沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

子連れの車中泊@浜比嘉島(前)

2019年03月28日 | キャンプ、車中泊

 念願の車中泊を愛息10郎と二人で楽しんできたので、前・後編の2回に分けてお届けいたします。従来のカテゴリー「キャンプ」を、これから増えていくカテゴリーであることを願って「キャンプ、車中泊」に拡大し、今回の記事もそこに含めています。

 今回の車中泊に備え、備品を買いましたが、中でも100円ショップを活用しました。サンシェードやランチョンマットなどのほかに、実際にはあまり役に立たなかったのですが、LEDミニランタンも1個100円です。

 購入から7年目を迎える愛車エクストレイルT-31。海中道路の高架橋から撮影。わが車ながらかっちょいいっす~。今回の旅はまさに君がいなければ成立しなかった。これからも我が家にとって最高の相棒でいてくれ。

 さて本題です。

 自宅を出発したのは、午前11時前。愛息10郎は初めて助手席に乗りました。早速、漫画本を手にします(笑)。おい、アウトドアを楽しむんじゃないのか。

  荷物は最小限にしたつもりだったので、こんな感じに収まりました。しかし、車中泊旅を終えての反省点ですが、これでも過剰搭載でした。父子が車中に寝るスペースを確保するためには、ほとんどの荷物を運転席か助手席に収納し、それでも入らないものは車外に置くことになるからです。今回は集落近の場所だったので盗難等の心配はありませんでしたが、次回からは意識しなければなりませんね。イスは不要かな。

 自宅マンションを出発し、まず向かったのは、昨年のグラキャンでも利用した浦添市屋冨祖の「中央ミート」さんです。

  ガラスケースにはいろんなお肉が陳列されていました。その中から、ロース肉Tボーンを購入しました。ともに200㌘で計1400円程度。

 店主さんから飴玉をもらった10郎です。やったね。

 この店の人気商品メンチカツ(70円)です。お肉たっぷりでおいしゅうございました。衣と肉の分離感ががちょっと安っぽいのですが、70円なら安いものです。しかし、愛息は「おいしいともおいしくないとも言えない」とのこと。どんだけグルメだばー。

  そんな8歳坊やは、泡瀬付近まで来る頃には、ご覧のように爆睡。まだまだ、かわいいもんですね。 

 数年前に夜釣りの経験があることから野営地の候補の一つだった南原漁港も見学。駐車場が広いのと静かで落ち着いた感じがいいのですが、この日は、近くの養鶏場か養豚場からと思われる臭いが漂っていて、早々に撤退を決めました。

 第一候補の浜比嘉島へ向けて再出発です。海中道路に入る手前にあるキングタコス与勝店でランチを買いました。 

 店のドアにはこの表示。どこも人手不足なんですね。客は来るのに従業員が採用できず店を閉めてしまうケースが実際にあるようです。早く新しいスタッフさんが見つかるといいですね。

 海中道路に入ると、色とりどりのカイトサーフィンの景色がありました。みなさん、初夏の海を楽しんでいました。

 ランチを食べるため、まずは平安座漁港で休憩。浜比嘉大橋を背に記念撮影です。10郎も完全に目が覚めました。

 島を眺めながら父子で1つのタコライスを食べました。10郎が7割食べた(驚)のですが、予想以上においしゅうございました。サルサソースも合いましたね。野菜が一切入っていないことだけが気になりました。。。

  浜比嘉大橋を渡り、浜比嘉島へ向かいます。あいにくの曇り空ですが、高さのある橋なので海風が流れ込み、気分爽快です。

 島に到着。古き沖縄の風情が残る集落内を安全運転で走行。昭和生まれの45歳にとっては心落ち着く懐かしい光景でした。

  集落内を通り抜けたのは、シルミチャーというパワースポットにお参りするためです。付近の気配も神秘的です。 

 神のパワーなのか、木の根元も尋常ではありません。

  さらに進むと、沖縄とは思えない厳かな雰囲気を漂わせた鳥居が現れました。 

  記念にと愛息10郎お得意のジャンプをしてもらいました。

  しかし100段余ある階段を登り切ったあとは、多少つかれた様子。 

 パワースポットのメインである鍾乳洞に到着。車中泊の無事と夜釣りの釣果を願いました。

  しかし、お恥ずかしいことに写真を撮るだけで、さい銭を入れるのを忘れてしまった無粋な45歳です。そのあだが釣果に反映されることになるとは。。。

 集落内を引き返し、野営地に選んだ浜比嘉港に到着。向こうの防波堤には釣り人の姿がたくさん姿が見えましたが、駐車スペースには数人。おかげで一等地?に車を置くことができました。

 リアウインドウからすごそこは海。

 さて、社内をフルフラットにして、マットを敷くと、あっという間に男の隠れ家の完成です! 早速くつろぐ10郎。

 波の音を聞きながら、漫画の続きを読みます。こんなぜいたく、車でしかできません。

 今回は車中泊ということもあって、手がくさくなるのを嫌い、えさは魚肉ソーセージと缶詰めの貝だけにしました。目の前の岸壁から簡単垂らし釣りをセットしたところで、父8郎は早速料理。『テルさんTV 孤独の車中泊』の影響で購入したスノーピークのまな板セットを初めて使います。ペティナイフは軽くて短いのですが、切れ味はよかったです。 

 

 こういう調味料があったので100均で買っていました。

 オリーブオイルと混ぜて使います。おいしそう!

  野外料理で必須の水タンクも忘れません。

  サラダを作ったあとは炒め物に移ります。海風が強いのでイスを倒して防風対策。愛用しているスキレットをガスバーナーで熱します。

 ポテトとエリンギを炒めたのですが、ポテトは硬い仕上がりで失敗となりました。

 そのとき、垂らしていた竿がぐぐっとしなっていることに気づきました(今回鈴もつけていなかったので気づくのが遅れたのです)。あわてて10郎を呼び、引き上げます。10郎が「僕がやりたい」と言ったのですが、一匹目だけは何としても釣り上げたかった(笑)ので、父が釣り上げました。

 30㌢ほどのボラでした。外道ではありますが、釣れただけよかった。優しい心を持つ10郎が「海に返してあげようよ」というので、リリースすることに。チンやガーラだったら刺身にしていましたが。

 えさの魚肉ソーセージは3本用意していたのですが、まず1本をたいらげた10郎が、残り1本を惜しみなく撒き餌に使ってしまったので、釣りは夕方には終了しました。満潮の午後9時半ごろの夜釣りが最大の楽しみだったのに~。まぁ、風も強くなってきたので、どちらにしろ中断していたでしょう。

 野菜の補給と料理の彩りをつけるために、パプリカ、ピーマンも炒めます。

 料理合間の一人晩酌に久方ぶりのバドワイザー。さっぱりしてて飲みやすかったですね。ところで、えさとして買った缶詰の貝は、半分以上が8郎のつまみとなりました。夜釣りができなかった理由の一つです。息子より父の罪が重そうです。

 ついに主役の登場、牛ロースです。一枚約700円!

 今回の車中泊のために購入した数あるアイテムの一つ、スレートプレートランチョンマットで、おっさんなりのインスタ映え感を演出(インスタには上げていませんが)。いずれも100均です。

  車内は荷物もあって狭いので10郎だけの特等席にしました。チビ悪代官のおな~り~。

 父は続いてTボーンの焼きに取り掛かります。

 ジューッと、これまたおいしそう!

 10郎も骨をしゃぶるかのように味わいます。牛さんの命に感謝だね。食べ終わるころには外も暗くなってきました。

 とてもおいしくいただきました。

 さて、満腹になったところで車中泊の準備です。夜釣りを断念したこともあって、海に近い場所からトイレに近い場所へと移動しました。島民の方が清掃してくださっているのか、とてもきれいなトイレでしたよ。下写真は明るいうちに撮影したものです。 

 車内に収納できない荷物を車の脇に置いて、二人が寝るスペースを確保。寝る前の読書タイムです。8郎は直木賞の『宝島』1冊を持ってきました。しかーし! 40代後半男性にとって読書の一番大事なお供であるはずの老眼鏡👓を忘れたために、1ページ読んだところで断念! もう年ですね(泣)。完読するのはいつになるやら。

 海風は強く、車も少々揺れましたが、テントなどと違って、車の安定感は抜群。頼もしさを感じました。それでも外は真っ暗だけに多少の不安もあったのか、10郎はなかなか寝付けず、デザートのチーズケーキをいただくことに。

 

 真っ暗なはずが1時間もたつと月明りや街灯のせいで辺りを見渡せるくらいに目が慣れました。満月🌝が時折雲間から顔を出してくれたので、幻想的な天体ショーを拝むことができました。手持ち撮影の写真ではなかなか伝わらないのが残念です。10郎の記憶に残ってくれたかなぁ。君が幼い間に沖縄のいろいろな美しい景色を見せてあげたいと思っています。

 

 結果的に10郎は寝るまでに3回トイレに行ったので、近いところに駐車していて助かりました。 

 しばらくおしゃべりをしながら起きていましたが、マットと毛布にくるまれた温かさに、午後11時ごろには父子ともに眠りにつきました。

 ただ、遠くの漁港に来て車で肉を食っただけ、と言われればそれまでですが、エクストレイル1台あれば、こういう楽しみ方もあるんだと知った貴重な1日でもありました。

 続きは(後編)で! 


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