているのですけど。 それでも警備側の努力もあって、事故を起こすこともなく無事に終わらせることができました。 その翌日には、いい角度で撮られた松潤家康の画像が出回ったので、載せておきます。
板垣直政(虎松)も、カッコいいですね このように、彼らのベストショットは労せずに見ることができるのですけど、私は実際にその場所まで行き、混雑に巻き込まれながらも観衆の1人となれてよかったと思っています。 松本潤さんは、地元で徳川家康が愛されていることを実感されたそうですけど、そんな浜松に少しでも愛着を感じていただけたでしょうか? そうしたら是非、またこちらに来てくださいませ
甲本広次は、松潤家康に付き従っていたみたいで。 その9日後に放送された「どうする家康」の「真・三方ヶ原合戦」での夏目広次の最期は、涙なくして観れませんでした。
それから、松本潤さんが監修した松潤弁当は、その後製造した仕出し屋に問い合わせが殺到したそうです。 実は、私も食べたいと思っていたのですよ 市販を待ち望む声が大半で、製造した側もその可能性を模索していったのですけど……… 松本潤さんはその弁当を、パレードで共演するスタッフや子供たちのために特別に作りました。 そんな松潤さんと彼らを繋ぐ特別な想いを、仕出し屋さんは大切にしたいと考え、市販を見送ることにしたそうです。
松潤家康のあとには、マツケン吉宗の「暴れん坊将軍」の騎馬武者行列も観てみたくなったという方は、こちらに投票してやってください。