沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

日帰りギンガメツアー(上)

2017年06月11日 | ダイビング

 11年になるダイビング人生初の「ギンガメアジルネードツアー@粟国島近海」に参加してきました! 写真が多いので上下2回に分けてアップいたします。

 

 船で2時間かかる粟国島近海に日帰りツアーということで、集合は午前5時40分。タクシーで着いた静かな三重城漁港にはまだ「ストロベリームーン」が輝いていました。ストロベリームーンとは、夏至の時期だけに見られる満月がイチゴのように赤くなる現象です。縁結びの効果があるともいわれているのだとか。既婚者となって12年がたつ8郎、女性ではなくギンガメアジとの縁を願いました。これほんと。

 暁の景色にまどろんでいると、バンに乗った男性に「8郎さんですか?」と声をかけられました。今回お願いしたショップのオーナーガイドのМさんでした。船の場所はもっと向こうだとのこと。荷物を載せて移動することに。ついた船は、ショップがWEBサイトで自慢するほどの、さすがの船でした。いいな~。8郎も、故・松方弘樹さんばりにこんな船で海に出かけたいものです!

 船の二階から美しい朝焼けに。早起きは三文の得ですね。ダイバー客は20数人でしたか。もちろん客のウチナーンチュは8郎一人ですけどね。スタッフは船長さんだけがウチナンチュだそうです。

 出港するころには立派な朝日が登場。

 太陽が上がると、梅雨とは思えないオキナワンブルーの世界が! 梅雨の晴れ間に決断してよかった。

 2時間かけて到着した粟国島は、逆光のせいもあって、神々しいたたずまい。まるで金田一耕助が向かった獄門島のようです(島のみなさん冗談です)。渡名喜島ともども、いつか上陸してみたいものです。

 ところで、早速潜れるのかと思いきや、ガイドさんたちは「島船(しまぶね)が先に来ている」と動揺。なにやら、筆ん崎(ふでんざき)という超一級ポイントは、粟国島のショップが優先という業界ルールがあり、彼らが終わったあとに本島組の争奪戦が始まるのだとか。初めて聞いたぜっ。WEBサイトにも書いとけ~。ということで、「すいません、40分待機となります。ウェットスーツは上だけ脱いでおいてください」と指示に従うことになりました。

 ひまなので、ダイバーさんたちの機材を撮影。いいカメラが並んでいます。8郎のスタイラスTG-2とフラッシュUFL-1は、初級者というよりもはや前世代レベルですね(笑)。ほかにも動画専用小型カメラや、なんとプロテクター不要のデジカメなどを持っているダイバーもいました。時代についていけない~。お金も~。

 40分が経ち、やっと「準備してください」の掛け声でみながスーツを着始めると、今度は「気を付けて!波が来ます!」と大声が響き渡ります。同時に船がど~んと大きく揺れました。緊張感を走らせるガイドと常連客の会話を聞くと、ポイントとアンカーを下す位置をめぐってショップ同士でも闘いがあり、それに伴う他ショップからのいやがらせ行為があるのだとか! 向こうの船がわざと回転するなどしてこちらに波を送ってきたのだそうです。しかも客がスーツを着るために片足立ちになるなどの危険な時間帯を狙って。おそろし~。客の安全よりショップ間のいざこざにエネルギーを注ぐやり方に怒り心頭です。どこの世界でも人間は利己主義で争うものでしょうが、厳格なルールで規制しなければいけませんね。こういう人間がいるからルールが必要となってくるのですよ。

 最初のポイント名はSAKURAだとか。いざダイブ! 

 水は思ったよりも冷たかったです。8カ月ぶりのダイブに、耳抜きがうまくできません。最近症状がひどくなりつつある副鼻腔のせいもあるのでしょう。しばらく耳が痛い時間が続きました。しばらくすると改善しましたが。この数年悩まされる副鼻腔、今後のダイビングにも影響してきそうな気がしてきました。

 さて、海中ですが、サンゴ礁はとても豊かでした。絶海の孤島だけにダイバー以外の人的被害が少ないのでしょうか。潮の流れに常にさらされているので温暖化の影響も少ないのかもしれません。

 潜って2分でいきなり大物が登場! ナポレオンフィッシュ(和名メガネモチノウオ)です。目の前を横切ったのですが、ワイコンをつけていたために、フラッシュの光が届かず。くっそ~。青被りです。

 そのまま、通り去っていきました。海中でみるのは2度目ですが、写真に残したのはおそらく初めて。いい絵はとれなかったけど、うれしかったぜ。あばよ~。ナポレオン。貫禄十分の名前ですが、方言名では「ヒロサー」だそうです。なんだか、かんたんぐわぁ~(笑)。

 その後、な~んにも現れず。青い海中を散歩。でも久々の8郎にとっては快適でした。 

 とはいえ、流れは強かったです。正直、体力勝負という面もありました。自宅マンション8階まで階段を2段上がりで上ることにしている8郎、なんとか追いつきました。鍛えておかなければ厳しい海中散歩だったかと思います。

 電池交換したダイバーズコンピューター、モスキートもしっかりと安全停止(減圧症予防のため浮上する前に水深3~6m間で3分間浮上を停止すること)を教えてくれました。あと、2年は持ってくれるかな!

 ドリフトなので、全員が海面で一列に並び、船のお迎えを待ちます。 船はダイバーを踏みつけそうな勢いで寄ってくるのでビビりますが、それくらい近寄らないと、ダイバーがロープをつかめないためです。

 昼飯は島弁当ではなく、あきらかに、ほっともっと弁当! 全国どこででも食えます(笑)。朝食抜きだった8郎はとてもおいしくいただきました。

  同じく一人旅という男性ダイバーと話したのですが、やはり「2時間かけて粟国まで来たのに、ギンガメアジ以外見せられても・・・」と苦笑していました。2本目以降に期待です。8郎は耳の調子が悪いこともあり、2本目でギンガメを見ることができたらそれで終わりにしようと決めました。 

 あまり役に立たなかったワイコン(笑)を外す前に青空を一枚撮影。びゅーりほー。

  さて、2ダイブ目は島船軍団が終わった時間を見計らい、決行します。8郎念願のギンガメアジのトルネードに出会うことはできたのでしょうか!? 早めにアップしま~す。 


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