こんばんは、白黒茶々です。
前回の日記の最後に予告した通り、ヒュッゲ湖西市民キャンプ場をあとにした私は、波&狛とともに浜名湖のマイナー以上、メジャー以下(ちょっと失礼 )の観光名所の………
旧東海道の江戸から数えて30番目の宿場町となる、舞坂宿(現在の浜松市西区舞阪町)にやって来ました。 ちなみにこの絵は歌川広重が描いた東海道五十三次の舞坂宿の風景で………
現在はこのようになっています。 私たちが通りかかったところにある古そうな建物が気になるというアナタのために、説明いたします。
こちらは舞坂宿の脇本陣だったところです。 脇本陣とは、江戸時代の宿泊施設の一つで、大名・公家・幕府役人が宿泊する本陣の補助的施設となっていました。 通常は武士や一般庶民が宿泊していたのですけど、本陣のほうが満室というか、利用が重なった場合などには、その代役として使われました。 それから、舞坂宿脇本陣は旧東海道で唯一残る脇本陣の遺構でもあります。
せっかくなので、今からその内部に入ってみます。 こちらの施設は無料で見学することができるのですけど、ワンコはNGなので、波と狛は車の中で待機していてくださいませ。
昔ながらの脇本陣ということもあって、中庭を挟みつつも客間が連なっていて、奥行きが広いですね。
本陣は平屋建てが基本なのですけど、脇本陣は2階で建てで、こちらも客間となっています。 この部屋も含めた正面の建物となる主屋は明治時代以降に改築されてしまったので、解体し復元。
こちらの上段の間がある奥の書院棟は、天保9年(1838年)に建てられ、現存。 平成9年(1997年)に、できるだけ古い部材を使って修理復元され、建設された頃の姿に甦りました。 それに伴って………
竈を備えた炊事場や………
ちょっと豪華なお風呂の上湯殿。
さらには畳敷きの厠も、昔ながらの姿に整備されました。 それにしても「使用禁止」の注意書きがやけに強調されているような。 もしかしたら、うっかり使ってしまった人がいたのでしょうか? ちなみに普通に使える現代的な水洗トイレは、庭を出たところに設けられています。
久しぶりに脇本陣を堪能した私は、再び波&狛と合流して………
今度は舞坂宿の北雁木(がんげ)跡に立ち寄りました。 こちらはかつて渡船場だったところで、今切の渡しが出ていました。 ここから東海道は船旅となるのですけど、行き着く先は新居関所。 旅人は問答無用というか、半強制的に検問所となる関所に連れていかれたのですよ。 ちなみに舞坂宿には渡船場が3ヶ所あって、北雁木は主に大名。本雁木は一般の旅人。南雁木は荷物の運搬に、それぞれ使われていました。
それよりも、波と狛がなかなかこちらを向いてくれなくて。 注意を引き付けるためにおやつの袋をガサガサやったのですけど、効果なく。 私が飛び上がったり奇声を発したりして、ようやくこの状態なのですよ。 その様子を目撃した方がいましたら、どうか見なかったことにしておいてくださいませ。
旅の恥(?)はかき捨てて、次に私たちは弁天島海浜公園に降り立ちました。 こちらは温泉が湧く昔からの保養地で………
「ゆるキャン△」のモデル地でロケ地としても使われ、聖地となっています。 とはいっても、こちらを訪れたのは主要メンバーの中では志摩リンだけですけど。 それでも、観光案内所にはスタンプラリー用の彼女のパネルや、モデル地を案内するパンフレットが備えられていて………
ドラマ版の主要メンバー5人のサインも飾ってありました。 その中で志摩リン役だった福原遥さんは、次の朝ドラ「舞い上がれ!」の主役に抜擢されました。
アニメのほうは、外にもモデル地のマップがあり………
さらには小さなパネルと………
大きなパネルも設けられています。 天竜浜名湖線のAR体験でも出てきたのですけど、左から狛、ちくわ、斉藤恵那、志摩リン、各務原なでしこ、大垣千明、犬山あおい、波にございます。 あfろさん、何でもアリの回想シーンの中だけでも構いません。どうか「ゆるキャン△」に波と狛という名の日本スピッツを出してくださいませ。
もうじき「ゆるキャン△ SEASON 2」の再放送が始まることもあって、弁天島での彼女らの存在感はこれから増していくと思われます。 その「ゆるキャン△」の勢いに圧されつつあるのですけど………
その前には、弁天島は「ガヴリールドロップアウト」のモデル地としてPRされていました。 作者のうかみさんが地元の方ということもあって、こちらの作品の舞台も浜松市なのですよ。 とはいっても、アニメが放送されたのが5年も前のことだったので、今あるのはこちらのパネルと………
ポスターやガチャ(カプセルの缶バッジ)だけとなっています。 最近、その「ガヴリールドロップアウト」のアニメが期間限定ながらもネットで配信されていたので、私は観てみました。 そうしたら、思いっきりハマりました。 人間界に降りてきた天使と悪魔が女子高生となって織り成すコメディーなのですけど、とにかく面白い せっかくの機会なので、先ほどのパネルで主要メンバーを紹介します。
まずは、ガヴリール(フルネームは天真 ガヴリール ホワイト)です。 天使学校を首席で卒業したのですけど、人間界ではネトゲ(オンラインゲーム)などの娯楽にハマり、堕落した生活を送るようになりました。 しまいには「これが本性で、天使界では偽りの自分を演じていた」とまで言い出す始末。 さらに「人類なんて勝手に滅んでくださいって感じ?」と、天使にはあるまじき発言までしてしまいました。
次は、ヴィーネ(月乃瀬 ヴィネット エイプリル)です。 悪魔界からやって来たのですけど、真面目で困っている人がいたら放っておけない性分です。 また、いつもガヴリールの世話を焼いています。 魔界からの仕送りが滞った際には、わざと悪事を働こうと意気込み、「あ……… 悪魔らしく他人に迷惑かけてみましたっ」と言いつつも、制服を少し着崩したり、ガヴリールのボールペンの芯を出しっぱなしにするぐらいが精一杯。 それから、なかなか寝付けない時に、羊ではなくケルベロスを数えるという、悪魔的な面もありました。
サターニャ(胡桃沢 サタニキア マクドウェル)は大悪魔を目指して気取っていて、「この世の悪しきことは私のためにある 恐怖するがいい、人間ども 」なんて言っているのですけど、どこか抜けています。 ガヴリールをライバル視しているのですけど、まったく相手にされていない様子。 さらに、魔界通販の怪しい商品に手を出したりしていますし。 それでも運動神経は良く、情に厚い一面もあります。
ラフィエル(白羽 ラフィエル エインズワース)は天使で、ガヴリールとは旧知の仲。 品行方正で善良そうに見えるのですけど、実はドS。 「どのように導い(いじっ)て欲しいですか?」というセリフは、彼女を象徴しています。サターニャのことを「私のオモチャ」と言ってしまっていますし。 その一方で、カエルがニガテという一面もあります。
皆さんは彼女たちの姿が気になるようですけど、人間界では天使の羽根や悪魔の角などはしまっているので、心配要りません。
そんな「ガヴリールドロップアウト」は一応浜松市が舞台なのですけど、学校やガヴリールの部屋がほとんどで、場面展開は「ゆるキャン△」よりはかなり少ないです。 それでも、夏休みにみんなして弁天島ならぬ「舞天島」に遊びに行き、その風景はかなりリアルに描かれています。 その中では………
このあたりで砂に埋められたサターニャは、ガヴリールの手によってスイカ割りならぬサターニャ割りに遭いそうになり、悶絶しました。
「ガヴリールドロップアウト」は、原作漫画の4巻ぶんがアニメでは12話放送されました。漫画の連載は現在も続いていて、好評だったらアニメの第2期も始まるのでは ………と期待しているのですけど、5年経ってもそのような動きはありません。 そんな「ガヴリールドロップアウト」が気になってきた方がいましたら、GyaO!などのサイトではお試しで第1話なら無料で観られるので、ぜひ覗いてみてくださいませ