深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸、体の中へ吐く呼吸は、はじめに大きく息を吸います。 胸いっぱいに息を吸うのですが、当然のように胸は膨らみますが、長く吐く呼吸に慣れたならば、今度は胸を膨らますというよりも、下腹を凹ますようにします。
私たちの下腹には、ぜい肉がいっぱい付いているため、なかなか大きく下腹が凹むということはありません。
海に深く素潜りされる方の映像を、時々見ることがありますが、お腹の皮が背中に届くような感じで、下腹が大きく凹む姿をみます。
深海に潜る方は、できるだけ息を吸いますが、胸で息を吸うという感覚よりも、下腹を目いっぱい凹ますような雰囲気です。
息を吸うときには、下腹の丹田では気を吐く。 息を吐くときには、下腹の丹田では気を吸う、という感覚が、長く吐く呼吸、体の中へ吐く呼吸を継続的に行っていると、感得されてくることなのですが。
この長く吐く呼吸は、出来ることならば1時間は、行っていただきたいものです。 1時間、継続的に行うことによってこそ、感得できるものがあるのです。