波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

たつぴが西尾城に籠城!?

2012-10-17 00:01:02 | お城
こんばんは、白黒茶々です。
私・たつぴ・箔の白黒茶々家の男衆は、愛知県の南部、西尾市に来ています。こちらは抹茶や海苔などが有名ですけど、今回私たちは、歴史的なところと珍名所を目指すようにします。 その第一弾は……… すでにタイトルに出てしまっていますけど、西尾城です。



このお城は、13世紀の初めに、足利義氏が築いた西条城が始まりと伝えられています。
その後、天正13年(1585年)に酒井重忠が、同18年(1590年)に田中吉政が増改築し、近世の城として整えられました。
二の丸の正面にあるこちらの鍮石門(ちゅうじゃくもん)は、平成8年(1996年)に復元されました。間口約9mで高さが約7m。こじんまりとしていますが、存在感はかなりありますね。 この門をくぐり、道なりに左に折れると………



正面に本丸の丑寅櫓(うしとらやぐら)、右手にはちょっと写真に入りきらなかったのですけど、旧近衛邸が見えてきます。



こちらの丑寅櫓は、鍮石門と同じ平成8年(1996年)に復元されました。 3層で高さは約10m。小規模ながらも本丸では最も高いところにそびえ立ち、たまに木々の間から顔を出したりして、存在感をアピールしています。ちなみに丑寅とは、東北の方角のことを示しています。



一方の旧近衛邸は、京から移築されたもので、現在は茶室として使われています。 ちなみに手前の庭は、馬出の堀跡を表現しています。



本丸跡には、石垣も残っていますね。



せっかくなので、先ほどの丑寅櫓の内部を見させてもらいましょう。 実は、白黒茶々家は9年ほど前にこちらのお城を訪れているのですけど、その頃のたつぴは幼稚園に入ったばかりの3歳児。本人は、当時のことはほとんど覚えていないそうです。
それよりも、こちらの櫓は「ペットを連れての入場はご遠慮ください」と、ことわっていますよ。 それだけではなく、「解放時間9時~16時」となっているではありませんか 時計を見たら、現在時刻は15時50分になるところ。たつぴは「交代で入ろうか?」と言ってくれてますけど、できることなら私は彼と一緒に入りたい。それに、時間が押しているので「今から猛ダッシュで駐車場の車の中に箔を置いてくるから、たつぴは先に建物の中に入っていてくれ」別行動を取ることにしました。「わかった」そうと決まったら、即行動です。

少しでも多く丑寅櫓の見学時間を稼ぎたかったのと、たつぴをあまり待たせてはいけないという気持ちもあって、私は一生懸命走っていきました。



そうしながらも、途中で立ち止まり「鍮石門のこの眺めは、なかなかいいな~」とか言って、写真を撮ったりもしました。



そして、再び丑寅櫓に到着 ちなみにこちらの櫓は、材料から工法まで、かつてあったものが忠実に再現されていて、しかも内部を自由に見学できるのも嬉しいです。
そうそう、たつぴはどうしているのでしょうか?とにかく、上に昇っていってみましょう。



そうしたら、写真には写っていないのですけど、彼は最上階にいましたよ。「お待たせ~、一人で待っていて退屈しなかった?」しかし、彼はなぜか笑っていたのです。「ここから、父ちゃんと箔が走っていくのがよく見えたよ 」「うわ~、なんかハズカシイ 」それだけではなく、「途中で止まって、写真撮ってたら?」すべてお見通しだったのです。「ぐ、ぐわ~ そんなところまで………」



彼がいたのは丑寅櫓。そこは有事の際には見張り台になるというだけあって、この時はその役割を充分に果たしていたみたいです。



丑寅櫓をあとにした私たちは、今度は西尾城の姫丸門跡にある西尾市資料館のほうに向かいました。こちらのほうでは、西尾城も含めて西尾市の歴史に関する資料が展示されています。それから、この資料館は17時までやっているので、落ち着いて見られますね。しかも、こちらも入場料が無料ときたもんだ



資料館の入口付近からはお堀を挟んで、いい具合に丑寅櫓が見えますね。



西尾城には、かつては二の丸に3層4階の天守があったのです。しかし、明治時代に入ってから取り壊されてしまいました。 最近になって、その天守を復元する計画が立てられ、募金活動が始まりました。しかし、思うようにいかなかったみたいで、その計画は暗礁に乗り上げてしまったそうです。



現在は原っぱになっている後方のほうに、その天守はありました。 資料館の方にその復元計画について聞いてみたら、その土台となる天守台だけでも復元しようという動きはあるそうです。その案件は市議会のほうに申請してあり、現在はその結果待ちの状態だとも仰っていました。私たちが次にこちらを訪れるときには、お城の景観が変わっているかも知れませんね。

現在の西尾城は、主要部分の本丸、二の丸あたりしか残っていないのですけど、門や櫓などが効果的に配置されていることもあって、いい景観が醸し出されています。 しかも、資料館も併設されているので、よりお城を感じることができるのですよ。時間に余裕があったら、旧近衛邸でお城を眺めながら一服やりたいですね。
私たちはその後、同じ市内にあるもう一つの名所に向かいました。日が沈んでいくと、その○○さま(次の目的地にあるものの名前ですけど、まだ伏せさせていただきます )は不気味さを増すので。………なんて言ったら、○○さまに失礼ですね。その○○さまの名前の公表と訪問レポートは、次回させていただきます。


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 今度は○○さまのほうが気になって仕方がないという方は、こちらに投票してやってください。
コメント (2)
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