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沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

モーリーとお花畑

2007年09月02日 | ダイビング

 何だか童話のようなタイトルで・・・。しかし当ブログは“タイトルに偽りなし”です(笑)。

 そうです、新バディことモーリー北谷の宮城海岸で潜ってきたのです。そのご報告を。Mori_1 Cカードを取得してから10年間潜ったことがないという“潜りのモグリ”ことモーリー。どうなることやらと思っていたら、機材のセッティングについては完全にド忘れこそすれ(笑)、いざ海中に入るとスムーズに。「僕は泳げないので海に身をまかせるだけです」と語っていたモーリー。なるほど、その感覚がよかったのかもしれませんねぇ(泳げない、という新事実にビックリしましたが)。ハチローのように「よし脚力を鍛えよう」とか無駄に意気込むことが自らに重しを課すことになっていたのかもしれません。勉強になりました! とは言え、サクセスマリンのARAさんが一つ一つ丁寧に教えていたことも、忘れてはなりません。右写真のようにエントリー直後もしっかりとモーリー(左)のそばについていますね。おいこら、クロスズメダイ、邪魔ですよ(笑)

 少々浮き気味ながらも、支障なくバタ足で進む新バディにひと安心し、ハチローらが向かったのはやはり「お花畑」。色鮮やかなソフトコーラルの群れから付いた名称です。下写真ですが、いい絵ではないですねー(泣)。たまたま雲がかかってた時間帯だったのもあり、鮮やかな色が分かりません。悔しいぃ! ふゆー(方言=手をぬくこと)してフラッシュを1本しか持ってこなかったハチローが悪いのですが・・・。

Oahabatake

 ところで、北谷は熱帯魚もかなり豊富。色とりどりなお魚さんが大小入り乱れてパラダイ ス状態でした。お花畑を狙ってワイドで行くか、熱帯魚図鑑よろしくマクロで行くか、次回のダイブでは迷うところですなぁ。よし、次回はミュー1本で、自身初のマクロオンリーに挑戦してみるかな。

 そうそう、宮城海岸では、現在防波堤改良工事が進行中(付近住民の希望で防潮壁をHutari_sanngo新築中だとか)で、海中も濁っていましたね。残念です。サンゴに影響がなければいいのですが・・・。左写真は2本目ですっかり余裕がでてきたモーリー(右)。お花畑を満喫しているようです。

 そして、いました、いました! サンゴの天敵オニヒトデ!  ARAさんは見つけるや否や、海底から石を二つ取り出し(押さえつけるヤツとナイフ代わりにする平たいヤツ)、砂煙を巻き起こしながら、地獄の処刑!(右下写真。怖!)。今回ばかりはクロスズメダイがいい感じで顔を隠してくれました。ダイバーたちのオニヒトデに対するまさにオニのような表情は、放送禁止モノですから!Onihitode

 新バディモーリーと初ダイブの北谷。いい経験になりました。モーリーはいい感じでハチローのバディになってくれそうです。ただ料金がハチロー8,000円、モーリー11,000円(機材レンタル代含む)という格差に少々ビビりました。付き合ってくれたモーリーに「今回は俺のおごり」・・・とはとても言えず! 各自責任支払いとなりました(笑)。

 やっと見つけた新バディ、これからも付き合ってくれるでしょうか・・・。


ディープ・ブルーからの生還

2007年09月01日 | ダイビング

 行ってきました! 沖縄本島随一の秘境ダイビングポイント辺戸岬ドームに! いやぁ、感動しました。天候も、ハチローの短いダイビング史上最高のコンディションでしたし(快晴の上に凪!)。その報告をば、させてください。

 利用したショップは北谷町にある「サクセス・マリン」。ネットで検索していて見つけました。通常なら交通費等で「最低4名様から」という条件が付く辺戸岬に「2名様からでもOK」というのに飛びつきました。もちろん、こちらが2名しかいなかったからです。代表のARAさんは「うちはいつもヒマですからねぇ。2名さんでも行きますよ」と苦笑い・・・(大丈夫っすか?)。ハチローのバディは会社の同僚で同い年のシモG。彼もケーブダイビングは初めてとのこと。二人してワクワクしながら向かいました。

 国頭村宜名真まで車で2時間以上、宜名真港からは地元の漁師さんの船で移動。ドーム前にはわずか5分で着きました(分かりやすく言うと「茅打ちバンタ」の下になります)。太陽をいっぱい浴びた海はまさにクリスタル・ブルー。アンカーを下ろして、いざ、海へ! 

 下写真は神秘の海底鍾乳洞に入り込んだシモG(左)とガイドの一人まこっちゃん。明るい外界から暗黒の世界へ向かう緊張感が伝わってくるでしょうか? Photo_331

 ライトだけが頼りの水中洞窟探検。ハチローはでっかいD200(ハウジング仕様)を持ちながらもBCジャケットに装着した小型のライトを点灯。かなり不自由でしたが、何とかみんなに付いていきました。ちょっとでも遅れると、みんなのライトの光が届かなくなり周囲は真っ暗に! なかなかの恐怖体験でした。あそこで「もしはぐれたっらどうしよう」とか「もしライトが消えたら」「もしエアーが切れたら」などと考えるとパニックになるんでしょうねぇ。

 さて水中を上に行ったり、下に降りたりしながらたどり着いた辺戸岬ドームが下写真です!

Photo_332

 どうです、この迫力!・・・・・・・え?、迫力ないって?(笑)。そう言われると確かに・・・。まぁ、写真では伝わらないかもしれませんねぇ。しかし、実際に行った僕らからすると真っ暗な洞窟の中にいきなり現れた半水の鍾乳洞は、まさに驚き以外の何ものでもありませんでした。中央部分が明らかにつららですよね。何万年もかけて作られた自然の芸術・・・そして海中にあるために、一万年もの間、人間の目に触れることがなかった芸術です。※ちなみにこの構図は頭に描いていたものと近いのですが、下の海水の部分に「ライトを持ったダイバー」をいれようとシモGに「海面下を泳いでくれ」と指示を出したのですが、うまく伝わらず(泣)。待てど待てど彼はこの構図に入ってきませんでした・・・。「浮いてくれ」といったほうがよかったかな(笑)。

 2DIVE楽しんで乗船。写真の出来には不満でしたが、ダイビング的Photo_338満足度100%気持ちで港へと向かいました。途中で漁船が大きな弧を描いて一回転。「何だ、今の」と思っていると船が停まりました。すると運転室から出てきた船長が、いきなり縁からワイヤーを手繰り始めたではありませんか。疑似餌で魚を釣っていたのです。上がったのは右写真のカマス(オオカマス?)。70~80㌢はあったでしょうか。すごい歯をしていますね。このあとえらから血を噴出し(!)、あばれまくりましたが、数分でぐったり・・・。断末魔を目の当たりにしましたよ。

Photo_335  さて、漁港について荷物を下ろし、陰のあるところで、遅めのランチを。名護市の「前田屋」という弁当屋で買ってきた弁当です(左写真)。大勢のお客さんでにぎわっていたので人気店なんでしょうね。ボリュームたっぷりの島弁当。2DIVE後なのでメタボを気にせず食べました。美味しかったです。大阪出身というガイドのまこっちゃんは「沖縄にきて28㌔太りました。弁当のせいです」と笑っていましたよ(太りすぎじゃ!)。

 「ほれ、これも食べてごらん」との声に振り向くと、何と船長Photo_337 が大量の刺身を持ってきました!(右写真)。そうです、カマスをさばいていたのです。手際のよさにビックリです。さすが海の男。淡白ながらもプリプリしていて美味しかったです。ハチローの人生で最も新鮮な刺身だったと思われます(笑)。ありがとー!船長!

 さて、冒険感覚を味わえた辺戸岬ドーム。思い出に残るものとなりました。次回いつ来るか分かりませんが、その時は、もうちょっといい写真が撮れるような気がします(笑)。やはりハチローのバディはヤスーン!だなぁ。

 ところで、一応マイログを付けているハチロー。今回の辺戸岬ドームでめでたく20本ダイブを達成しました!!! いやぁ長かった! ・・・ん? 特にめでたくない? そうですねぇ(汗)。100本がある程度の一人前といわれるこの世界。200~500本なんて人はたくさんいます。しかし、ハチローのように10本満たないうちに与那国を体験したというダイバーが他にいるでしょうか(笑)我ながら意義ある20本だったと思っています。会社にも感謝しなければ・・・。

 最後の写真は、辺戸岬ドームの出入り口で、定番の構図に挑戦。これまたシモGが上にあがりすぎて、意図したものと違う写真に・・・(涙)。何だかSFの世界みたくなってしまいましたねぇ(笑)。

1_11 

 さて、明日はモーリーとの初ダイブ。日曜日ということで、ほとんどのショップがブランクダイバーをいやがり、なかなか予約できませんでした・・・。そこで「うちはいつでもヒマですから」という言葉が脳裏に浮かび、早速サクセス・マリンへTEL(笑)。ARAさんは「いいですよ」と快くOK!(マジで大丈夫っすか?笑)宮城海岸での2DIVEが決定しました。ハチロー初の北谷DIVEです。ソフトコーラルを楽しんできます。

 その模様は明日お伝えしますねー。今日はこれにて・・・。