こんばんは、白黒茶々です。
今回の旅行の二日目は、晴れたら予定通りに富士山に行くつもりだったのですけど、その日は朝から雨でした。 それでも私のリクエストの箱根関所には行ってもらうことにして、そのあとの予定は追い追い考えることにしました。 そして箱根大平台あすかをチェックアウトすることになったのですけど……… 「もうお別れしないといけないなんて………悲しいよ~ 」たつぴは宿をたってからの道中はずっとお湿りの状態でした。あの宿は料金が安いぶんちょっと古かったのですけど、それほどまで気に入ってもらえたなんて、私はつい嬉しい気分になってしまいました。 そういうキミにこの言葉をささげましょう。
「いいかいたつぴ、逢いたいと強く願っていれば、いつかまた会える日が必ず来るから 」
我ながらたまにはいいことを言います。 とかなんとかやっているうちに、我々一行はその日の最初の目的地の箱根関所に到着しました。
「外はやっぱり寒いな、上着を着ていこう」
ところが荷物の中をいくら探しても、その上着は見つかりませんでした。ま、まさか………
「宿の部屋に置き忘れてきたんじゃないか なんか、クローゼットの中あたりが怪しいんだけど 」
すかさず電話で確認してみたところ、案の定そちらのほうにありました。
「では今日中に取りに行きます」
そのようにして、早くも箱根大平台あすかとの再開が叶うことになりました。それにしても、たつぴの願望がこれほどまで強いとは………恐れ入りました。
それでも、とりあえず私たちは箱根関所を見ていくことにしました。この関所は門構えからいって立派ですね。
この関所は今年の春までに、かつて存在したものを忠実に復元したもので、面番所の他に厩(うまや)、雪隠なども揃っていて、見どころ満載です。
しかし、そのような中で箔母さんは「関所なんて隣町にもあるのに、わざわざこんな所まで見に来なくても 」なんてことを言っているではありませんかっ いいかよく聞け、関所というのはな、関所というのはな、………そんじょそこらのチェーン店のレストランとはワケが違うのですよ。 箱根関所は新築ホヤホヤ 、隣町の関所は当時の建物が全国で唯一残る、現存最古の建物なのです。 と、盛り上がったところで、そろそろ次の目的地に向かうことにしましょう。
やはりその日の天気は荒れ模様だったので、当初の予定にあった富士山はあきらめ、その代わりに大涌谷に寄りながら箱根大平台あすかに向かうことにしました。 しかし、標高の高い大涌谷も大荒れの天候に見舞われ、視界は真っ白でした。 そのあたりは常に硫黄を含んだ噴煙が上がっていて、私の頭髪は強風と共にその直撃を受けていました。 そこの見学を終え、車に乗り込んだときの風貌はとても同一人物と思えないほどでした。ほら、現地での記念撮影の時にはすでにかなりきているでしょう。 その様子を見て、なんとたつぴは「誰?」と聞いてきたのでした。 こうなったら………
「ふはははは………バレたか、私の正体はニセ白黒茶々なのだよ 」「じゃあ、本物の父ちゃんはどこにいるの?」たつぴ君、なかなかいいノリですね 「え~と、………大涌谷にある我々のアジトに幽閉しているぞよ」「じゃあ、………」「たつぴ君、即席ファンタジーはそろそろネタ切れなので、終わりにしませんか」
そして私たち一行を乗せた車は、昨日通った箱根大平台あすかへ続く道に出ました。 しかし、そこで私たちを待ち受けていたのは………
昨日の晩と同じ渋滞の列でした。 時間帯が違うのでひょっとしたら………と密かに期待していたのですけど、甘かったです。せっかくなのでこの様子をカメラに収め、皆さんに公表してしまいましょう このようにして撮ったのが、前回の日記の渋滞写真なのです。 それからかなりの時間を要してようやく箱根大平台あすかに再び到着。 やはりそこに例の忘れ物はありました。
富士山の代替コースのその2として、私たちは今度は御殿場市にある駒門風穴に向かいました。その風穴は、旧型を保っている溶岩隧道のなかでは最も大きなもので、国の天然記念物に指定されています。 そしてそれは、住宅地の中にひっそりと口を開けているのです。ではさっそくその中に入ってみることにしましょう。
やはり天然記念物を謳っているだけあって、内部はあまり人間の手が加わっていない様子でした。そのおかげで天井からの水滴の直撃を喰らい、箔母さんは低い天井に頭をぶつけ、天体観測をしていました。 もちろん私は慎重に行ったので、一度もぶつけていません。
今回の旅行の日程は以上です。あとは東名高速道路を下っていき、白黒茶の待つ自宅に帰るだけです。 それまでにいろいろなアクシデントや針路変更にに見舞われましたけど、なんとか楽しむことができたので今回のものはよしとしておきましょう。
白黒茶の面々はお利口に留守番していてくれたみたいで、家の中に八つ当たり等の傷跡はありませんでした。 その代わり執拗に甘えてきたので、いつも以上に対応してあげました。おおっと、そういえば大涌谷のお土産に黒タマゴを買ってきてありました。 これは黒いもの同士ということで、黒ちゃと一緒に写真に収めてみることにしましょう。 パシャッ
………う~む、黒いもの同士を並べると見事に同化してしまいますね。 そういえば、白黒茶にお詫びしなければならないことがあります。今回の旅行では、彼ら向きのお土産を売っているところがなく、ほとんど見かけなかったので買ってくることができませんでした。 この埋め合わせはいつか必ずするので、どうかお許しください。
今回の旅行の二日目は、晴れたら予定通りに富士山に行くつもりだったのですけど、その日は朝から雨でした。 それでも私のリクエストの箱根関所には行ってもらうことにして、そのあとの予定は追い追い考えることにしました。 そして箱根大平台あすかをチェックアウトすることになったのですけど……… 「もうお別れしないといけないなんて………悲しいよ~ 」たつぴは宿をたってからの道中はずっとお湿りの状態でした。あの宿は料金が安いぶんちょっと古かったのですけど、それほどまで気に入ってもらえたなんて、私はつい嬉しい気分になってしまいました。 そういうキミにこの言葉をささげましょう。
「いいかいたつぴ、逢いたいと強く願っていれば、いつかまた会える日が必ず来るから 」
我ながらたまにはいいことを言います。 とかなんとかやっているうちに、我々一行はその日の最初の目的地の箱根関所に到着しました。
「外はやっぱり寒いな、上着を着ていこう」
ところが荷物の中をいくら探しても、その上着は見つかりませんでした。ま、まさか………
「宿の部屋に置き忘れてきたんじゃないか なんか、クローゼットの中あたりが怪しいんだけど 」
すかさず電話で確認してみたところ、案の定そちらのほうにありました。
「では今日中に取りに行きます」
そのようにして、早くも箱根大平台あすかとの再開が叶うことになりました。それにしても、たつぴの願望がこれほどまで強いとは………恐れ入りました。
それでも、とりあえず私たちは箱根関所を見ていくことにしました。この関所は門構えからいって立派ですね。
この関所は今年の春までに、かつて存在したものを忠実に復元したもので、面番所の他に厩(うまや)、雪隠なども揃っていて、見どころ満載です。
しかし、そのような中で箔母さんは「関所なんて隣町にもあるのに、わざわざこんな所まで見に来なくても 」なんてことを言っているではありませんかっ いいかよく聞け、関所というのはな、関所というのはな、………そんじょそこらのチェーン店のレストランとはワケが違うのですよ。 箱根関所は新築ホヤホヤ 、隣町の関所は当時の建物が全国で唯一残る、現存最古の建物なのです。 と、盛り上がったところで、そろそろ次の目的地に向かうことにしましょう。
やはりその日の天気は荒れ模様だったので、当初の予定にあった富士山はあきらめ、その代わりに大涌谷に寄りながら箱根大平台あすかに向かうことにしました。 しかし、標高の高い大涌谷も大荒れの天候に見舞われ、視界は真っ白でした。 そのあたりは常に硫黄を含んだ噴煙が上がっていて、私の頭髪は強風と共にその直撃を受けていました。 そこの見学を終え、車に乗り込んだときの風貌はとても同一人物と思えないほどでした。ほら、現地での記念撮影の時にはすでにかなりきているでしょう。 その様子を見て、なんとたつぴは「誰?」と聞いてきたのでした。 こうなったら………
「ふはははは………バレたか、私の正体はニセ白黒茶々なのだよ 」「じゃあ、本物の父ちゃんはどこにいるの?」たつぴ君、なかなかいいノリですね 「え~と、………大涌谷にある我々のアジトに幽閉しているぞよ」「じゃあ、………」「たつぴ君、即席ファンタジーはそろそろネタ切れなので、終わりにしませんか」
そして私たち一行を乗せた車は、昨日通った箱根大平台あすかへ続く道に出ました。 しかし、そこで私たちを待ち受けていたのは………
昨日の晩と同じ渋滞の列でした。 時間帯が違うのでひょっとしたら………と密かに期待していたのですけど、甘かったです。せっかくなのでこの様子をカメラに収め、皆さんに公表してしまいましょう このようにして撮ったのが、前回の日記の渋滞写真なのです。 それからかなりの時間を要してようやく箱根大平台あすかに再び到着。 やはりそこに例の忘れ物はありました。
富士山の代替コースのその2として、私たちは今度は御殿場市にある駒門風穴に向かいました。その風穴は、旧型を保っている溶岩隧道のなかでは最も大きなもので、国の天然記念物に指定されています。 そしてそれは、住宅地の中にひっそりと口を開けているのです。ではさっそくその中に入ってみることにしましょう。
やはり天然記念物を謳っているだけあって、内部はあまり人間の手が加わっていない様子でした。そのおかげで天井からの水滴の直撃を喰らい、箔母さんは低い天井に頭をぶつけ、天体観測をしていました。 もちろん私は慎重に行ったので、一度もぶつけていません。
今回の旅行の日程は以上です。あとは東名高速道路を下っていき、白黒茶の待つ自宅に帰るだけです。 それまでにいろいろなアクシデントや針路変更にに見舞われましたけど、なんとか楽しむことができたので今回のものはよしとしておきましょう。
白黒茶の面々はお利口に留守番していてくれたみたいで、家の中に八つ当たり等の傷跡はありませんでした。 その代わり執拗に甘えてきたので、いつも以上に対応してあげました。おおっと、そういえば大涌谷のお土産に黒タマゴを買ってきてありました。 これは黒いもの同士ということで、黒ちゃと一緒に写真に収めてみることにしましょう。 パシャッ
………う~む、黒いもの同士を並べると見事に同化してしまいますね。 そういえば、白黒茶にお詫びしなければならないことがあります。今回の旅行では、彼ら向きのお土産を売っているところがなく、ほとんど見かけなかったので買ってくることができませんでした。 この埋め合わせはいつか必ずするので、どうかお許しください。