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自信とは?


自信があると、落ち着いて受けられる、という話をよく聞きます。

でも、そういう自信とは何だろうか?受かる自信?もし、自分は受かる、と思って試験を受けたら案外失敗することが多いような気がするのです。

自信は過信につながる。過信があると、問題のちょっとした「わな」に気がつかない。

出題者は差をつけたいのです。だから、「あ、ここで間違うだろうなあ」というような思惑で問題をつくる。

で、過信があるとついそこにひっかかってしまうことがあるものです。

入試は落ち着いて受けてもらいたい。冷静さが大事だと言いましたが、本当にていねいに問題を読んで、じっくり考えてもらえればいいと思います。

自ら良くがんばって、なかなか良く解けた、と思っても、みんなが解けて合格しないこともある。

全然できなかった、と思ったけれど、みんなできなかったから合格した、ということもある。

だから、合不合はある意味時の運、と言う部分もある。子どもたちができるのは「落ち着いて力を出し切る」ということだと思うのです。

したがって入試における自信とは「自分の力を出し切る」自信であってもらいたい。

結果を気にするよりも、自分の力を出し切れれば大いに満足すべきだと思うのです。

ほら、よくプロの選手が言うじゃないですか。

「自分らしい試合ができればいい。」

あれは実は

「自分の力が出し切れればいい。」

ということだと思うのです。

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淡々と過ごしてもらいたい
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中学受験 算数オンライン塾

12月11日の問題
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この時期、優先する教科は?


まだ知識が十分でない、という状態であれば、理科、社会、国語の暗記をがんばってください。

これはそこそこできるようになっていないと、他の子どもたちに差をつけられる。だからある意味ディフェンシブな内容ではあるのですが、しかし、差をつけられないようにする、というのは大事なことです。

で、ある程度覚えられたなら、最早その知識の力が落ちないようにするべきではありますが、それ以上に知識を増やす必要はありません。

知識で他の子どもたちよりもとれる点数はわずかです。

知識では他の子どもたちに差をつけられない、ということに目を向けるべきであって、それができたらもうOKである。

で、残り、差をつけるためには算数をがんばるのが良いと思います。

算数は1問の配点がどうしても大きくなる。だから1問間違えれば、かなりダメージが大きいが、逆に確実に得点できれば合格が確実になる教科なのです。

なので、知識がある程度身についたのなら、算数をやるべきです。

ただし・・・

ここでは最早あまり難しい問題をやっても仕方がない。これもまた差がつかないからです。みんなできないから、できなくたって別に差はつけられない。

しかしそこそこの子どもたちができる問題を間違えると明らかに不利になる。

だからこの時期、算数のミスを徹底的に減らす工夫をすべきです。

これが最も得点力を上げます。

簡単な問題だからこそ、絶対に間違えない、という盤石の体制を敷かないといけない。

そういう練習をしっかり積み重ねてください。

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第165回 子どもの力を信じる
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今日の慶應義塾進学情報

優先順位
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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冷静さ

ここまで子どもたちがいろいろな準備をしてくるので、実際の入試は本当に僅差の勝負になります。

そういう状況で、合格するのに最も大事な要素は「冷静さ」だろうと思うのです。

古来、「気合いを入れて」「絶対に勝つと思って」みたいなことが良く言われ、素直な小学生はそういうステップを踏んでいるのかもしれませんが、しかし、本当は彼らだって知っていると思うのです。

とにかく冷静に試験を受けることが大事なのだ、ということを。

気合いが入りすぎて問題の条件を読み飛ばしてしまったら、アウトなのです。

この出題はいったい何を聞きたいのだろうか?

何を間違わせようとしてるのだろうか?(とそこまで深読みをする問題は少ないでしょうが)

問題文を読み、その題意を読み取り、また自分のできる問題をやり、できない問題は後回しにして・・・。

最後まできっちり時間を使って、「極力ミスは防いだ」ぐらいの感覚が持てていれば、まず間違いなく合格する。

だから、そういう冷静さを持ち合わせるために、後何を練習したらいいのか、考えるべきなのです。

気合いじゃあ、ない。気合いを入れようとするから、かえってプレッシャーがかかったりするのです。

なに、負けることもあるかもしれない。でも負けることは恥ずかしいことではない、ぐらいに思っていれば勝負事は怖くなくなります。

怖くなくなれば冷静さが生まれる。むしろそういうクールなところが、僅差の勝負には必要だと思います。

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条件を整理する問題
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中学受験 算数オンライン塾

12月9日の問題
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かぜをひく子

インフルエンザが猛威をふるっているようです。

ある私立中学は中1から中3まですべて学年閉鎖になってしまったそうですが、ここ数週間で一気に寒くなったので、やはりかぜもひきやすくなっている。

さらに子どもたちの体力が落ちたりすれば、抵抗力は弱くなります。

何かにつけて良くかぜをひく子がいます。

普段は決して弱そうには見えないのだが、なぜかかぜがはやると格段に弱い。

実はいつも結構無理しているのでしょう。

本人の気力はあるのだが、しかし、体力はめいっぱい使っているので、本当は結構疲れてしまっている。

だから、抵抗力が実は弱くてかぜをひいてしまうのでしょう。

確かに6年生になると、体も結構大きいし、もう大丈夫じゃないか、と思いがちですが、まだまだ成長途中。

やはり休むべきときはしっかり休んで体力を回復させていってください。

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塾の教材が多すぎる理由
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やらないものは視線から消す
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正月特訓って必要なの?


大晦日から元旦にかけては休むところもあれば、正月特訓をやるところもあるでしょう。

この2日間ぐらい、まあ、塾に行かなくたって別にいいじゃないか、という考えもあれば、「何を言ってるんだ、こういうときこそ、気持ちを入れて勉強するべきだ」という考えもあるでしょう。

別にこれはこうでなければいけない、ということではない。

家でゆっくりしつつ、体調を整える、というのも悪くはない。

また正月に塾で勉強するという、特別な経験をするのも悪い話ではないのです。

問題は、それぞれ子どもたちにとって受験に向けての準備が進んでくればいいだけのことです。

正月特訓があるから、熱心な塾だ、という話ではないような。

正月特訓がないから、実績がいまひとつ、という話でもないような。

ということなので、あまり気にせず自塾の方針にしたがって、充実したお正月を過ごしてください。

でも、やっぱり子どもたちにとってお正月は楽しい時間であってほしいと思います。

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読みやすさ
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中学受験 算数オンライン塾

12月7日の問題
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覚えられない、と思ってはいけない


この時期はとにかく知識を覚える、ということで、知識のテストを繰り返すわけですが、しかし、やはり得手不得手がはっきりします。

つまり、覚えるのが得意な子は一発で合格していくのに対して、覚えるのが得意ではない子は何度も追試にあう。

「覚えるの、苦手だと思ってるでしょ?」

「うん。」

「小さい頃から覚えるのが苦手だった?」

「うん。」

「じゃ、ここで変えれば?」

「え、変わるの?」

「変えるのは君だけどねえ。とにかく覚えられればいいわけでしょう?」

「うん。でも、時間がかかるんだ。」

「じゃ、時間かければいいんだよ。このテストのために、いつから始めたの?」

「昨日の晩・・・。」

「だから間に合わないんじゃ? 3日前ぐらいからやってれば、できたはずじゃないの?」

「だって他にやることがあるから・・・」

「でも、これに合格しないとまた同じ事を繰り返すんだよ?時間としては同じじゃない?」

「そうか、そうだね。じゃあ、次のテストはそうしてみる。」

ということで、準備が早まっただけで、何のことはない、合格するのです。

覚えられない、なんて絶対に思ってはいけません。

覚えるまでやればいいだけです、から。

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食塩水に関する問題
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どこを食べてる?
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消しゴムを使う前に

子どもたちが問題を解いているとき、横で見ていると、一気に消しゴムで消し始める子がいます。

きっと間違えたんだろうが、実は消しゴムは使わない方が良い。

今まで書いた部分にも正しい部分があるはずなのです。だから、それをうまく利用できるように考えていった方が良いのです。

それが答えの下書きであったり、計算用紙であるならば、消す必要など何もない。他のスペースで解き直せばいいだけのこと。

しかも解いている過程は書かれているわけだから、どこが違うのか、実際に良く見極める必要が本当はあるのです。

ところが一気に消しゴムを使うと、これまでのことが消えてしまうので、使える部分もなくなってしまいます。

消す、というのは本当に最後でいい。

もちろん解答用紙の答えは消して書き直さないといけないでしょうが、これはよし、消すぞ、と覚悟を決めて消す、ぐらいの慎重さがほしい。

解答用紙の答えを消す場合は、必ず問題番号を確認してから消すことです。

隣の答えを消して、後から気づいて大慌て、ということになりかねない。

心の中で指さし確認して、「よし、大丈夫」と唱えてから消す、ぐらいの覚悟で消しゴムを使うようにしてください。

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冬休みに何をする?
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12月5日の問題
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まとめてやってみる

歴史でも、地理でも、電気でも、まあ、テーマは何でもいいのですが、とにかく、「出るといやだな」と思っているものは、一度、まとめて問題を解いてみるといいのです。

どうも鎌倉と室町がごちゃまぜになっている、とか。

浮力がいまひとつ良くわからない、とか。

電話帳を取り出して、そういう問題だけ、まとめて解いてみるのです。

すると、気が付く。

「出るものは決まっている。」

そうなんです。同じようなテーマで絞り出してみると、結構、出題される内容は決まってくる。

これはある意味仕方がない。例えば鎌倉時代について小学生に聞けることはある程度決まってしまいます。大学受験のような問題を出せるはずがない。

だから、まとめてやってみるといいのです。

結構、不得意だと思っていることが短時間で解決するはずですから。

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解けるのだ、とまず思うことも大事なステップ
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塾では習わないこと
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鉛筆か、シャープペンシルか

最近の子どもたちの様子を見ていると、やはりシャープペンシルを使っている子の方が多いと思います。

入試では鉛筆でもシャープペンシルでもどちらでもよい、と言っている学校がほとんどなので、まあ、多くの子どもたちがシャープペンシルを使って受験していると思います。

しかしながら・・・

シャープは芯が詰まることがある。

これはこれで困ったことだから、やはり複数のシャープペンシルを持っていった方が良い。

あるいは鉛筆もやはり用意していった方が良いかもしれません。

良く塾では合格鉛筆を配ります。

合格シャープペンシルというのはあまり聞かない。

「わからない問題が出たら、この鉛筆を使え!」

という先生がいて、

「合格鉛筆を使ったら問題が解けた」

という子がいるので、そういうシステムが続けられているわけですが、どういうきっかけであれ、問題が解けるというのは良いことです。

ちょっと目先を変える、という意味でも、筆箱に両方合った方が良いかもしれませんね。


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第164回 どっしり構える
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中学受験 算数オンライン塾

12月3日の問題
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まずは我が家のプランを明確に

進学塾で最後の志望校に関する面談が続いていると思います。

ここにきて、すべての受験校を決めて出願をするわけですから、いろいろと迷うところはあるものの、やはり我が家のプランを明確にしておく必要があると思うのです。

塾側はやはり安全ということをまず考える傾向にあります。

全部落とすわけにはいかないという大義があるので、なるべく確実に合格できる学校を入れましょう、と言われるでしょう。

でも、いろいろ考えた末に、ここまでというラインを引いているのであれば、それはそれでいいのではないかと思います。

もちろん塾の先生の話も聞いた上で、再考する部分はあってもいいかもしれない。

ただある程度明確にこうしようと考えたプランには自信をもってください。

ひとつ変えてしまうと、いろいろ影響が出てくるし、やる過去問も変わるし、対策することも違ってくる。

家庭が決めたプランはそれまでいろいろなことを考えた結果なので、やはりあまり変えない方が良いのではないかと思います。

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条件を整理する問題
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傾斜配点
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