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問題を先に読む

国語の読解の問題は、普通、採録された文章の中に根拠があり、その根拠に基づいて答えが決められるように作られています。

例えば選択肢が3つあるとして、1つはもちろん、文中の根拠に根差した選択肢であるが、もうひとつは書いてない、またもうひとつは本文の根拠とは全く正反対のことを言っている、などというように、文中を根拠として判断ができるように作ります。

ということは、逆に言えばその部分を的確に見つける力、というのが国語の文章読解の問題では最も必要なことになるわけです。

だったら問題を先に読んでおくのもひとつの方法ではあるでしょう。

どんなことが問われているのか、一通り確認してから本文を読み始めてもいいかもしれない。ただし、最近の問題は問題数が多くなっていて1つの長文に関して12問ぐらいあることが多くなりました。

だから、全部の問題を確認する、といってもそれはそれで大変ではあるから、慣れていないとうまくいかないかもしれません。

ただ、この方法にはもうひとつメリットがあって、問題文を読まずとも答えられる場合があることです。

例えば漢字の書き取り、慣用句表現、熟語の構造、文の分類など、その部分だけ確認すれば答えられる。とすれば時間切れになる前に得点することも可能になるわけです。

なので、一度、過去問などで試してみてもいいかもしれない。その方がやりやすければ、問題を先に確認してから解き始める方が一呼吸あっていいでしょう。ただ、どうも違和感があるのであれば、無理にそうする必要もありません。

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今日の田中貴.com

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