ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

無財の七施 とは

2021-03-15 14:14:15 | 気づき
無財の七施とは、どのような意味でしょうか。 無財とはお金や物を持っていないと云うことです。 七施の「施」とは、お布施(ふせ)のことだと云う。 仏教では布施を施すことを最も大切な仏道修行としています。「施しは無上の善根なり」と云う言葉もあります。

施しとは、物でもお金でも、今それを必要とする人々のために心を込めて捧げることです。然しながら、どんなに尊い仏道修行でも、無いものは捧げることが出来ませんが、お金や物を持ってが無くても出来る施しがあると云う。 それが無財の七施と云うのです。

その七つの布施とは、

一、眼施(慈眼施)
慈(いつく)しみの眼(まなこ)、優しい目つきですべてに接することである。

二、和顔施(和顔悦色施)(わがんえつしきせ)
いつも和やかに、おだやかな顔つきをもって人に対することである。

三、愛語施(言辞施)
ものやさしい言葉を使うことである。しかし叱るときは厳しく、愛情こもった厳しさが必要である。思いやりのこもった態度と言葉を使うことを言うのである。

四、身施(捨身施)
自分の体で奉仕すること。模範的な行動を、身をもって実践することである。
人のいやがる仕事でもよろこんで、気持ちよく実行することである。

五、心施(心慮施)(しんりょせ)
自分以外のものの為に心を配り、心底から、共に喜んであげられる、ともに悲しむことが出来る、他人が受けた心のキズを、自分のキズのいたみとして感じとれるようになることである。

六、壮座施(そうざせ)
わかり易く云えば、座席を譲(ゆず)ることである。疲れていても、電車の中ではよろこんで席を譲ってあげることを言う。さらには、自分のライバルの為にさえも、自分の地位をゆずっても悔いないでいられること等。

七、房舎施(ぼうしゃせ)
雨や風をしのぐ所を与えること。たとえば、突然の雨にあった時、自分がズブ濡れになりながらも、相手に雨のかからないようにしてやること、思いやりの心を持ってすべての行動をすることである。

以上が無財の七施です。 ネットで検索して自分自身が理解するために、改めて簡略に記載してみました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿