波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

犬くぐり道

2007-11-09 00:31:17 | Weblog
こんばんは、白黒茶々です。
今回は、横浜のスピッツクラブ展覧会でも配布したこの写真の種明かしをしようと思います。



それに先立って、私と箔は「犬くぐり道に犬をくぐらせる」という指令を受けました。犬くぐり道とはいったい……… なんか深夜番組の「ダイバスター」が入っているような気もしますけど、とりあえずそれが存在するあたりに行ってみることにしましょう。



東海道の迂回路としてつくられた姫街道は浜名湖の北を通っていて、その地域の通行を監視するために気賀関所が設置されました。ちなみにこの建物はかつてあったものを復元したもので、映画「真夜中の弥次さん喜多さん」では箱根関所として登場しています。



箔もやって来ました、気賀関所に。 ではさっそくそちらに入ってみることにしましょう。 えっ、犬は立ち入り禁止だって そ、そんな………



その代わりに案内されたのが、この犬くぐり道なのです。掘っ立ての丸太の門にムシロが掛けられているようですけど。これは昔、犬用に設置された道なのでしょうか?



いえ、違います。実は、この地域に関所が設置されると、地元の百姓衆が田畑への行き来が困難になるという懸念に応えるためにお役人が便宜を図って設置したものです。 つまり地元の人のみが知るフリーパスの通用口ということになります。民百姓がこの門をひざまづいてくぐったことから、「四つんばいになって通るのは犬だ」ということで犬くぐり道になったそうです。
では改めて、箔にこの門をくぐってもらうことにしましょう。 箔どの、よろしゅうお頼み申すでござる



「こんな感じでいいのか~なのだ」
箔は何のためらいもなく犬くぐり道をくぐってくれました。 これで博士に堂々と報告ができます。

………が、その次には「象鳴き峠で象を鳴かせる」という指令を受けてしまいました。 確かにこの地域には、そのような地名もあるのですけど……… これも昔のことになりますけど、将軍様に見せるために象を連れて街道を歩いていこうとしたら、登るのがあまりにもキツイ峠でその象に悲鳴を上げられたそうです。そしてその峠にはそのような名前がつくことに。しかし象を調達するのが困難なので、この指令は丁重にお断りさせてもらうことにします。視聴者の皆さん、ゴメンナサイ。 
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする