沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

オタクの小さな喜び

2007年11月07日 | 読書

 気がつけばほぼ一週間ぶりの更新です・・・。ハチロー宅の話題を一つ。

 宅ハチロー、いや、ハチロー宅にやっとおニューの本棚がやってきました。高さ180㌢のPhoto縦長のやつです(右写真)。引越しの際に大量に廃棄したものの、どうしても捨てきれない本が従来の小さな本棚では収まりきれなかったもので・・・。本当はこれの2倍くらいのサイズが希望なのですが、狭い部屋では限界(泣)。

 何を隠そう基本オタクのハチロー(宅八郎と呼んで差し支えありません)。ウサギ小屋住まいだった幼少からの夢が、自分の書斎を持つことでした(暗!)。しかし庶民派サラリーマンの収入では2LDKのアパートがこれまた精一杯。なので、この部屋も引越し当初から、その使い方において妻と激論! 小物好きな妻は、口にこそしませんが「お洒落なインテリアに彩られた癒やしの部屋」を夢描いていたようです(笑)。平行線をたどり、気付けば3年の月日が経っていました・・・。本棚を買うのになぜここまでかかるっていう(笑)。その間、この部屋は寝室になったこともありましたが、ほとんどが着替えとアイロンのためだけの部屋に成り下がっていたのです(もったいねぇー!)。同系色であることを条件にやっと妻を説得(謝謝)。購入にこぎつけました。ハチロー得意のメイクマンにて8,000円程度でした(安!)。

 さて、そんな宅ハチローが現在読んでいるのが、左写真の「海人-uminchu-」(小林Photo_2照幸:著)。普天間基地移設先としてその名が全国区になった名護市辺野古に住むウミンチュ歴70年(!)の照屋規正さんの生き様を描いています。貧しいがゆえに「糸満売り」と呼ばれるウミンチュ雇用形態(今では人身売買となるでしょう)で、9歳から働きはじめるという厳しい環境。方言でマーブカーと呼ばれるレモンザメに襲撃され九死に一生を取りとめた事件、ダイナマイト漁にも手を出したことなど、戦前戦後の沖縄の漁のまさに歴史ともいえる人生です。ウミンチュは一年に2日しか休まない、ミーカガン(手づくりのゴーグル)とふんどし一丁で水深30㍍まで一気に潜水する、などという過酷な労働条件には身の引き締まる思いです。昔の人の生き様は本当にタフネスですね。

 まだ6割程度しか読んでいないので、これ以上はご紹介できませんが(笑)、かなり勉強になりますなぁ。お薦めで~す。

 部屋も片付きつつあることだし(3年の空白時間がありましたが・・・)、これからもオタクに磨きをかけていく所存でございます! 少しでも業務の結果につながることを祈って・・・。