皆様、お久しぶりです。約1カ月ぶりの更新です。
7月11、12日の両日、中小企業診断士の1次試験を受験してきました。新型コロナウイルスの影響が懸念されましたが、無事に実施されました。8郎の結果はというと、恐怖のファイナル模試が予想した通りの惨敗と相成りました。2年余分の悔しさとチルダイ(沖縄方言で落胆、失望)に襲われている最中ですが、47歳おじさんの挑戦を記録として残します。貴重な夏休みまで全投入してラストスパートを掛けたのに超悔やしぃ! 今回はほとんどこの話題なので、興味のない方はページアウトをお勧めします。
コロナの影響もありますが、試験を最優先した今年はまだ海に一度も行けていません。7月の美しい夕焼け空がなぜか哀しい。この気持ち、まさにチルダイ!
まずは得点から。
経済学 64点 (出足好調! と思いきや・・・)
財務会計 28点 (目を疑うとはまさにこのこと💀)
企業経営 56点 (あと4点、悔し!でも善戦かな)
運営管理 42点 (難化しているので仕方ないか・・・)
経営法務 60点 (難化に負けずギリギリ6割!後ほど余談あり)
情報シス 68点 (一番苦手な科目だったのでうれしい!)
中小企業 49点 (怒涛のラストスパート報われず・・・)
合計は367点と全体得点率は52%です。全体合格まであと8%、60点近く足りないのです。昨年の笑激299点(泣)から大きく上乗せしてはいるものの、今年絶対合格を掲げてきた身としては情けない限りです。。。
下写真はコロナ対策による教室の窓開放で室内温度が上がる、という事前予想があったので、試験会場の産業支援センターに念のために持っていったクールグッズです。結果から言うと、窓がないホールだった上にクーラーがガンガン効いていました。全く使わなかったです(笑) それにしても快適な試験会場でした。来年もここでお願いします(笑)
何といっても、一番時間をかけてきた財務会計が昨年同様の28点だったのが超ド級の衝撃でした(さらに唯一の足切り科目というおまけ付き)。総勉強時間の3割はこれに費やしているはずで、過去問は経済学同様に6割を超えるようになっていました。簿記2級というアドバンテージもあります。あの激難ファイナル模試ですら44点は取っていたのに、なぜ!? 同模試で28点だった「経営法務」は60点へ、40点だった「情報システム」は68点へと積み上げて、共に科目合格してるばーて! そんな「財務会計」ですが、ネット民の反応を見る限り爆弾科目💣でもないようです。まぁ、中身の分析はこれからですが、8郎の力不足だとしておきましょう。模試を責めても仕方ありません。本番試験の結果がすべてですから。
最大の敗因はこれまでにも書いてきた通り、独学という非効率な方法、そして継続的な努力の不足、だと思います。残り3カ月で300時間を積み足し、1300時間(ここまでやれば正味時間も1000時間超えたかな)に届きましたが、2年余かけてのだらだらとした積算なので中身が薄かったのでしょう。少年野球のコーチを始めた昨年、300時間程度しか勉強時間を確保できなかったのが痛いですね。1000時間というのは1年間ぶっ通すように注ぎ込むことで本当の意味が出てくるのでしょう。8郎の努力不足にほかなりません。
下写真は、最終日朝、自分で握ったおにぎり。昨年の岡山ひとり旅で購入したおにぎりポーチを活用しました。
チルダイしまくりの47歳ですが、ここであきらめる、という選択肢はありません。なぜかというと、もちろん自分で決めた挑戦だからというのが一番の理由ですが、中小企業診断士試験の学科内容が、サラリーマン生活に必須な内容なので、学んでいて面白いというのも大きな支えになっています。仕事から帰ってきてさらに勉強を続けるのは正直きついのですが、テキストから得たものが仕事にフィードバックされるという意義を感じる学問でもあるからです。
ほかにもあります。宅建のときもそうでしたが、試験に挑むということは、挑戦することの楽しさ、ドキドキ感を教えてくれる、という副産物をもたらしてくれます。大学受験時のように自分を追い込むストイックな感覚を思い起こさせてくれるのは、初老の47歳にとってとても新鮮です。ネットに出た正式回答を見ながら自己採点している1時間の、変な汗がしたたり落ち、心臓が口から飛び出そうな緊張感は受験生にしか分かりませんよね。もちろん不合格となれば精神的にも落ち込みますが、目的が健全なだけに、客観的に見ると、落ち込む自分すらも健全に思えてきます(意味分かります?)。仕事の場合はどうしても嫉妬などのドロドロの人間関係がからんでくるので、成功も失敗も単純に一喜一憂できませんが、試験は忘れかけていたピュアな衝動に包まれます。ホント、新鮮です。勉強仲間がいたら、もっと楽しいはずなのですが、独学なのでこればかりは仕方ありません。どなたか暇な方(失礼)、一度きりの人生、二度目の受験アオハルを一緒に満喫してみませんか。
下写真は時間前に到着し、過去問をめくって心を整える瞬間です。ソファなどに3密回避の告知文があったので、記念に載せておきます。
それはともかく、思い起こせば2浪した大学入試、簿記2級、宅建士もすべてが3度目の挑戦での合格でした(なんで1回で受からんばー)。こうなったら「3度目の正直男」を全う(本意ではないですが)する意味でも来年絶対突破してやりましょうや~🔥 1年はあっという間です。悩んでいるひまはありません。
来年は48歳の受験生ということになります。いずれ来る激動の時に向け、スキルアップ、インプットできることはすべて40代で終わらせたいと常に考えているので、2次試験(超難解の論文試験)のことまで考えると来年が正真正銘のラストチャンス、いやラストタスク🔥となります。背水の陣でありながら、勝利を宣言するくらいの気合を入れなければなりません。
自分で掲げた「2千里余の道」。無様にも2回転んでしまいましたが、それも合格までの単なる通過点だと捉え直し、再び起き上がって歩き出します。まだ道半ばを過ぎたくらいです。歩けば歩くだけ、ゴールは向こうからやってくる! と言い聞かせながら(笑)。長い目で応援のほど宜しくお願いいたします。
さて今後の方向性です。プラス思考で考えてみました。
チルダイ惨敗の中でも、なんとか、なんとか、なんとか、上記赤色の3科目は科目合格できました(再来年まで有効。ただし一律60点と計算されます)。今後向き合うのは4科目となるので、1科目当たりの集中度は高めることができます。さらに「中小企業」以外は2次試験と関連する主要3科目なので、やりがいもありますね。「中小企業」は暗記ものなので来年からの直前学習になります。なので、今年は主要3科目に集中することができるのです。そういった意味から先述の通り、2次試験も視野にいれた戦略を立てなければなりませんね。
また、現在利用しているWEB講座も期限が切れるので、再契約するかどうか迷っています。経済的、時間制約的な理由で選択肢から外していた予備校も検討しなければなりません。やっぱり周りに勉強する人がいる環境は重要なので(自分では頑張っていると思っても実際そうではない、というのが独学では分からないのです)。とはいえ県内の有名大手予備校は経済的、地理的に難しそうなので、簿記や宅建のときに活用したニッチな予備校(失礼)も視野に入れています。
右肩下がりの会社に勤める47歳サラリーマンの辞書に「疲れた」という言葉はない!(今年の流行語大賞にご推薦願います)。チルダイしながらも、また頑張るぞ~。
試験関連で最後に余談を一つ。試験初日の夜、つまり翌日に最終2日目を控えた試験最後の夜のことです。「最終決戦を寝不足で戦うのだけは避けたい」と考え、追い込みは午前零時過ぎまでで終わらせ、就寝しました。しかし数時間後、人に起こされたような感じで、パッと目が覚めてしまったのです(肩を軽くたたかれたような、声を掛けられたような・・・そんな感じでした)。頭がぼーっとしたまま、辺りを見回しました。
暗い部屋にはもちろん誰もいません。妻子は別室で爆睡中。時計を見ると午前4時半。もう眠れそうにないので、仕方なくスマホで「経営法務」のWEB講座を視聴することにしました。一番の得意科目だと信じて来たのに、恐怖のファイナル模試“40点”で自信がぐらついていたのもあります。120年ぶりの民法大改正の部分は必ず数問は出てくるとWEB講座の先生(顔は見えず声だけ)が言っていたので、そこだけは繰り返し聞いていたのです。「念のため、もう一度」と朝が来るまでその部分を繰り返し聞きました。
緊張して迎えた「経営法務」の本番。問題用紙を開くと同時に、改正部分を真っ先に探しました。なんと、改正部分が5問くらい出ているではありませんか(拝顔したこともない先生、ありがとうございます!)。全部正解できたわけではありませんが得点を加算することができました。その結果「経営法務」は60点ジャストの科目合格となったのです。あの時目を覚ましていなければ、60点に届いてなかったと今でも思います。
8郎を起こしてくれたのは試験の神様だった、というオチにするのは簡単ですが、8郎は今、こう考えることにしています。8郎を起こしてくれたのは、来年合格した自分だったんだと。「おい、苦しいだろうが、もうちょっとだけ頑張れ。来年につながるぞ」と教えに来てくれたのだと。周囲の支えがあってこその受験勉強ではありますが、勉強する苦しみを分かっているのは結局自分だけです。それを分かち合える唯一無二の存在が気遣ってくれたのだと。子供みたいな変な解釈で恐縮ですが、そう信じたいと思います。
【追記】大手予備校の総評によれば、この「経営法務」、今年の爆弾科目💣だったようです。「合格ラインに到達するのは容易ではなかった」と評されていました。少しは意地みせたかな、47歳の俺。
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試験チルダイのためか、ファンタジーな余談を披露してしまったことをお詫びいたします(笑)。ちなみに、正式な合格は8月の協会発表を待つしかありませ~ん。ジャスト60点なので記入ミスなどあれば、この科目は一発不合格です(怖)💀
さて話題を変えて、ブログ更新を休んでいた間の8郎家の記録です。AMAZONでミニ洗濯板(下写真)を購入しました。週5日、土まみれで帰宅する愛息10郎のユニフォームを洗うためです。妻が夕飯をつくっている間、ごしごし洗うのはほぼ8郎の役目となっています。10郎がどんな練習をしてきたのか想像しながら洗うのも仕事疲れを癒してくれるルーティンです。
8郎は勉強で行けませんでしたが、Cクラス(4年生以下)の大会では超攻撃的2番バッターとして、タイムリー含むマルチ安打を放つなど大活躍したそうです!(妻がLINEで動画を送ってくれました)。優勝した県内でも有数の強豪チーム相手に惜しくも逆転負けでしたが大健闘だったようです。この強豪チームは、ほかの試合はすべてコールド勝ちだったとのこと。つまり、リーグ敗退した10郎らのチームは準優勝に相当する力を持っているということです。
10郎、父ちゃんもいったんは試験勉強から離れるからキャッチボールの回数を増やして、再びエースの座を狙おうぜ! 父ちゃんも来年絶対合格するぞ! どっちが先に実現させるか競争だ。ちなみに、これまた余談ですが、10郎に「お父さん、また試験だめだったよ」と伝えると、10郎はしばらく無言のあと「次、頑張れよ」と言ってくれました(なぜ上目線?笑)。金融機関に勤める妻も小刻みに試験を頑張っています。8郎家の熱い夏は始まったばかりです。
みなさんもコロナ、熱中症に気を付け、熱い夏を満喫してください。8郎も一日も早くチルダイから抜け出せるよう、仕事を頑張ります(笑)。
今日はこれにて。