ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

建物の耐震偽装は姉歯元建築士の個人犯罪でした

2006-06-23 08:37:23 | 社会・経済
 国会での証人偽証で姉歯元建築士が、告発されることになりました。 木村建設の元東京支店長からプレッシャーがあり、構造計算書の偽装を行ったと言っておりましたが、木村建設と付き合う1年前の建物でも、耐震偽装されたものがあり、追求した結果、初めて20m以上の高さの建物を構造設計して、何回、数値を入れて計算してもエラーが出て計算が終わらず、ここでしくじると仕事が来なくなることを考え、耐震偽装をしてしまったということです。
 人のせいにしたほうが自分にとっては都合が良いので、そのようにしましたということです。 姉歯元建築士は、木村建設の経済設計へのプレッシャーとか、病弱な妻のために耐震偽装を行ったといってきましたが、全ては自分の技量のなさからなのでした。
 民間の確認検査機関のイーホームズも槍玉に挙げ、ほとんど構造計算書を見ていないようだったといっては、結果的にイーホームズを廃業に追い込んでいます。 ましてや、構造的な経済設計に対する問題はあったにせよ、ヒューザーや木村建設、総研や多くの建築主や分譲マンションを買った人々に、多大の迷惑をかけてしまっています。
 建築の設計に携わるものとして、自分の首を自分で絞めるようなことはしませんし、真面目に仕事をやっている方が多いのが現実です。 建築行政のあり方が問われた問題であるとはいえ、早く収束してほしいことでした。