沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

沖縄 太陽 ホエールズ

2007年02月06日 | 夫婦

 かつて横浜大洋ホエールズという球団がありました。盗塁王屋敷ら元祖スーパーカートリオ、魔球カーブのエース新浦、スーパーマリオの実写版ポンセ、代打の職人片平などなど、渋い役者が揃った万年Bクラスの球団が・・・。「プロ野球選手なのにこんな地味なユニフォームでいいのだろうか」という幼少時代の感想とともに淡い記憶が蘇ります・・・。Photo_118

 てなことで(どんなこと?)、本日と二人で行って来たホエールウォッチングの報告をいたします。※ここでいうホエールとはザトウクジラのこと。北極から沖縄まで来れるのはザトウクジラだけのようです。

 結果からいうと、ブリーチなどのダイナミックな絵は撮れませんでした。残念です。今日は天気よく、海もがつくほどの(なぎ)。「絶好のウオッチング日和だ!」と意気込んだのもつかのま、インストラクターいわく「海が穏やかな日は、クジラの心も穏やかになってしまう傾向があり・・・」と暗雲をにおわす発言が。実際その通りでした(笑)。

Tate ナガンヌ北というポイントでクジラの親子を 見つけるのに10数分程度。幸先いいかと思ったのですが、その親子は終始リラックスムードで、のんびり遊泳。ブロウ(潮吹き)をするために、たまに背中を見せるくらいです(涙)。船上約1時間弱の間、唯一ダイナミックといえるSCENEが右上写真。テイルスラップといわれるパフォーマンスで、尾びれで強く海面をたたくという攻撃的な行動です。水しぶきが激しくてクジラが見えませんねぇ(涙)。ガイドさんも「今日のクジラさんはサービス精神があまりないですねぇ」と一言・・・。クジラの勝手だろ、と思う気持ちとそれに同感する気持ちが交錯(笑)。でもクジラの側からすれば、リラックスできた一日だったのでしょう。沖縄の海の散歩を楽しんだのではないでしょうか。ガイドの声が聞こえたのか、最後の数分間だけ、船に近づいてきた親子。その時の子クジラのブロウを収めることに成功!(左写真)。ありがとう、子クジラ君!

 ザトウクジラが北極から数千㌔の旅を経て沖縄の海に来るのは、繁殖のためのみだそうです。繁殖と子育てのみに終われ、在沖中ほとんど食事をしないそうです(驚)。メスをめぐるオスたちの戦闘行為が、ブリーチテイルスラップなどのダイナミックな行動に現れるわけです。意外な事実に無知ハチも勉強になりました。一人4,800円という高額なツアー料を払ったかいがありました。

 下船後、妻と二人、同港内にある食事処「えんがん」に入りました。水揚げされたばかりPhoto_119 の海産物を料理してくれる人気店です。以前入ったときにも注文した「イカソーキ」を食しました(右写真)。イカソーキとは、沖縄料理の珍味「イカ墨汁」にソーキを加えたぜいたくメニュー(1,400円)。イカ墨独特の甘みとコクに、ニガナの苦味がまるで黒潮親潮が交わるように(?)同化。まさに「海と畑の国際結婚やぁ・・・」。おいしゅうございました。妻が頼んだランチは、おかずがマグロの刺身。これまたすごい。

 クジラで目を癒され、イカで腹を満たされた今日。に感謝、感謝の一日でした。

 皆さんも、「クジラとイカツアー」(勝手に命名)へと足を運んでみてはいかがですか?

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