ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

ちょっと遅いかも知れませんが脳の活性化を 長く吐く呼吸で

2020-02-19 03:55:33 | 逆腹式呼吸

自分の体験を通して、深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸が、結果的に脳を絶えず刺激する様になることを感得しました。 ここでの逆腹式呼吸は、一般的な禅宗で云うような呼吸法ではありません。

肺で行う呼吸と下腹の臍下丹田で行う気の呼吸とは、同期しないのが体の自然な生理的な動きであることを、感じました。 肺で息を吸う時には、臍下丹田では気を吐くのが自然です。 息を吐く時には、臍下丹田では気を吸うのが自然な体の動きなのです。

思い出して下さい。 ラジオ体操の深呼吸を。 大きく息を吸う時には胸は拡がり、下腹は凹みます。 息を吐き出す時には、下腹は元の大きさに戻ります。 意識していなくても自然に、そのような呼吸を行なっていたのです。

ここでの呼吸法は、鼻だけで呼吸を行います。 また息を吐き出す時に、普通に息を鼻から吐くのではなく、イメージで息を出来るだけ長く体の中へ、吐き入れるのです。 実際には息は少しずつ鼻から出てはいるのですが、あくまでイメージで息を体の中へ吐き入れるのです。

この呼吸法を日常的に、あらゆる場所、あらゆる時間を使って実践します。 すると意識しなくても、息を吐く出す時に体の中へ吐き入れるようなこきゅうが、自然にできるようになります。 自分自身で確かめられるように、吐き入れる時に息音が聴こえるように吐きます。

この呼吸法は、息をイメージで体の中へ吐き入れているだけですが、実際には自分でも分からないことですが、宇宙の気が眠っていた経絡(気の通る路)を目覚ませて、経絡を通して気が体の中へ入って行きます。 吐く息は少しずつ鼻から出て行くのですが。

経絡は血管や神経の腺と絡み合うように流れているといわれ、経絡の気の通りを良くすることによって、神経の腺を刺激します。 特に微細な神経の腺が集中する脳は、刺激を受けやすくなっております。

ここでの長く吐く呼吸を日常的に行うことによって、絶えず脳内の神経細胞を刺激することになり、脳を活性化することになります。 私は深呼吸の要領で行う、ここでのながくはくこきゅう、イメージで息を体の中へ吐き入れる呼吸が、痴呆症を結果的に遅らせることになるものであると、確信しております。



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