4日目が始まりました。洞爺湖の絶景をもっと高いところから拝もうと、有珠山ロープウェイを利用する予定でしたが、またまた天候が曇っていたので断念。家族会議を開いた結果、ちょっと遠いですが、登別温泉の地獄谷まで足を運ぶことに決めました。ナビで確認すると、高速をぶっ飛ばしても片道2時間半はかかる模様。鼻水がひどくなっていた8郎は、近くの薬局で鼻炎薬を買い、心を整えました(サッカー日本代表主将風)。いざ、出発!
のどかな田舎道ですが、行く先々で自衛隊車両とすれ違いました。後日、ネットで調べてみると、北海道には2つの師団と2つの旅団、約50の方面直轄部隊があるようです。自衛隊王国なんですね。当然ながら北方領土を意識してなんでしょうが
下写真は、ルスツで買っていた「いろはす」のハスカップバージョンです。爽やかな酸味がおいしゅうございました。ハスカップは初体験だったので、またまたネットで調べてみると、シベリアを源流とする北方系の植物。日本では北海道と栃木県の日光戦場ヶ原、静岡県の荒川岳に限って、わずかに群生しており、平地に群生しているのは北海道内でも勇払原野だけだそうですね。同僚にもジャムをお土産に買っていきました。
腰が痛くなるくらい運転したところ、やっ登別への案内標識が。高速運転中にもかかわらず、かーかーナイスショット。バックミラーに写るは、とーとーのまあるい頭。そんなのカンケーねぇ!北の大地で懐ギャグ復活です。
I.C.を降りると、これまた標識の向こうに登別のシンボル、大きな鬼です! 夜なかなか寝ないときに「眠らない子は鬼が来て連れ去るよ~」と両親に脅かされている10郎、「今は動かないよね」と本気でびびっていました(笑)
車で素通りした登別温泉街は、洞爺湖以上に温泉に特化した町並みでした。この街は、滝クリが使う前から「お・も・て・な・し」の心をもっているようです。だってホテルの壁に書いてあるもん。
街の袋小路的な場所にある地獄谷に到着。早速、10郎が記念撮影。長旅の疲れにも関わらず得意のウルトラマンポーズです。決まったぜ、ジョワッ!
硫黄の臭いに包まれながら、ウッディーな案内路を歩きます。
行き着いた先は、数分に一度ぐつぐつするのだという「鉄泉池」です。そばには無邪気な10郎。
特に温泉に入ることもなく、別れを惜しむこともなく(寂)登別を出発しました。さらば、人生で再び来る可能性は低い…。
またまた2時間半かけて、洞爺湖に戻ります。おなかも空いたぁ。やっと着いた「レークファームヒル」です。
たんぽぽの綿毛に息を吹きかける10郎。いつまでこんな無邪気な表情を見せてくれるのでしょうか。
ランチのはカレーとピザを食べましたが、特においしくもなく…(泣)。写真もUPしませんね。
せっかく来たからにはと、北の大地で、父によるバッティングの英才教育を行いました。父はひそかに、10郎が父の母校N高で4番を打つことを夢みているのですよ。
その後、サミットの主会場となったことで有名な高級感あふれるウインザーホテルに到着。まるで宿泊客であるかのごとく、記念撮影。
ロビーからは洞爺湖が一望できるという大きな窓が。野乃風リゾートを凌駕するほどの荘厳さです。しかし外はやはり霧。
ガイドブックで紹介されていたカフェに。厳かな雰囲気に田舎モノ家族、多少緊張気味。10郎はリラックスムード。
たしか1000円超のケーキを注文。おいしゅうございましたが、沖縄県内でも300円で同程度のケーキは買えるというのが正直な感想。雰囲気代ということで。
野乃風に戻り、今度は最上階の展望風呂に。ガラス戸を開けると7月にもかかわらず、寒風がビュッと。「やっぱり入らない」と逃げ腰の10郎を説得し、入湯。曇りでしたが、絶景には違いありません。10郎と一緒に10分ほど満喫。あ~ぜいたくな夏休みだっ。後でかーかーに聞くと、女湯のほうが絶景だった様子。風呂場を時間ごとに交換しているようです。
作務衣に着替えると、美食ビュッフェへ。なぜか「今宵はVIPルームへ」と、落ち着いた雰囲気の部屋に案内されました。ホテル側の粋な計らいなのでしょう。しかし、VIPだろうがなんだろうが、配膳するのは自分です。さ、取りにいくぞう!
相変わらずおいしゅうございました。特に右奥のステーキ。柔らかくて絶品でした。これが食べ放題なんですよ!人生で最もぜいたくなビュッフェとなりました。
8郎は今回の旅を終えた軽量で84.7㌔を計測。どこまでリバウンドしてんじゃい。
ディナー後は、最後の夜ということで、花火大会は船着場近くで観賞。ちょうどベンチが空いていたので座って観賞することができました。た~まや~
結婚10周年のとーとーとかーかーにはもちろん一生の思い出になるが、10郎も覚えていてくれるかなー。
部屋に戻り、沖縄名護のじいじばあばに、寝たままで旅行の経過報告をする10郎。おいおい、餞別もらってるんやでー。
その日は疲れもあって、3人とも爆睡。明日はついに最終日、空港までの間、何をするか決めていません!どうなることやら。
3日目が始まりました。この日はルスツを出てメーンの洞爺湖に移動するという、今回のたびで最も重要な日です。一日の成功を祈願する意味もこめて、旅行前からガイドブックで心を弾ませていた「羊蹄山と雲海」を見てみようと、家族3人、早朝5時に起きました。ゴンドラに乗り、いざ絶景スポットへ。でも、霧がすごいっ。6年前の由布院旅行を思い出すぜい。
頂上に着いてみると、不安は的中し、あたりは霧一色。晴れた日にはこれだけ見えるんだよ、という看板が物悲しいっす。羊蹄山はいずこ。8郎ら家族のほかにも数人の観光客(少な!)がいましたが、みな不満そうな表情でした。
霧が晴れるのをまとうと、しばらくぶらぶらしましたが、濃くなる一方。まるでゾンビ映画のワンシーンのような雰囲気までかもし出してきました。
映画「ミスト」をほうふつとさせる父と息子の後姿です。もちろん、かーかー撮影。
絶景はあきらめ、しぶしぶホテルへ帰りました。つかれていたのか、再び爆睡する10郎です。手にはもちろんウルトラマン人形。期待させてごめんなー。
一眠りしたあとは朝食。
ホテルの入り口近くにあるアイスクリームショップ(おじさん一人で運営)で糖分を補給。なぜ?
どちらにしろ、2泊したルスツリゾートとはもうお別れ。エクシーガに乗り、出発しました。ルスツは、高原リゾートの名にふさわしい広大な敷地、アトラクションには満足でしたが、つかいにくい部屋には疑問符が残りました。おそらく、ゴルフやウインタースポーツ三昧する方々には最高のホテルではなかったかと。さらば!
向かうは、次なる絶景スポット、洞爺湖です。一番の絶景ポイント「サイロ展望台」には、1時間ほどで着いたかと。半分以上は中国人観光客でした。
しかし、天候は曇り。湖上ももやっていて、あいにくの景色です。かーかーもがっかりしていました。
とりあえず、第二の宿泊ホテル「野乃風リゾート」へ。チェックインするまでに多少の時間があったので、ガイドブックに載っていた、近くの老舗レストラン「望羊蹄」でランチを食べることに。こちらも名称から想像できるように羊蹄山が見えるんだそうです。いや、昔は見えたんだそうです(笑)
店内は歴史を感じさせるアンティークなつくり。ホール担当の店員さんもとてもていねいで好印象でした。
8郎はハンバーグ(1600円)を、かーかーは一日10食限定(1200円)を注文。とてもおいしゅうございました。チェーン店がまねできないであろう熟練のデミグラスソースで舌が満たされました(表現あってる?)。妻と二人、「もう一度来てもいいね」と共感。おすすめです。
すばらしいランチで腹を満たして店を出ると、空が青々と晴れているじゃないですか。妻と目が合いました。「もう一度、サイロ展望台に行ってみよう!」。すぐにエクシーガを飛ばしました。
さきほどとは別の場所のように晴れているではありませんか!
早速、愛機スタイラスTG-2にミニ三脚をつけ、記念撮影。美しい洞爺湖に負けじと、とーとーのおでこも輝いています。
朝礼で校長先生が使いそうな式台があったので、登って撮影。
パノラマ撮影にも挑戦。うぅ~ん、いまいち!
ホテルに戻ると、チェックインまで、あと数十分ほど時間があったので、裏手の船着場から洞爺湖の遊覧船に乗ることに。
室内は湖上の風が入ってきて心地よかったです。
湖上から見る「野乃風リゾート」。
ウミネコならぬミズウミネコ? 韓国人観光客がエサを投げまくっていたのには閉口しました。
サミットを記念して万国旗が張られたままでしたね。
さあ、ついに「野乃風リゾート」にチェックインです。ロビーの奥には洞爺湖を真正面に拝める硝子張りのホールがありました。
オリジナル商品も展示されていました。
室内はご覧の通り。洞爺湖が真下に見える絶景です。最上階から一つ下の8階だったかな。10郎が落ちそうです(笑)
最上階に移動し、初めて家族風呂なるものに入りました。予約制。50分限定ですが、家族3人、汗をかきまくりました。
10郎も作務衣に着替え、温泉気分を満喫です! (この刀に見立てた靴ベラ、よほど気に入ったのか、チェックアウト時に洋服の下に隠して持ち帰ろうとしていたのには笑えました!かーかーに発見され没収となりましたが)
ディナーはブッフェ。部屋付けじゃなかったのが、残念(あまり落ち着けズ)でしたが、メニューはどれも一流。ボンビー育ちの8郎にはすべてがおいしかったっすー。それにしても10郎、ぜいたくな4歳の夏だね
部屋に戻ると、遊覧船が湖の中央に移動するのが見えました。ついに、湖上花火大会の始まりです。8郎一家はもちろん部屋から眺めます。
始まった~。た~まや~
スタイラスの機能では花火撮影はこれが限界。本当はもっとすばらしい景色でした。8郎はサッポロクラシックを飲みながら観賞しました。つかれていたのであとは爆睡。さ、明日4日目の予定は確定したものがありません。どうなることやら。
2日目です。ルスツリゾートの朝食です。おいしゅうございました。
8郎らが泊まったルスツタワーは別館で、別館から見る本館はこんな感じです。プールや遊園地、スキー場にゴルフもある、北海道随一の大型リゾートだそうです。中央の丘からは羊蹄山と雲海が見られることもあるようです。
本館との間にはかわいいモノレールがありました。非常に遅いですが移動には便利です。
朝飯を食べ終えると、エクシーガを飛ばし、河下りをするためにニセコ町へ。利用するショップは「ライオンアドベンチャー」です。高知県出身という男性ガイドさんがていねいに対応してくれました。ヘルメットにライフジャケットをはおり、いざ、荒波へ!(清流ですが)。 カヌーにも乗ったことがないというかーかー、意外にもかいさばきが絵になっていますね。
清流下りとはいえ、水流によっては、多少の波しぶきがかかりました。やはり北海道の川水は冷たい!
10郎の鼻の頭にも水滴が(笑)
途中の砂州では小魚捕り。意外にもかーかーだけが捕まえました。
振り向くと羊蹄山にはやはり雲がかかっていました。
1時間程度で終了。車に向かう父子の背中姿をかーかーが撮影。10郎はこの小さな小さな大冒険を覚えててくれるかな。
帰りがてら、みるく牧場なるスポットによりました。ミルク関連の商品がたくさん売っていました。シュークリームを買いましたが、必要以上にクリームが入っていて手がびちょびちょに(泣)。羊蹄山を拝めるという撮影スポットで、いかにも北海道の牧草ロールに二人を乗せて記念撮影しました。羊蹄山にはやはり雲が…。
ランチは、予定していたカフェレストランが休みだったので、急遽、道中のあいているカフェへ。そこは黒と赤を基調にした外装内装で、明らかにオーナーがロックファンだというのが一目瞭然。店外に駐車していた4駆のナンバープレートが「69」なのには多少ひきました。ランチタイムだというのに人っ子一人いない店内に多少不安になりましたが、出てきたカレーはそれなりにおいしゅうございました。なぜかティッシュを吐き出すオバマ米大統領です。
ホテルに帰ると、8郎は披露困憊。うかつにも昼寝をしてしまいました(前科あり)。その間に妻と10郎は二人、デートを楽しんできたようです。
意地でも雲を頭に乗せる羊蹄山を背に、どんどんお兄ちゃんの表情を見せる10郎でーす。
3日目はついにメーンスポットの洞爺湖に移動します。あ、その前に、運がよければ拝めるという「羊蹄山と雲海」を見るために、早朝5時からゴンドラに乗らなければなりません。頑張って早起きするぞ。
結婚10周年を記念した4泊5日の北海道旅行から帰ってきました。これといった目玉もなく、曇り空で絶景を満喫できなかった不運もあったものの、46時中、家族3人寄り添うように過ごした楽しい旅となりました。たくさんの写真とともに振り返りますので、おひまな方はどうぞお付合いください。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
お昼前に那覇空港着。夏休み前の平日ということで、そこまで混雑はしていませんでした。
ANA千歳空港直行便の搭乗前に記念撮影。10郎も元気いっぱいだー。それにしても沖縄の7月の空は美しいっ。なんだか名残惜しさも感じました。
ちなみに今回の空旅は、幸運にも往復全3便とも3人横並びでした!
いざ、テイクオフ。さらば愛しきわがふるさと(かーかー撮影)。
行きの便はかなり空いていましたね。快適でした。
空いているのを利用(悪用?)して、反対側の窓から雲海を撮影。撮っててよかったかと。なぜなら、北海道ではこれ以上の雲海には出会えなかったからです(泣)
3時間ほどすると津軽海峡が真下に。ついに北海道に来たぞー。これまたかーかー撮影。
5年ぶりの千歳空港に降り立つと、床に空港内の施設「ドラえもんパーク」の宣伝が。10郎大喜びです。最終日にこのコーナーに大いにお世話になるとは、そのとき思いもよりませんでしたが。
お次は謎のゆるキャラとも記念撮影。
トランクを押して移動を手伝う10郎。今回の旅でさらにお兄ちゃんな一面を見せれくれました。
早速、レンタカー店へ。今回は5日間ずっとレンタカーで過ごす予定なので、長距離移動も考え、排気量2500ccのスバル・エクシーガを予約していました。正解でした。アクセルに余裕をもってクルーズできましたよ。
夕方なので、急ぎ、最初の宿泊地である高原リゾートこと「ルスツリゾート」へ向かいます。高速でもないのに、トッラク野郎たちが時速100㌔超のスピーでびゅんびゅん追い越していきました。1600ccクラスの車では厳しかったかと。
なぜか途中で10郎の好きなティラノサウルスの象があったので、記念撮影。
しばらくすると、別名「蝦夷富士」とも呼ばれる羊蹄山が目に入ってきました。美すぃー。
車道脇にはトラクター。いかにも北海道です。
ちなみに、頂上まで拝めた羊蹄山はこれが最初にして最後となりました…(泣)
2時間半ほどかけて、やっとルスツリゾートに到着。雰囲気出てますね。
チェックインすると、生まれて初めて2階作りの部屋に案内されました。上が寝室、下がリビングやトイレです。32階から見下ろす景色はリゾート気分満点でした。
最初のディナーは、空港で買った弁当です(苦笑)。節約も目的ですが、朝からの長旅でつかれているだろうと想定してのこと。おいしゅうございました。ていうか北海道でまずいものを見つけることのほうが困難ですがね。
そのあとは10郎と初めての温泉に入りました。曇り空ながら、三日月が眺めて最高でした。
その後は家族3人枕を並べて爆睡しました。
2日目は、清流下りに挑戦します。お楽しみに!
巨大津波の被害を受けた東北地方に行ってきました。現地の被害は予想以上でした。写真は宮城県仙台市の住宅街です。
白いバンの運転席の窓は半分開いたままでした。ドライバーは生き延びることができたのでしょうか。電線には黒いカラスもとまっていました。
福島、宮城、岩手と3県を新幹線で移動しました。沖縄生まれ、沖縄育ちの8郎が新幹線に乗るのは初めてでした。盛岡駅には「がんばろう!岩手」と書かれた横幕が張られていました。困難な状況にある人に、頑張ろうは禁句だとは言いますが、それでも伝えたい言葉ですね。
震災復興のためにお土産も購入。仙台の「牛タンしぐれ煮」は酒のつまみに最高でした。
この旅で、沖縄の生活がいかに幸せかを感じました。被災地の一日も早い復興を願うばかりです。沖縄にもかつてギネス級の大津波が来たことをウチナンチュは忘れてはいけません!
GWを利用して与論島に1泊2日の旅行をしてきました。2時間半のフェリーの旅です。愛息10郎は船内でも爆睡。父ちゃんに似て船酔いに強いね。
ところが与論島の天候は大荒れ。ものすごい雨でほとんどドライブが出来ませんでした。なので、食事にお金をかけることにしました。割烹「八郎」。他人のような気がしない店です(笑)。奮発して「八郎定食」(3000円)を注文。ソーキ煮がおいしかったです。この店は晴天なら素晴らしい絶景がおがめます。
ディナーは「ヨロンの味 たら」へ。これも友達にいそうな名前です(笑)。ここでは、与論名物という「鶏飯(けいはん)」に挑戦。
なんでも、食糧不足のさいに、来賓を満足させるために考えられたメニューだとか…。道理でやたら腹いっぱいになるわけだぁ。
悪天候のため、島一番の観光名所、百合ケ浜も断念。仕方なく、百合ケ浜を背に家族3人で記念撮影。と言っても百合ケ浜は見えませんよね?(笑)
かつては琉球王国だった与論島。あちらこちらに沖縄を感じました。甲子園でも鹿児島ではなく沖縄を応援する人もまだまだ多いと聞きます。天候には恵まれませんでしたが、地味に楽しめた1泊2日でした。
いつかは奄美、そして屋久島まで足を伸ばしたいものです。
ついに最終日です。
カシオペアの車窓から明るい日差しが差し込んできました。朝8時です。過ぎ行く北関東の風景を眺めていたハチローは、窓越しの視界にただならぬ殺気を感じました。
スナイパー(カメラ小僧)です!! 予想外の敵にハチローも思わず愛機D300を取り出し、撃ち返しました。カシャ、カシャ! どうやらこっちの勝ちです。まだスナイパー歴の浅そうな二人、このくらいにしてやりましょう。
しばらすると…
狙撃部隊までいるではありませんか! これでは多勢に無勢。ハチローは身を潜めたのです…。冗談はともかく、さすが高級寝台特急カシオペアです。朝からこれだけの人を集めるのですねー。
午前9時半、ついに東京上野駅の到着です。別れを惜しみ写メを撮る妻です。カシオペアの顔が変わっていますね。寝台特急のたびは、南の島の庶民派夫婦にとって、一生の思い出となるでしょう。さらばカシオペア。
せっかく東京まで来たのだからと、二人は午前中は浅草参りをすることに。乗り換えるため上野駅の中央改札口を出ました。かつて日本が敗戦から高度成長に向けて歩み始めたころ、東北地方からの出稼ぎの人々であふれた上野駅。その面影を何となく残していました。そういえば、あの映画「ALWAYS 三丁目の夕陽」にも登場しました。観光で利用したハチローもパチリ。
早速向かったのは定番の雷門。観光客、外人やらがごった返していました。
仲見世通り。せんべいやら甘菓子やら、外人向けの侍、空手家コスプレまで売っていました。
浅草寺(右)と、五重塔(左)、そして153㌢の妻(中央)。
必死におみくじを振る妻。結果は「凶」だったとか(泣)。南の島からの旅人に冷たいっ。
外に出ると水溜りに桜の花が溜まっていました。散っても美しいですねー。沖縄にはこんな繊細で可憐な花はないなぁ。
さあ、元祖ゆうえんち「浅草花やしき」です! ご覧下さい。コースターの左後方にはマンションが建っています(笑) 初体験の異空間です。
このローラーコースターは日本に現存する最古のコースターで最高時速42㌔。速さより、走っているうちに壊れそうな雰囲気と、建物の中に突入する際に天井にぶつかるんじゃないかという恐怖がハンパないっす!
そして右のスペースショット! 一気に数十㍍上がるマシンに、下腹部の神経が麻痺するかのような恐怖感に襲われました。
絶叫マシン、たまには数年に一度は乗るべきかと。なぜなら人間ってこんなに弱い生き物だと、改めて痛感させられるからです。謙虚な気持ちに戻ります(笑)
ちなみに花やしきは、夜間、貸切ができるそうです。
さあ、楽しかった浅草参りも終了。羽田空港で時間をつぶしたあと、午後4時半の便に搭乗しました。たまった疲れでハチローは爆睡。窓の外を見ると、これまた行きの便でみたのとは一味違う雲海。まるで氷河のようですなぁ。見たことないけど。
結婚5周年を記念し、貯金をはたいて敢行した北海道旅行withカシオペア。これにて終了です。不況の世の中、幸せなことでした。よし、あとは仕事にまい進するぞう。
おっとっと。最後にこの旅で、最も衝撃を受けた写真をUPします。
それは積丹の絶景でもなく小樽の異国情緒でもありません。妻が撮った一枚です。ご覧下さい(下写真)
コントラストが印象的な芸術的一枚です! ハチローが撮った140枚の写真のどれよりも衝撃的でした。一体何の写真か分からない方に2つのヒントを。
①ハチローが帰りの機内で寝ている間に、妻が撮影。
②ハチローはこの旅で85㌔の大台に10年ぶりに復活。
これだけ言えば充分でしょう!
さ、ダイエット、ダイエット! 明日はGW最後の休み。会社の同僚らと慶良間にダイビングです。またご報告いたします。
3日目です。バスツアーで異国情緒あふれる小樽市へ! 運河の街、ガラスの街、金融街の街、海産物の街と、いろんな顔を持つ街です。
まずは北一ヴェネチア美術館(下写真)。写真のゴンドラや各ガラス工芸品が、多数展示販売されていました。な~んにも買わずに記念撮影だけして退館しました。
次は小樽オルゴール館(下写真)。1万5千点ものオルゴールが並び、美しい音色を聞かせてくれました。な~んにも買わずに写真だけ撮って退館しました。
ところで、小樽市はかつて札幌より栄え、大手銀行や商社などが立ち並んでいた歴史があります。NYの金融街の雰囲気が残っているその通りは北のウォール街と呼ばれています。下写真は日本銀行小樽支店跡。今は金融資料館として無料開放されています。手前のはじけるオッサンが邪魔ですなぁ。
海産物も豊富な小樽。妻方の両親のために、今が旬というアブラガニを購入。下写真は、水槽からの脱出を図るカニさん。撮影の後、ハチローが水槽に戻してあげました(酷)
そしてお次はメインの小樽運河。右のレンガ造りの倉庫跡は今や、改装されて飲食店などになっています。
さて、ほかのツアー客と別れ、北海道初の鉄道開業区間の一つ手宮線跡地(下写真)を見学していたハチロー夫妻。いきなり紫色のジャンパーを着たおっさんに声をかけられました。「観光客の方?どこから来たの?小樽はいい街でしょ?」。人懐こい笑顔満開のおっさんと多少話しが弾みました。おっさんは「食べるなら雑誌に載ってるようなとこじゃなく、うしお亭に行ってみるといいよ。すし組合の会長がやっている店だし、安くておいしいよ」と場所まで教えてくれると、足早に去っていきました。
上写真の右端に写っている背中がそのおっさんです。おっさんの笑顔を信じハチローらはうしお亭に向かいました。
下写真はうしお亭のうしお御膳(2700円)。思っていたほど絶品ではなかったのですが、まぁまぁ美味しい満足感でした。(初日の海鮮丼があまりにもインパクトありすぎ)。
満腹感に満たされ店を出、小樽運河へむかったハチロー夫妻の目に、通りの物陰から道行く人々を見つめるあのおっさんの姿が入ってきました。その目は、数十分まえのにこやかなものとは一変、獲物を狙う鋭い眼光だったのです! ハチローは分かりました。あのおっさんは、けして話好きなただのおっさんなどではなく、筋金入りの呼び込み営業マンだったと…。
おっさんはハチローと目が会うと、無表情のまま、筋道に姿を消しました…。
まぁ、おいしかったからいいかぁ~(笑)
さて、小樽駅から札幌駅に向かいました。これで北海道とはおさらばです。この旅のメインの一つ、豪華寝台特急カシオペアについに乗るのです。
ごう音ともに、やってきましたぁっ。かっちょいいっすぅ~。
さらば、北海道。人生3度目だったが、満足させてもらったよ。
カシオペアの部屋はとても狭く、畳2枚をL字型にしたようなスペースです。ですが、2階席の景色は素晴らしかったです。早速、サッポロビール「CLASSIC」で祝杯を挙げました。
ご参考に⇒「寝台特急カシオペアについて」
あとは景色を見ながら、のんびりするだけです。ディナーは車内レストランもあったのですが、あえて北海道を満喫しようと、駅弁を仕入れていました。どうです、このカニ! 彦馬呂の言葉以上に表現手段が思い浮かびません。何度もすいませんが「海の宝石箱やぁ~」
下写真はちょど世界最長の海底トンネル青函トンネルを通過中のラウンジ。海底140㍍を走っていると思うとなんとも不思議な気分でした。
ゴトゴトゴト…という音と多少のゆれが気持ちよく、ハチローは爆睡。妻はなかなか寝付けなかったようです(悲)。
さて夜が明けた最終日の4日目。終着の上野駅でカシオペアに別れを告げたあと、ハチローらはかの浅草「花やしき」に突入します!
2日目は4日間の全日程の中で最も歩いた一日でした。流れるようにご紹介します。
宿泊先のアスペンホテルの朝食はバイキング。定番のスクランブルエッグ、ソーセージに加え、シラスやホッケ塩焼きなどもありました。おいしかったっすぅ。
2日目のメインは、妻がネットで探し出した積丹(しゃこたん)半島1日バスツアー(一人約7500円)。参加者はハチロー夫妻を含めわずか5人でした(寂)。シーズンの入り口手前なんですね。
車窓からはまだ雪が積もっている山並みが。なんだか象の背中を彷彿させます。
最初に、バスガイドさんいわく「トイレタイム」として訪れた(泣)のが、余市宇宙記念館です(下写真)。地元出身の宇宙飛行士・毛利衛さんを称えて作られた施設です。建設の際、毛利さんが「次世代の子供達に宇宙に興味をもってもらいたい。わたしの名前などつけないで欲しい」というロマンあふれる提言を行ったおかげか、集客が芳しくなく、現在は長期休館中(再泣)。理想と現実はあまりにもかけ離れていますなぁ。右下の窓から宇宙服がこちらを見ているのが、かなり不気味です。毛利さんの怨念でしょうか…。
バスは、積丹半島に向かって走ります。海岸は奇岩が目白押しでした。まずは夫婦岩。左の今にも倒れそうな岩が神秘的というか面白いっす。バスガイドさんの「どうですか、あのくびれ」との言葉に、後部座席のおばちゃん二人組みが「うらやましいわね。おっほっほ」。思わず苦笑してしまいました。
お次が、ロウソク岩。高さはなんと46㍍もあるそうです! うちの本社ビル並みです。「ナニコレ珍百景」でも紹介されていました。夕陽がちょうど、先端部分に差し掛かったとき、神々しいロウソクに変身するとのこと。いつか見てみたいものです。
かつてニシン漁で栄えた島武意(しむい)海岸に行きました。何となく沖縄っぽい地名です。日本の渚100選にも選ばれているとのこと。下写真はその絶景にたどり着くまでのトンネル。ニシンの運搬のために作られたものです。身長153㌢の妻が天井タッチに挑戦しています。足は浮いているし、手と天井に隙間がありますなぁ(泣)
トンネルを抜けると、ご覧のような絶景が(下写真)。夏場ならシャコタンブルーを拝見できたのでしょうが、なにぶん北国の春。色は薄かったっす。それでも充分きれいですなぁ。冷たい海風が心地よかったっす。
さて、お次は当日のメインスポット神威(カムイ)岬(下写真)。先端にある突き出た岩が神威岩です。ロウソク岩に負けす劣らずの垂直ぶりです。小さくてもはっきしていますね。
ちょうどこの写真を撮っているころ、ハチローの携帯のメール着信音が! 開いてみると、送信元はTら~。「北海道はでっかいどーか?」という禁断のオヤジギャグ。旅行の件は一言も言ってないのに、恐ろしい情報収集力です。当ブログを監視していたに違いありません。
しかし、縦長島国NIPPONの北端で受けた、南国どぅしぐわぁからの音信。プチ感動いたしました。
下写真は長い起伏を乗り越え、岬までたどり着いた妻。ガッツポーズにも力がありませんな。
絶景コースを終え、バスは余市にもどり、「ニッカウヰスキー余市蒸留所」へと。ハチローの晩酌に愛飲しているニッカウイスキーやワインの試飲もありました。下写真2枚は博物館内の様子。
ウイスキーの香りが漂う落ち着いた雰囲気で、ゆったりと楽しめました。
ちなみに、ニッカのシンボル赤帽のおっさんは「19世紀にウイスキーのブレンドの重要性を説いたローリー卿」という殿方らしいっす。あ、別に覚えなくても結構です。
9時間のバスツアーを終え、ハチロー夫妻は札幌市へ舞い戻りました。夕飯は、ジンギスカンにしようか迷いましたが、「とりあえず何でもある」という理由で居酒屋へ。下写真は最初に勢いで注文したタラバガニ(1500円!)。解体作業に手間取った割りには、実が少なかったっすぅ。北海道限定販売のサッポロビール「CLASSIC」の生がおいしゅうございました。地元のビールが断然うまい! どこかで聞いたようなフレーズ、北海道でこそ当てはまりますなぁ。
腹を満たした二人は体脂肪を少しでも落とそうと、大通りへ。定番のテレビ塔です。
塔から見た夜景(下写真)。通りの向こう側に白く光るのは大倉山スキー場です。
さて2日目を終了。ホテルに戻ったらふくらはぎがパンパンでした。3日目は小樽へのバスツアーです!
結婚5周年を記念した北海道3泊4日(寝台特急カシオペア付き)の旅。おかげ様で楽しめました。26日夜に帰宅しました。早速ご報告を。
23日の早朝6時に名護を出発。8時5分初のANA羽田行きに搭乗しました。窓から青空と雲海がコントラストをなしていました。
東京湾上空では、東京湾アクアラインのPA「海ほたる」を目撃。「あそこから海底道路になるんだねぇ。人間の技術ってすごいねぇ」と田舎夫婦、プチ感激です。
約5時間の空の旅を経て、今回の旅の拠点となる札幌市に到着。耳が痛いほどの寒さでした! 気温は7度。
札幌駅近くのアスペンホテルにチェックイン後、早速、北の海の幸が集結する中央卸売市場の場外市場へ向かいました。。大きなカニを前に、期待も増します。
タクシーの運ちゃんの勧めで入ったのは「北のグルメ亭」という創業60年の老舗。ハチローが頼んだのは「海鮮丼」(2950円、下写真)。ボタンエビ、カニ、トロ、イクラ、ウニ、ホタテなど海の幸があふれんばかりに盛られています! 値段は張ってますが、まさに海の宝石箱でした。彦馬呂の比喩表現能力に今更ながら感服です。
もちろんおいしゅうございました。トロとウニが最高でした。ウニがあんなに甘くてクリーミーなものだったとは知りませんでしたっ。
さてホテルに戻り2時間ばかり休憩した老夫婦(時間がもったいない)。疲労回復後、市電なども利用して、北海道3大夜景の一つ藻岩山(もいわやま)へ。
途中、札幌駅構内で、今話題の生キャラメル王田中義剛氏の店を発見! よしたけ君の生キャラメルは、休み期間中負担をかけている会社の同僚になんとしても買っていかなくてはならない代物です。そんな決意を胸に、妻に行列に並んでもらい(酷)、無事ゲットしました。行列が苦手なハチロー、外で写真を撮っただけです。
よしたけ君の生キャラメル、会社でも好評でした。年商120億(うちの会社と一緒やでぇ)のよしたけ君は、夕張市や小樽市にも工場、店舗を展開するとのこと。儲かってまんなー。
さて、藻岩山。ロープウェイで展望台まで行くのですが、途中ですでにごらんの夜景です(下写真)。
展望台ではまさに100万ドルの夜景をバックに妻を撮影。ビシッと決まっています。まるで火サスのラストシーンで、振り返りざまに悲しいてん末を語り始める女刑事のようです(笑)。
藻岩山の夜景、新婚旅行で行ったラスベガスほどのスケールはないのですが、上品で色彩豊かな点では勝っていました。
夕飯は札幌市内のラーメン店「空」へ。雑誌で見つたカウンターのみの小さな店です。
味噌と塩を注文。うまかったのですが、個人的にはサイドメニューの「まかない飯」(250円、下写真)に感動しました。豚肉、メンマ、うずらの卵を乗せた丼に、かつおぶし、白ごま、バターのトッピングが最高でした。
第1日目はこれで終了。午前を移動に費やしただけに、ほぼ札幌市内に終始しました。2日目はバスツアーで、積丹ブルーで有名な積丹半島へ向かいます。絶景の神威岬では、あの男からメールが届きました。