波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

猫遠方より来たる

2011-08-06 00:01:06 | ニャンコ
こんばんは、白黒茶々です。
私の茶トラちゃん捜索活動は、皆さまからの暖かいお言葉に後押しされたこともあって、夏に入ってからも続きました。果たして、今回こそ運命の子と出逢うことができるのでしょうか?

前回、富士市で対面した子を断念してからも、私は懲りもしないで猫の里親募集サイトをチェックし続けました。 そうしたら、その中に茶トラちゃん情報が出ているのを見つけました。
今回その情報を載せたのは、三重県の方で「関東~関西の、どの地域にもお届けします」とありました。今までは、近隣の地域だけを対象にしているという理由で断られることが多かったので、在住地の壁はクリアできそうです。 しかしその方は、茶トラの子猫を姉弟で一緒にいたのを拾ったらしく、「この2匹をまとめて引き取ってくれる人を優先したい」と書いていました。また、1匹希望の方でも、相談には応じるとも。
とにかく、その方と連絡を取ってみることにしましょう。私は今回も茶トラに対しての熱い想いも添えて、メールを送りました。



それからしばらくして、返事が来ました。 それによると、三重県の御浜町に住んでいるIさんは、一緒に寄り添っていた姉弟の茶トラ猫を保護されたそうです。 「この子たちは、生まれたときから多分離れたことがないと思います。2匹が別れるのはあまりに寂しいので、できたら一緒にお願いしたい」と。さらに、「この姉弟はとても仲が良く、じゃれあって遊んでいる姿には心癒されますよ」とも書かれていました。



詳しいことは追い追い電話で話し合うということになったのですけど、それ以来、私は茶トラ姉弟のことを真剣に考るようになりました。 箔母さんとたつぴは、「猫が増えることは、いいことだ」と、2匹まてめて引き取ることに賛成の意見でした。私も、仲のいい姉弟猫を引き離すのは忍びない。できることならまとめて面倒見たいのですけど、今まで2匹だったのが一気に4匹になるのは、よく考えなければ。 生き物を飼うのには、手間と費用と責任が付いてきて、いずれのものも中途半端だとお互いに不幸になってしまうので、今回は慎重過ぎるほど慎重に考えました。

そして、Iさんと直接交渉する日がやって来ました。 私は1匹しか引き取れない事情を説明し、Iさんの返事を待つことにしました。そうしたら、「1匹だけでも、そちらにお届けします」と言ってくださったではありませんか
そうと決まったら、あとは引き渡しの詳細を決めるだけです。その結果………



7月31日の子供キャンプのあとに、Iさんが列車でウチの最寄り駅まで来てくださり、そこで私たちが彼女を出迎えることになりました。 ちなみにIさんがお住まいの御浜町は、三重県とはいっても和歌山県寄りで、こちらまでの移動に5時間もかかるそうです。その紀伊半島の御浜町を指しているのはウインナーではなく、私の指なんですよ。

そして引き渡し当日、新居町駅には送迎役の私とたつぴが立っていました。 さらに、待ち合わせ時間の14時には、列車から降りてきた客の中に猫カゴを持った女性の姿が。そうです まさに彼女がIさんなのです。私たちはIさんを自宅まで案内し、いよいよ茶トラちゃんのご開放&ご対面の運びとなりました。 果たして、先住猫の黒ちゃと銀ちゃの反応は………


シャーーーー!!


まず様子を見にきた銀ちゃが、至近距離で威嚇しました。 それにしても、普段滑らかな手触りのおけけが逆立って、劇画調になっているのですけど。
一方の黒大姉さんは、遠巻きに様子を見つつも、やはり「シャーーー!」と言っていました。



彼女らの手荒い歓迎の中でも、茶トラちゃんは動じることもなく、箔母さんの膝の上でくつろいぐまでに。

その後、Iさんとは「子猫のことは終生大切にする、ある程度大きくなったらワクチンや避妊手術を施す」等の内容の誓約書を交わし、その際に私は、茶々との思い出を話たりしました。 それから、茶トラの弟猫は、その後東京のほうで受け入れてくれる家が見つかったそうです。 また、Iさんには黒ちゃや銀ちゃの触り心地も味わってもらい、彼女は先住2ニャンに「この子のことをよろしくね」と伝え、帰っていきました。Iさん、いろいろとありがとうございました。



では改めまして、新たに白黒茶々家の一員となった茶トラちゃんを紹介します。 彼女は茶トラとはいっても、色がちょっと薄めです。その感じが京風うどんを連想させることから、私は彼女のことを「京(きょう)」と名付けることにしました。私にとって京風うどんは、薄味というよりは淡く、だしや素材の味がしみじみと活かされているというイメージがあります。 さらに京には、みんなの心の拠り所という意味も含まれていて、彼女がいるだけで、みんながホッとするような、そんな存在であってほしいという願いも込められています。
これから京ちゃんがどのように成長して、黒ちゃや銀ちゃ、それに箔たちと関わっていくのか、どうか見守ってやってくださいませ。


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コメント (14)
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