goo blog サービス終了のお知らせ 

中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。

問題の図に書きこまない

2013年04月28日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
子どもたちがやった過去問やテキストを見ていると、図にいろいろな書き込みが見られます。

中にはいろいろ考えて線を引いたために、実際の問題の図がわからなくなってしまう、ということもあるものです。

最近の子どもたちは自分で図を描くというのが下手になりました。これはやはり問題を板書したり、解説を写す作業が減っているからだと思います。テキストを配り、解答・解説を配れば、先生が板書した解説を写さずともわかるので、別に後で苦労しない。というので、板書を写さないということも多くなったかもしれません。

しかし、これでは子どもたちの図を描く力がつかない。

だから塾の先生はなるべくテキストの問題をやりたがらない、という面があるのです。ところが、この授業は板書を写せなければ、その授業の様子が残らない。我が子のノートを見て、何が書いてあるのかわからないから、お父さん、お母さんが塾に電話をする。

「いったい何を授業でやっているのか、さっぱりわからないんですけど。」

その通りでしょう。

子どもがノートを書いていないわけだから。それで、だんだんプリントは厚くなっていった面は否定できないと思います。直接先生の授業が入っているわけではないが、一応やったことは、こういうことでした、というのがテキストやプリントの内容なのです。

しかし、実際の授業はもう少し高度なことをやっているかもしれません。

だから、早い段階から板書を写せるようにする。

そして問題を解くとき、決して問題の図を使わない。自分で図を描くべきです。

問題の図は、そのまま情報としてとっておかないといけない。

だって書きこんで最早原型をとどめなくなったら、元になっている情報が正しいかどうか、わからなくなってしまうのです。つまり本人は確かめようがなくなる。

このことは、今後勉強を進めていくうえでとても大事なことです。

テストの時は時間がないから、というので、問題の図を使う子が多いかもしれませんが、ここでも同じです。

自分で図を描けば、いろいろな視点から考えられる。自在に自分で図が描けるからこそ、問題は解けるようになるのですから。

==============================================================
今日の田中貴.com

円とおおぎ形
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾

4月28日の問題
==============================================================

==============================================================
お知らせ
算数5年前期第14回 算数オンライン塾「数の性質」をリリースしました。
詳しくはこちらから
==============================================================



にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村