波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

3年ぶりのハム祭り

2012-10-10 00:01:30 | 野球ネタ
こんばんは、白黒茶々です。
ついにやりました 今月2日に、プロ野球のパ・リーグ球団の北海道日本ハムファイターズがリーグ優勝を決め、就任1年目の栗山監督が(胴上げされて)宙に舞いました。



ということで、今回は日本ハムのチーム事情やリーグ優勝に至るまでの経緯、それにそのチームにかける白黒茶々家の想いや、優勝したときの狂喜乱舞の様子を、なるべく簡潔にまとめてみます。

北海道日本ハムファイターズは、北海道(札幌ドーム)に本拠地を構えるパ・リーグのプロ野球球団です。 以前は万年Bクラスで、あまりパッとしなかったのですけど、北海道に移転してからメキメキと力をつけ始め、移転後の8年間にリーグ優勝3回、日本一に1回なっています。

今思うと、戦いは昨年のシーズン終盤から始まっていました。 その頃ファイターズは、福岡ソフトバンクホークスと激しい首位争いをしていたのですけど、当時の梨田監督がそのシーズン限りで退任することが表に出たことで、チームは一気に失速。 「監督を胴上げして見送るぞ 」と奮起して、チーム力が向上 とはいきませんでした。それだけではなく、それまでチームの主力だったダルビッシュ投手がメジャーに行くと言い出したではありませんか。 さらに追い打ちをかけるように、ドラフトで1位指名した菅野投手まで入団拒否してしまいましたし。 次のシーズンはいったいどうなるのでしょうか

そうしたら、次に気になるのは次期監督ですよ。私としては、名前が知れ渡っていて、多少実績のある人を期待していたのですけど……… 球団は元ヤクルトスワローズの選手で、キャスターや大学の客員教授をやっている栗山英樹氏に白羽の矢を立てたのでした。「よりによって栗山なんて……… 」と落胆したのは、以前にスワローズを応援していた箔母さん。彼女によると、「栗山は理論的過ぎて、現場ではうまくいかないのでは 」とのこと。確かに、長年現場から遠ざかっていて、コーチやスタッフの経験もない人に監督が勤まるのか、私も心配になってきました。 それでも、彼は「若手選手を育てながら、チームを強化する」という球団の方針に合意したとも聞いています。ファイターズは、貧乏球団なので、いやいや、大枚をはたいて他球団から大物選手を引き抜くようなことは一切せず、生え抜きが活躍している球団なのです。
こうなったら、球団と栗山新監督を信じて、その采配と成績を見てから文句を言うことにしよう。 そして、いよいよ今シーズンが開幕しました。

評論家やプロ野球OBの開幕前の予想は、ダルビッシュ投手が抜けたこともあって、ファイターズの評価はかなり低く、5位か最下位の6位というのがほとんどでした。それでも、私は気にしていませんでした。 なぜなら、彼らの計算には若手の躍進はなく、ハム球団は毎年予想に反しているからです。そして、気になる開幕戦は………
栗山監督は、糸井選手をセンターからライトへ、レフトだった陽岱鋼選手をセンターに持ってくるなどの配置換えをして、四番打者にはまだまだ発展途中の若手の中田選手を据えました。さらに開幕投手には、かつてハンカチ王子だった斎藤選手を指名したではありませんか 今期最初の大事な試合を、彼にまかせて大丈夫なのか?それでも、私の心配をよそに彼は好投し、チームは数年ぶりに開幕戦を制し、好調なスタートを切りました。
ところが、シーズンが始まって間もなく、昨年まで安定的に勝ち星を重ねてきたケッペル投手が離脱し、横浜ベイスターズ(今期から横浜DeNAベイスターズ)から出戻ってきた主力打者のスレッジ選手も古傷を痛め、今期絶望となってしまいました。 シーズン当初の中田選手はなかなか打てなかったのですけど、それでも栗山監督は彼を四番で使い続けました。その結果、シーズン中盤になってから彼はめきめきと頭角を現し、信頼できる四番打者へと成長していきました。

また、昨年まったく勝ち星がなかった吉川投手が飛躍し、中継ぎや抑えも試合をつくり、派手さはなくてもチームはシーズンを通して安定していました。 また、斎藤投手が調子を落として二軍行きになっても、変わりに昇格した中村投手が好投し、チームを支えました。ちなみに白黒茶々家が観に行った試合は1勝1分け。そして、ペナントレースはそのまま終盤戦へと入っていきました。
またしても「ところが」ですけど、ここにきて主将で主力打者の田中賢介選手がデッドボールで腕を骨折し、今期絶望に。賢介、おまえもか~……… とにかく、こんな大事な時期なのに、チームの危機です。 しかし、ここでも「またしても」ですけど、若手の西川選手などが大活躍。賢介選手の抜けた穴を見事に埋めてくれました。
チームは9月になってからラストスパートに入り、その月末についに優勝マジック(優勝へのカウントダウンを数値化したようなもの)を点灯させました。
その頃、たつぴは試合のある日はいつも「マジックが欲しい~」と言っていたので、私は「文房具屋に行けば、売っているよ」と教えてあげました。「そのマジックじゃなくて………」「じゃあ、手品師が帽子からハトを出すようなヤツとか」「それも違う 」とにかく、歓喜の瞬間は近そうです。
その頃には、私は「ここまで来たら、ファイターズにはカッコよく優勝を決めてもらいたい」という贅沢な欲望を抱いていました。 試合に勝って自分の力で優勝を決め、マウンド付近で選手みんなが抱き合い、そこに歩み寄ってきた監督を胴上げするという。 二位チームが負けて、他力本願で優勝してしまうのは、なんか締まりません。それに、他人の不幸を喜んでいるみたいなので、できることならそれはナシにしてもらいたい。 なんて言っていたのですけど………

10月2日のことです。マジックを1にまで減らしたファイターズは、その日は試合がありませんでした。その代わり、二位チームの埼玉西武ライオンズは西武ドームで試合をしていたのですけど、その日はかなり不利な展開に。この調子でいくと、その晩にパ・リーグの優勝争いに決着がついてしまいそうです。しかし、その試合はテレビの地上波はおろか、ラジオ中継もされていませんでした。 ウチはスカパーやネットテレビの契約もしていないので、優勝の瞬間を見届けるものといったら………



ネットの試合速報ぐらいしかありません。 こちらは音声や解説のようなものは一切ないので、現場の様子を想像しながら、30秒おきに更新されていく数字を見守らなければならないのです。
ちょうどその頃、ファイターズの選手たちは急遽札幌ドームにファンを招き入れて、公開練習をしていました。そちらでは、西武ドームの試合の終盤の様子がドームのオーロラビジョンに映し出されていたそうです。 そして………



3対5で、ライオンズは試合に敗れ、ファイターズの3年ぶり6度目のリーグ優勝が決まりました



その瞬間、我が家ではあらかじめ用意してあったクラッカーをみんなで鳴らして、祝いました。 それにしても、蛍光灯の傘の上までよく飛びましたね。



箔の頭の上にも乗っていますよ。………というよりは、私が乗せました。 そんな彼のことを「ハム 」と呼んだら振り向いたので、「その名前を容認したんだな」と勝手に解釈し、それから24時間限定で、彼の呼び名を「ハム」にしてしまいました。だって、めでたいからいいじゃないですか

それにしても、今思うとなんて静かな優勝決定だったでしょうか。セ・リーグのほうは優勝が決まりそうな試合は、特別番組を組んで試合終了まで中継していたというのに。 それでもそのあとのプロ野球ニュースで、ファイターズの優勝が決まったときの様子を観ることができたので、より実感が沸いてきました。それによると、球団はファンをグラウンドの中にまで招き入れ、彼らの目の前で胴上げをしたそうです。それはきわめて異例なサービスですけど、ファンを大切にする球団のその姿勢には、私も嬉しくなります。



その翌日には、白黒茶々家ではファイターズの優勝祝いをしました。 やはり3年前と同じように、日本ハム製品のハンバーグにウインナー、それにサッポロビールのビールも付けておきましょう。 あ、たつぴは子供ビールことコーラでお願いしますよ。



みんなにグラスが行き渡ったら、カンパ~イ これこれ これをずっとやりたかったのですよ。



それから数日後に、北海道にお住まいのスピ仲間でハムファンのさくらかあさんから、お届け物がありました。 ファイターズ缶の発泡酒に、北海道限定のお菓子や私の好きな焼きそば弁当、それに箔にまで北海道限定のジャーキーをくださり、ありがとうございました。 これらのものを目にしていたら、私は北海道行きたい欲に駆られてしまいましたよ。



リーグ優勝を決めた北海道日本ハムファイターズは、これから日本シリーズ出場を決めるクライマックスシリーズで、パ・リーグの二位チームと三位の勝者と戦います。 そちらのほうも制覇したら、私たちはやはり今回と同じように、いや、酒類のグレードを多少アップしてお祝いするつもりでいます。ここまで来たら、ファイターズには日本シリーズも制して、日本一になってもらいたいですね。 栗山監督、最初は手腕を疑っていて、たいへん申し訳ございませんでした。 まだ気苦労が続きますけど、私たちは監督や選手たちを応援で後押しするので、これからの戦いに全力を尽くしてくださいませ。

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コメント (4)
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