ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

長く吐く呼吸を伴いながら座禅を行っていると自然と宇宙を考える

2014-10-20 07:48:40 | 座禅

 私は、静かにひたすら長く吐く呼吸を行いながら、吐く息を体の中へ吐きながら、部屋を真っ暗にして胡座を組んで、座り続けました。 1時間は座ります。

 

 意識は体の中へ吐く呼吸に集中します。 呼吸の度に、吐く息が喉から気管支を通り、肺から下腹の臍下丹田に向けて入っていくのを、追うようにして、そのことだけに意識を集中します。

 

 そんな座禅を行っている最中にも、ふと「無」とか「無心」について、思いを寄せます。 

 

 宇宙ステーションから地球を見る映像を テレビで放映されることがありますが、その茶色い大地、青い海、白い雲が写しだされています。

 

 その映像を思い出しながら、大きく見えた地球から、少しずつ離れていきます。 バスケットボールぐらいの大きさまで見えるところまで離れていきます。

 

 更に離れて、ソフトボールぐらいの大きさになるまで離れていきます。 更に離れて、ピンポン玉の大きさになるまで離れていきます。 

 

 更に離れて点にしか見えなくなりました。 更に離れて行くともう殆ど見えなくなります。 気がつくと広大な宇宙に、自分一人がいることに気がつきます。 無限大の宇宙に自分ひとりとなると、耳が自然と、水の中に潜水した時に感じる、キーンとなってきます。

 

 無限大の宇宙を感じる時です。 また無限大の中にぽつんといる自分ひとり、ゼロ(0)=「無」を意識する時です。


自分が喫煙を止めてから喫煙者に対する態度が変わるという

2014-10-18 08:35:08 | 文化

 今朝、舞台制作に関わってきた方と出会い、事務所まで来ていただいて、お話をさせていただきました。 小学校の級友の新橋耐子さんや、高校の級友の吉田日出子さんや演劇部で活躍した江守徹さんの、舞台製作者側から観た側面を、話してくれました。

 

 その中で面白いと思ったのは、長い間、喫煙をしながらも、自分が喫煙をやめてからの、周りに対する態度でした。

 

 浅利慶太さんは、若い頃から学生のような雰囲気を持っておられたとのことですが、自身の喫煙をやめた途端に、自分の傍でタバコを吸うような人は、直ぐに来なくて良いと話されたそうです。 厳しい面があったものの、優しいさも兼ね備えていて、その方は好きだったといいます。

 

 宇野重吉さんとは、粘り濃いところが有り、お芝居の舞台制作の面で、なかなかOKがもらえず、舞台が始まる寸前まで続き、最後は喧嘩になったという話をしておりました。

 

 宇野さんも病気の関係で喫煙をやめられたそうですが、自分の周りでの喫煙を禁止されたとのことです。 浅利さんのように即、首ということにはならなかったものの、対応の違いがあったといいいます。

 

 朝から楽しい話が聞けました。 残念ながら今朝の朝歩きは、従って中止でした。


素直な表現を大切にしたいと いつもは思ってはいるのですが

2014-10-17 08:49:48 | 健康づくり

 自分がこれまでの人生の中で、様々な方々と出会って、素敵な人だなあと感じたことを通して、自分は手遅れだけれど、子供にはこう育って欲しいと思ったことは、素直な表現をできるようにと願ったものです。

 

 素直な表現とは、持って生まれた感じ方を、そのまま表現するということです。 素直な表現は、人に感動をもたらすことが多いからです。

 

 子供が育つ過程で、大人たちは、自分の経験や感情を、子供に伝えようとしますが、必ずしも純なものではないのが、現実です。 むしろ、私たちは、子供が本来持っているものを、フォローするような形で接する必要があるはずです。

 

 高齢者の仲間入りをしている私にとっては、ある意味では深夜の1時間でも、静かに座っていることが、心と脳を今までの生活のアクをとってくれて、なおかつ心を磨いていてくれるような感じがいたします。

 

 若い頃にはクラシック音楽を、積極的に聴こうとはしませんでしたが、ヴァイオリンの音色やソプラノの音声に、心がいたく刺激されるのです。 また最近では、レクイエムを聴くようになってきました。

 

 そんな刺激を続けているせいでしょうか、人と接する時の姿勢が、若い頃とはちょっと違ってきたのかなあとも思うのですが。


天の蔵に徳を積む という言葉を思い出し

2014-10-15 07:23:44 | 健康づくり

 昨夜の1時間の座禅で、天の蔵に徳を積む という言葉を思い出しました。 自分自身は、これまで決して良いことをしてきた訳ではありません。

 

 いつの日にか、そんな言葉があることを知りました。 出来ることなら、自分も天の蔵に徳を積みたいと、考えるようになりました。

 

 先ず自分の行いを根本的に改めなければならないのですが、いつも意識の底には、潜在的に持っていました。

 

 自分の存在、行動が、周りの人にお役に立っているのか分かりませんが、私自身は、どのように喜んでもらえるか、楽しんでもらえるかを、無意識のうちに考えるようになっている感じがします。


級友の声かけとタイミングがよく座禅を始めることになり

2014-10-14 08:35:53 | 座禅

 今は亡き千葉に住んでいた級友の呼びかけで、私は生まれて初めて静功という静かな気功を行うことになりました。 考えてみれば、ちょうどその時に、心臓周辺で違和感があり、知り合いの看護婦さんに、どこの病院に行って検診したらよいかを聞いていました。

 

 それにしても参加費がとても高く、週1回3時間で32,000円で、入会金が1月分、参加費の前納分もいれると、最初に96,000円が必要でした。 先ずどこから。このお金を捻出しようかと思いながらも、しばらく考え込んでしまいました。

 

 でも気功は体には良いということは聞いておりましたので、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、参加することにしました。 

 

 初日に、先導者(中国からのちょっと年配の留学生)から話を聞いてから、部屋を真っ暗にして1時間座ることになりました。 先導者は、胸の中心が熱くなるようなイメージを持って座りなさいということでしたが、私自身は、ひたすら長く吐く呼吸を行っていました。

 

 何故、その時に長く吐く呼吸を行っていたかは思い出すことはできませんが、先導者は、そのことについては一言も話してはいませんでした。

 

 息を長く吐く時には、ふと極真空手の創始者である大山倍達の映画「空手バカ一」で観た、息を吐きながら演舞を行う姿を思い出しました。 いわゆる呼気の息音が聴こえるように演舞する姿です。

 

 ごく自然に息を長く吐くときに、息音が聴こえるように吐いていました。

 

 1時間の静功の時間は、あっという間に過ぎて行きましたが、そのちょっと手前で、頭のてっぺんで電子の輪の帽子を被っているような感じになったのです。 いま思い出してみると、頭のてっぺんにある百会が活性化したのでした。

 

 そんな体の変化があったので、それから毎日、時間があれば、軽く目を瞑って長く吐く呼吸を行っていました。 勿論、夜は半身浴でお風呂に入った後で、そのまま布団の上で、隣室で家族がテレビを観ていて、その音が聴こえる中で、部屋を真っ暗にして、普通の胡座を組んで、長く吐く呼吸を行っていました。

 

 そんな毎日の生活を行う中で、ある日、突然、自発動という気が勝手に動く現象を伴いながら、下腹の臍下丹田が心臓のように、鼓動を始めたのでした。


友人の家具を見に立川のイケヤに行ってきましたが

2014-10-13 10:49:26 | 文化

 昨日は、足の調子が悪く、日常生活を行うのにソファーとベットが兼用になっている家具を買いたいので、と友人が云うので一緒に出かけてきました。

 

 イケヤの家具が載っている少し厚手の本を、立川周辺の住宅に全戸配布したようです。 イケヤの名前は知っていましたが、家具そのものは見ていませんでしたので、自分でも内容を知りたいと思い、行ってきました。

 

 2階建ての建物ながら、ぐるぐる店舗内を回ることになりました。 日本のデパートのように見たくないものがあれば、途中で階を変えたり簡単にできるのですが、イケヤの場合は、出口を探すのにひと苦労です。 もっとも初めてだからでしょうが。

 

 また複合の商品の場合の価格表示が、余りよく分かりませんでした。 お客さんの数の割合に、お店の人の数も少なく、説明を受けたくてもなかなか受けられない状況でした。

 

 昔、私が家具を小田急ハルクで買った時のような買いやすさは、なかったように感じました。 年寄りには買い物を楽しむというよりも、疲れるという雰囲気でした。 子供連れの家族にとっては、楽しいかもしれませんが。


会社人間がお遍路を歩くことで社会人間になったという山下正樹さん

2014-10-12 07:56:44 | 文化

 今朝の「こころの時代」というテレビ番組で、会社人間がお遍路を歩くことで社会人間になったという山下正樹さんが、話をされていました。

 

山下さんは、大手都市銀行に勤め、それなりの出世を考えていましたが、47歳の時に出向になり、挫折感を味合うことになりました。 またその時に尿管結石で1ヶ月間、入院することになりました。

 

そんな時に、お遍路を旅する本を読まれたそうです。 57歳の時に早期退職し、初めてお遍路の旅に出られました。

 

四国の88箇所のお寺を旅する中で、自分自身の足で歩き、改めて自分を見つめ直しました。 またお遍路の途中で、おもてなしの接待を受け、自分は生かされていると、感じたそうです。

 

お遍路の旅の素晴らしさを伝えたいという気持ちを持ち、またお遍路の昔の道をみんなの協力で調べ、新しい旅の道も作り出しています。

 

今までお遍路の旅は、8回、逆回りも含めて行ったという話ですが、地元の学校でのお遍路の授業をも、受け持つようになったということです。

 

お遍路の文化、おもてなしの文化が、脈々と伝えられていることが、とても素敵なことと感じました。 私は未だお遍路の旅をしたことがありませんが、いつの日にか行きたくなるようなお話でした。


運動をしていないと細胞の弾力性が失われてくるのではないか

2014-10-11 07:35:10 | 

 親しくしている友人が、先日お昼ご飯どきながら、「運動していないせいか、腸の蠕動運動が活発になっていないらしく、ここのところ便秘気味で困っている」と話してくれました。

 

 実は、かくゆう私も、前立腺の生体採取をお尻の穴から、針を刺しておこなった時に、結果的に針で刺した跡が、憩室という袋状のものが腸に出来てしまいました。 そこに細菌が溜まって炎症を起こし、腸と膀胱が繋がってしまったのです。

 

 普段から体を動かし、朝歩きでもしていれば、体内のインナーマッスルが鍛えられ、目には見えないけれど、一つ一つの細胞も弾力性が持てていれば、針の穴など跳ね返して、元どうりの腸内のヒダに回復していたのではないかと、思うことがあったのです。

 

 幸いに友人の便秘は、その後、回復したと連絡がありましたが、改めて日常的な体の運動の必要性を感じました。


息を吸う時には胸を膨らますというよりも下腹を凹ますように

2014-10-10 06:58:11 | 逆腹式呼吸

 深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸、体の中へ吐く呼吸は、はじめに大きく息を吸います。 胸いっぱいに息を吸うのですが、当然のように胸は膨らみますが、長く吐く呼吸に慣れたならば、今度は胸を膨らますというよりも、下腹を凹ますようにします。

 

 私たちの下腹には、ぜい肉がいっぱい付いているため、なかなか大きく下腹が凹むということはありません。

 

 海に深く素潜りされる方の映像を、時々見ることがありますが、お腹の皮が背中に届くような感じで、下腹が大きく凹む姿をみます。

 

 深海に潜る方は、できるだけ息を吸いますが、胸で息を吸うという感覚よりも、下腹を目いっぱい凹ますような雰囲気です。

 

 息を吸うときには、下腹の丹田では気を吐く。 息を吐くときには、下腹の丹田では気を吸う、という感覚が、長く吐く呼吸、体の中へ吐く呼吸を継続的に行っていると、感得されてくることなのですが。

 

 この長く吐く呼吸は、出来ることならば1時間は、行っていただきたいものです。 1時間、継続的に行うことによってこそ、感得できるものがあるのです。


いい時よりもどん底のほうがよい 這い上がるだけだからとノーベル賞の中村さん

2014-10-09 07:14:30 | 文化

 ノーベル物理学賞の受賞が決まった中村修二さんの言葉が、記事になっていました。 徳島大学を経て地元の日亜化学工業に入って、研究開発をしながら製品を創るものの、なかなか売れるものがありませんでした。

 

 そんな中で社長に直談判をして、青色のLED照明の開発に取り組むことになりました。 米国の大学の留学を経て、結果的に青色のLED照明の開発に成功しました。

 

 日本社会の変化の遅さに嫌気をさし、研究の更なる深化を求めて、米国の大学に移りました。 現在では、LED照明の効率を上げることや、半導体レーザーの開発に取り組んでおります。

 

 そんな中村さんが好きな言葉は「成者必衰」。 

 

 「いい方向に行ったら落ち、また上がる。 人生はその繰り返しです。 いい時よりも、どん底の方がいいんです。 這い上がるだけだから」

 

 改めて、いい言葉だなあと感じました。