ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

息を吸う時には胸を膨らますというよりも下腹を凹ますように

2014-10-10 06:58:11 | 逆腹式呼吸

 深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸、体の中へ吐く呼吸は、はじめに大きく息を吸います。 胸いっぱいに息を吸うのですが、当然のように胸は膨らみますが、長く吐く呼吸に慣れたならば、今度は胸を膨らますというよりも、下腹を凹ますようにします。

 

 私たちの下腹には、ぜい肉がいっぱい付いているため、なかなか大きく下腹が凹むということはありません。

 

 海に深く素潜りされる方の映像を、時々見ることがありますが、お腹の皮が背中に届くような感じで、下腹が大きく凹む姿をみます。

 

 深海に潜る方は、できるだけ息を吸いますが、胸で息を吸うという感覚よりも、下腹を目いっぱい凹ますような雰囲気です。

 

 息を吸うときには、下腹の丹田では気を吐く。 息を吐くときには、下腹の丹田では気を吸う、という感覚が、長く吐く呼吸、体の中へ吐く呼吸を継続的に行っていると、感得されてくることなのですが。

 

 この長く吐く呼吸は、出来ることならば1時間は、行っていただきたいものです。 1時間、継続的に行うことによってこそ、感得できるものがあるのです。