私たち設計仲間で作った協会が、30年になりました。 多摩市のまちづくりに、これまでも何らかのお役に立てればと、協力してきました。
唯一、残っている事業としては、5月の連休中に行う 木片チップによる積み木遊び です。 これは多摩ニュータウンの多摩センター地区で、ガーデンシテイ多摩フェアーに第1回から参加し、現在は子どもまつりとして継承され、続けられています。
9センチ×9センチ×2.4センチの大きさの木片チップを、建設会社の協力で作って貰い、それを青空の広場で子供たちに、遊んでもらおうという考えで始めました。 積み木遊びを通して、ひとりでも良いから将来、デザイン方面に関心を持ち、その方面に進んでもらいたいという願望を持っていました。
今や木片チップも1万数千個になり、それでも不足気味で、チップの取り合いになります。 子供に負けじとお父さんやお母さんも参加されます。
私たちは作られた作品を写真に撮り、住所、年齢、名前を聞いて、後から送ります。 写真は後で私たちが集まって、素敵な作品には図書券を3000円、2000円、1000円に分けて写真と感想文を一緒に送ります。
私たちの会費は年5000円ですが、少ない会費の中から捻出して、お送りします。 時々、感謝のお手紙をいただきます。 参加者の子供たちの中には、一橋の大学院に進み、既に社会人になっておられる方もいます。
そんなことを続けながら、もう30年経ったのだなあとの感想を持ちながら
旅行に行ってきます。